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最初の転職

職場環境が、
体調に負荷をあたえるからといって、
すぐにやめるのは得策ではないと、
就業中から転職活動を始めました。

辞める一ヶ月前には決めていきたいと、
職安へ行って仕事を探しました。

といっても、
実は、この辺よく覚えてないのです。

職安の場所が、市内唯一の私鉄の沿線にあったのを覚えているので、多分職安に通ったのだと思います。

環境、立ち仕事でつかれていたわたしは、
下手と言われていましたが、
絵が好きということから、
印刷に関する仕事をしてみようと、
写植の会社に応募しました。
そして、
その転職は、スムーズにすすみました。

入社して一ヶ月の、写植機操作の研修の後、
実務に入りました。

写植機というのは、
ガラス版にネガで印字された文字を
印画紙に一字ずつ撮していく機械です。

ガラス版に、印字された文字の位置は決まっているのですが、第一水準の漢字が全部配置されているので、覚えるのはなかなか大変でした。

そして印画紙に印字した位置は、
写植機の表示装置に、点が打たれるだけで、
現像するまで、正確に文字が採字できたかわかりません。
(上級機の表示装置はディスプレイになっていて、文字の確認ができました)

現像したものを確認して、誤字があったら、文字を打ち直して、張り替えて修正する。

修正は、誤字の部分を薄剥ぎして、
修正用の文字も薄剥ぎして貼り替えるという、
ちょっとした専門技術作業。

薄剥ぎっていうのは、
印画紙の感光剤(乳剤)と樹脂面のみ剥いで、土台の紙は残す剥ぎ方で、修正箇所に厚い影がかからないようにする技術。
カッターの扱いがうまくなりました。
趣味のまんがでも応用できるようになりました。

職場のスケジュールは、
毎週火曜に来る区画ページものの締切があり、
わたしはその最終修正まで残るのが常でした。

そんな日々、
有る社員さんが出勤してこなくなりました。

ノートでこれをかくようになって、
自分の棚卸しが、少しずつできるようになっています。

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