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8年前の桜シーズンの原宿迷路

8年くらい前に東京へ旅行しに行った頃、まだ私の携帯には海外でインターネットを繋げることができませんでした。

ちょうど桜のシーズン、私と知り合いが原宿にやってきました。でも知り合いがパスポートか何かをホテルに忘れてしまったから取りに帰って、プリズムストーンで待ち合うよう約束したのです。

私が原宿駅に出てすぐ道に迷ってしまいました。
近代的な建物がいっぱい聳えて、私がチェックしたプリズムストーン近くのグーグルマップと全然違う。インターネットにも繋げられないし、すごく焦ったのです。

途方に暮れた私が人に道を聞くしかなかった。男児を連れているお父さんに、若いカップルに、優しそうなおばあさんに。近代的な建物をくぐり抜け、住宅街をくぐり抜け、最後に西洋風な建物が並んでいる通りに出たら、桜のトンネルとプリズムストーンはついに目の前に現れたのです!

まさにあの有名な漢詩の通り:

山重水複疑無路
柳暗花明又一村
現代語:山が重なり川がくねり、もう道がないと思ったが、柳の影と花の明かりの向こうに村が現れた。

陸遊(宋)

PS:結局プリズムストーンでもらったプリチケを切符と間違えて改札口に入れて引っかかってしまい、駅員さんを呼んで取り出すしかなかったから、大事なプリチケは駅員さんにパキられてしまいました(泣


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