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  • 【エッセイ】私とN

    友人Nとのことについてのエッセイです。 たぶん、私が書くエッセイの中では今のところ一番面白い。

  • 私が書いた おすすめのエッセイ

    • 【エッセイ】私とN

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最近の記事

ド文系が歩んだWebサービス開発の軌跡 short ver.

短歌、詩、小説、などの創作をしていたド文系の私。 今年一年間は初めての“創作”に挑みました。 そう、タイトルにある通り、Webサービスを作ったんです。プログラミングなんてやったこともなかったのに。 作ったのは、このサービス。 ネプリスト https://neprist.com ネプリの情報プラットフォームサービスです。 ネプリというのは、自分の作品をアップロードしてコンビニのマルチコピー機で印刷できるサービスのことです。アップロードされた作品に付与される“番号”をコピ

    • すべてのクリエイターに伝えたい、ネプリという方法

      突然ですが、あなたは「ネプリ」や「ネップリ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? ネプリは、あなたの作品を、遠くの誰かの『手に届ける』方法です。 小説や詩を書く人、イラストを描く人、フリーペーパーを発行している人、すべてのクリエイターに私は伝えたい。 あなたの作品、ちゃんと『手に届ける』方法がありますよ! 抽象的な話は置いておいて、詳しい話をしましょう。 このあとの話のまとめ ①ネプリ(ネップリ)=ネットプリント・ネットワークプリント ②ネットプリント・ネットワー

      • 私とN:泣いてない日が階差数列

        今年の8月の頭、つまり夏休みの始め、Nが私の家に泊まりに来たことがあります。 理由は1限から5限まである集中講義を受講するため。早起きが苦手なのに、大学まで1時間以上かかる実家に住んでいるNは、1限に確実に間に合うために私の下宿で眠ることにしたのでした。 近所の定食屋に晩ご飯を食べに行って、家に一緒に帰る道すがら、 「むふふ、初のあんちゃんの家、興奮して寝れないかも」 Nはいつも通りふざけていました。 家に帰って、私は少し勉強して(その間Nは変なポーズで筋トレをして)、お風

        • 先生が言ったのを覚えている

          先生から言われた言葉で、いまでもよく思い出すものを書いていきます。 小学校時代 ・「優しさとはきびしさでもあるのだと教わりました」(小1、3学期の終わりの先生からのメッセージカードにて) ・「テストの点数をやけに気にしています」(小6、春の家庭訪問にて) ・「このくらいなら上を目指してみたいと思うのも当然のことです」(小6、春の家庭訪問にて) 中学時代 ・「本当に上手に普通のことを書くのね」(2年、学活で一年の目標を文章に書いている際、副担任より) ・「理由はなんであれ、

        ド文系が歩んだWebサービス開発の軌跡 short ver.

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        • 【エッセイ】私とN
          miya
        • 私が書いた おすすめのエッセイ
          miya

        記事

          ご飯を食べに行きましょう

          ご飯を残さず食べることは愛を受け取ることだという文章を昔に読みました。 たくさん食べる人は、調理した人やそのご飯を奢った人からの愛をきちんと受け止めることになる。 そういうわけで、たくさん食べる人は愛されるそうです。 そういう意味で言えば私は少しの愛しか受け取れない。 ご飯に誘ってくれた人が 「あなたはあんまり食べないからつまんない」 とぽろっとこぼしたことがあります。 私はすぐに「コスパ良くていいじゃないですか!(笑)」と返したけど、本当はすごくさみしかった。 ひとり

          ご飯を食べに行きましょう

          ”ネイビー”がわからない

          今まで見た夢の中で、覚えているものはいくつかあって、その中でわりと好きなのが「"ネイビー"がわからない」夢です。 夢の内容は、題名のそのままで、特に大きなことが起こるわけでもありません。 私は気が付くと「"ネイビー"がわからない」状態でいる。私は”ネイビー”がなんなのかもやもやしていて、近くにいた大学の同級生に訊く。 「ねぇ、”ネイビー”ってなに?」 同級生は私の質問に対して、ぎょっとすることもなく、少し考えた後に 「青に近い色だよ」 と優しく答えてくれます。

          ”ネイビー”がわからない

          あなたが好きそうなものを見つけた

          ルンルンになってしまった。 「これ、あなたが好きそう」というLINEをもらったからです。 そこには、この映画のリンクが貼られていました。 https://eiga.com/amp/news/20180928/4/?__twitter_impression=true その通り、好きです。大正解! というか、この映画のこと、私は数年前から知っていました。 でも、だからってルンルンになるわけじゃありません。 私が嬉しかったのは、あなたが短歌の映画の記事を見たときに私のことを思い

          あなたが好きそうなものを見つけた

          靴擦れ2つが何に勝つ

          いま、私の左右の足には靴擦れのかさぶたがあります。足首のかかと側のあそこ。 スニーカーの、よくふんずけられているあの部分があたる部分。 それは、私の足が普通の人よりも小さいからで、その足に合わない履きなれないスニーカーを履いたからで、そのスニーカーを履いて友だち達とひらかたパークという遊園地に行ったからでした。 当日、家を出て、駅に向かう途中ですでに靴擦れができ始めているヒリヒリを感じていました。 まぁ、そうなるのはわかってたんです。 それでも私はスニーカーを履くと決めた

