あなた泳ぐひと、私歩くひと
なんの変哲もない、2羽のオオバンである。
向こうの方から、2羽仲良く泳いできてた。
この鳥、泳ぐとき左右に首を振るクセがあり、
両脚で交互に蹴るときに、そのように首を振る様子だ。
その様子を見ていると、すれ違う寸前に、岸に近い1羽が岸に上がり、そのまま歩きだした。
あまり後ろへ蹴る感じもない、ヨチヨチした歩き方。
しかし、……意外にも、泳ぐより若干速いようなのだ。
泳いでるもう1羽を置き去りにしていく。
振り返ると、水路は100m程真っ直ぐ続いている。
オオバンたちの前途は長い。
それでも、飛ぶのが面倒なのか、歩き泳いで行くようだ。
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