未公認・NEWSPICKS版 10大サイエンスニュース(結果発表)

2018年、さまざまなことありました。
サイエンス記事だけを見渡しても、数百はピックはあったのでないでしょうか。
皆さんに協力いただきまして、ノミネートを受け、投票で選出した10大ニュースです。
熱心にノミネート・投票に協力いただきました皆さん、ありがとうございました。

2019年は、元日早々、準惑星への探査機接近・撮影があります。
日々驚かされ、目を見開かされることを期待しながら。

10大ニュース
○グラフェン2層間の角度をずらすことで超伝導性と絶縁性の両方を生み出すことに成功
https://newspicks.com/news/2869788
4票
※角度のズレがあるだけだから、層の重なる方向にも構造の周期性ができて……と考え始めるとなんとなく説明できそうに錯覚してしまうのが、ワナ(苦笑)?

○幻の「マヨラナ粒子」の存在を実証、量子コンピューターの進化に期待
https://newspicks.com/news/3166688/
4票
※たとえば結晶でもモデルの姿が、破綻なく行き渡る「完全結晶」というものは、ほぼない。その不完全・不連続の理由になる「欠陥」のおかげで、擬似的な「粒子」がネガのように浮かび上がる。そこまでは、よく使うモデリングなのだが、ここでは、今のところは非実在とされている粒子に等価な振る舞いをするものが見つかったという、不思議。

○情報の幾何学から熱力学的な不確定性原理を発見
https://newspicks.com/news/318457/
3票
※(勉強不足です……)

○世界に一つだけの「三角形ペア」発見 慶大院生2人証明
https://newspicks.com/news/3325188/
3票
※大きな壁を超えての発見。それを理解できるのだが、この発見を見て、次どういう展開ぎあるのだろう、と膨らむ余地が浮かばない、そこが評価に迷いが出る。が、見逃さずに評価された、選者の皆さんにも敬意m(_ _)m

○小さい粒子をブロックして大きい粒子を通す――通常と逆に機能する液体フィルターを開発
https://newspicks.com/news/3346632
3票
※原理が図にすぐ描ける稀有の発明。原理だけなら、コロンブスの卵みたいなレベル。その原理を確実に出現できる物質とに結びつけた。

○有機化学は炭素に限るか? ~有機化学と無機化学を隔てる百年の謎に終止符 ~
https://newspicks.com/news/3092482/
2票。
※故カール・セーガン氏が著書で提起していた、ケイ素由来の生態系はありうるか、という問いへの理論的にな答えでもありました。

○摩擦発生のメカニズムを分子レベルで解析
https://newspicks.com/news/3369378
※前項に続き、よく知られたマクロ現象を原子レベルの動的な描写に落とし込む試み。

○毎秒10兆フレームのカメラは光をスローモーションで捕らえる
https://newspicks.com/news/3381727
※光を物質が吸収するのにかかる時間は100億分の1秒の桁。光化学反応の反応時間は1億〜10億分の1秒の桁で時間がかかる。このカメラの捉える10兆分の1秒が、いかに短い桁か、書きながらも私も想像ついていない。

○核スピン由来のスピン流を世界で初めて検出 ~スピントロニクスに新たな可能性~
https://newspicks.com/news/3404307
※(勉強不足です……その2)

○「キログラム」の定義、変更を決定 「アンペア」なども
https://newspicks.com/news/3467897
※17年に方針決定されていたのが、国際機関で採択された、というニュース。いわば2年がかりの受賞。実在する基準の分銅の重さで決める、というものから、電気化学での事実……たとえばメッキでの電流・時間とメッキされる金属の量との比例関係で定めた1モルを、精密な原子・分子の個数へと精度を高めた……そんな背景のある出来事でした。

#10大ニュース #サイエンス #10大ニュース2018

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