『ワレワレ地球人ハ、思イ込ミニ、支配サレテイル』

お寒うございます。
寒いし、ドカ雪が来そうだし、雪にならない地方では空気が乾ききっているし、で、
いかにもインフルエンザが流行りそうなこの頃ですね。
そんな時期に、なぜやるのか、なのが、大学入試試験。
今年も進行中、先週も、センター試験がありました。

そのセンター試験で、宇宙人との接近が起きました。みなさん読まれましたでしょうか?
英語の試験に題材としてでた、『ある惑星探査中の乗組員の手記』を。

今更ながら、ですが、
『ワレワレ地球人ハ、思イ込ミニ、支配サレテイル』
(謎の宇宙人風に読んでもらえると、モアベターよ(^^; )
わけだな、と思ってしまう文でもありました。

平成30年度 英語筆記試験 第5問
(東進グループのホームページへリンクします)
https://www.toshin.com/center/sp/eigo_mondai_5.html

最初は若干の違和感を持ちつつも(陸地を、dryな区域と表現していたりして)、地球人の、他の惑星の探査途中かなと思ってたんです、私も。
が、妙に水の中にこだわって、文明化した生物を探そうするし、
『我々に似た外見の生物を見つけた」と興奮して描写している相手が、どう見てもタコ(蛸)だし
ということで、私もようやく気づきました。
これは異星人の手記なのだ、と。
……ここまで鈍いと、試験でロクな点取れないな、現役受験生でなくてよかった、と冷や汗でもあるのですが、閑話休題。

しかし、手記の主の調査隊員殿も、耳からタコが、いえ、目からウロコを、な発見をしてしまうのです。
上空(大気圏外と思われる)と海とで、通算39日の探査を続け、文明活動を見つけることができず、探査を打ち切って、地球から離脱し始めた彼らが見たものは……。

以下、問題文を抄訳。
【第40日目】
……我々が海水面まで上がり空中に出たとき、(この惑星表面の)”乾いた”領域に、異様な生物が多数いることを見つけた。我々・液体の中にいる生物には、このような生物を想像もできなかった!
我々の常識が、あやまった結論へつながってしまった。
(ここで、一連の日誌が終わっている)

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この先、どれくらいの時間が必要かわかりませんが、地球人も異世界を探査するでしょう
私も、ひとりのファンとして、発見にワクワクするに違いないと思います。
この探査隊員のように、ヒト型の地球外生物を写真で見て、大騒ぎするような幸運も出会えるかもしれません。

けれど、もっと大きな『発見』は、別な質感で迫ってくるのでないでしょうか?

この探査隊員たちが発見した、動物が水の外に生きられるという事実のように

我々の思い込みが打ち砕かれる日
そこに、至上の興奮を期待してしまったのでした。
#有人宇宙探査 #宇宙人 #センター試験

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