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判断できるものとできないもの

STAP細胞のネタはだいぶ盛り上がってるのだが、この盛り上がりが異常だなと思うのは俺だけだろうか。

そもそも真偽は研究者コミュニティの中で ジャッジされなければならないし、当初いくつかのウェブサイトで行われてた検証もその一環だったはずだ。なのにその検証サイトだけ見てあっさり偽物だと判 断してしまう人が多数見受けられた。その中に元の論文を読んだ人はどれくらいいるのだろうか。

俺はバイオ系の知識はないしその論文を読み解くほど の知識もない。だから研究者コミュニティの中では疑念が生まれてて、ES細胞と取り違えてるんじゃないかという話も出てるのは見てたけど、それで俺が STAP細胞の真偽についてジャッジできるわけではないことも自覚していた。

出てきたコピペだらけの博士論文が本物かどうかもわからないのになぜあんな大騒ぎをしてるのかもよくわからなかった。

そ もそも割烹着やキャラ物やピンクの壁についてぎゃあすかわめいてるフェミニストみたいな人たちも意味がわからない。割烹着じゃコンタミがこわいというなら まだわかるけど、俺らだって作業机にフィギュア置いたりするし部屋を好きにしていいと言われりゃ好きな色やモノを置くだろう。理研の研究室が研究者にとっ てとても自由でよい環境であることを示す以外に何があるというのか。本当によくわからない。

疑惑が出てきたにしてもそれは研究者コミュニティが検証すればいいだけのことで、少なくともメディアが騒ぎ立てるものではないし、ましてや理研内部の人間関係についてああだこうだと外野が憶測を並べるような話でもない。

なぜこうも拙速に理研や例の博士が記者会見などしなくてはならなかったのか。どうもずっと電話が鳴りっぱなしだったともいうし、そうせざるを得なかった「注目」がそこにあったのだろうと思う。

STAP細胞の何が無関係の人間まで注目を集めてしまったのか。本当によくわからない。この世はわからないことだらけだ。

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