タマテバコの片隅から(リュウグウサンプル見学記)

はやぶさ2のサンプルの展示を、名古屋市科学館に見に行った。(23日までの開催で、比較的空きがあるようです)

1月にも、サンブル格納のカプセルの見学に行ったのに、とか、
黒い砂粒をみることできるだけだろ、とか、言われそうだけど、
最後まで見届けると心に決めた身、そうそうのことで引き下がれませぬ。

会場は、生命館の地下。帰還カプセルの部品と一緒に並べ、見学時間1時間の入替え制とした展示でした。

・帰還カプセル展示は春先にあったものと同じ内容ながら、説明の動画上映があり、部品相互の関係がわかりやすかった。
・サンプルは、1回目タッチダウンで採取のもの。
練炭に比べ、ずっと黒く、ややツルッとしている印象。また、目を動かすと、左上にキラッとするものがあった(封止樹脂の泡かも)

さて外に出ると、

出口真正面が、名古屋ゆかりのノーベル賞受賞者についての展示。
下村脩さんのコーナーと相対する。
2種のタンパク質の間でエネルギーを受け渡しし、発光するメカニズムの説明。

リュウグウサンプル内のアミノ酸から、このタンパク質の誕生までに、どんなつながりがあるだろうか?

 その長い『進化』の過程には、どこかのタイミングで

野依先生の、不斉反応にかかわる触媒もかかわっているのだろうな、きっと。

……が、100件にも及ぶだろう、ノーベル物理学・化学賞の成果を寄せ集めても、

まだ、『進化』の過程の説明は、とぎれとぎれ……。

けれど、想像を刺激される話である。


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