          靴擦れ2つが何に勝つ

          ぐるぐるキャンディー3時間

          ぐるぐるキャンディーを見下すすべての人に。 サークルの同期だったある女の子は、私の21歳の誕生日にぐるぐるキャンディーをプレゼントしてくれました。直径10センチくらいはありそうな大きさ。黄緑とオレンジと白色のストライプの飴がぐるぐるとハート型になっていて、とにかくかわいい。  「キャー、なにこれかわいい!!」とひとしきりはしゃいだ後で、   (でも、これ、いつ食べるんだろう?) とひそかに思う程度には冷めているわけです、21歳ですから。 まあ、食べることがなかったとしても

          ぐるぐるキャンディー3時間

          私とN : あの時絶対、そうだった?

          合宿の夜、真夜中の散歩から帰った私とNは2人部屋の中で恋の話をしました。 「私ほんとに、去年は遊び過ぎたんよね」と、へらへらしながら前置きした後で、数々の過ちを語るNは、経験した人数をたびたび言い間違えました。 それから、「私、今度はちゃんとした恋がしたいな」と言いました。 恋愛に興味がなさそうでどちらかというとサバサバしているNにそんなに語ることがたくさんあることに驚いて、自分の経験があまりにもゼロであることが急に恥ずかしくなりました。 「私はそういうこと、全然ないなぁ。

          私とN : あの時絶対、そうだった?

          私とN : 幸せになるまでの過程

          合宿の夜の大宴会の後、「こういう旅行とかのとき、いつも散歩をすることにしてる」と言うNと夜の散歩に出かけました。 「これ、どこまで行けるんかな」 ホテルの前の道路を横切って、琵琶湖のそばまで歩きます。湖を右回りするか、左回りするか、少し考えたあとNは右に進み始めました。 1月のよく冷えた夜。街灯も少ない歩道には私たち以外いませんでした。 「さっきの占い、どうだった?」 と訊けば、こちらに目を向けるN。 私が訊いたのは、宴会中に受講生が突然「僕、手相が見れるんです」と言い出し

          私とN : 幸せになるまでの過程

          私とN : ラブホが見えないほうの部屋

          1月、大学の授業の一環としての1泊2日の合宿。 男女20名ほどで向かうのは、google検索をすると「○▲ホテル 幽霊」と予測変換に出てくるほどのボロいホテル。琵琶湖沿いのそこにバスは止まりました。 着いてすぐに講師が部屋割り表を配り始めます。 自分の名前を探すと私はNと2人部屋。 他の女子は6名部屋に押し込められているのに、私とNだけ2人部屋。 Nとは特別仲が良いというほどではないけど、ゼミが同じだったので会話をした回数はそれなりに多い。 二人きりの相手が他の女の子ではな

          私とN : ラブホが見えないほうの部屋

          カロリーメイトのぱさぱさが好き

          就活の時、絶対に嘘はつかないようにしよう、と決めていました。 でも、一回だけ、嘘をついてしまったことがあって、それを私はずっと悔やんでいます。ここに書いて供養しようと思います。 「朝ごはんは何を食べてきたの?」 面接待ちの控室で、リクルートスーツの私たちに人事のお姉さんが投げかけました。こわばって誰も会話を発しようとしない私たちに見かねて、簡単な話題の種を作ってくれたのです。 「パンです」「ごはんです」「食パンです」といった、お姉さんの努力もむなしくなるような簡素な回答が続

          カロリーメイトのぱさぱさが好き

          もうぷよぷよをしたくない

          64でやったぷよぷよ。それが、テレビゲームをした一番古い思い出です。あれは小学校に入る前だったか。 父がもっぱら自分のために買ってくるゲームの中で唯一、私にもかわいいと感じられたのが原色の荒い絵がやや目に痛いぷよぷよでした。 ぷるんとしたぷよぷよの動き、連鎖するときの気持ち良さ、幼くして私はぷよぷよの快感を知ってしまいました。 父がいない時にもひとりこっそりと64をセッティングしぷよぷよをしていました。そういえば2つ上の兄はまったくぷよぷよをしなかったけど、なぜなんだろう。

          もうぷよぷよをしたくない

          足の裏が熱い

          足の裏が熱い。 ポーっと発熱している、足の裏が。 身体のほかの部分よりやや厚めの足の裏の皮膚が、熱の発散を妨げている気がする。ああ、この皮膚をはいでしまいたい。 そう思うときがあるのは、今に始まったことではありません。 夜、ベッドの上で横になり、寝ようとウトウトしているころ、足の裏が熱くなります。 ベッドのシーツのひんやりとしたところを探してもぞもぞ。あ、ここは少し冷たい。 でも、それじゃあ物足りなくなって、別の場所を探してごそごそ。 そうしているうちに、発熱がどんどん増

          足の裏が熱い

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