就活がムリすぎてカウンセリングに行った話

就活。楽しんでますか?
辛くないですか?
就活がつらい、とひとことで言ってもそのつらさの内容や原因はひとそれぞれ。
でも、そんな中に、
もしかしたら、私と同じ辛さの就活生もごく少数ながらいるかも。
そう思って、
就活がいろいろと無理すぎたけどやめるわけにもいかず、
困った末にカウンセリングに行ってみた体験を書きます。

■自己分析がムリ

就活、辛いことはたくさんありましたが、
私が一番「ムリ」だったのは、
自己分析。
そして、その自己分析の深堀をしていくタイプの面接。
自己分析ってなにかというと、
“過去の経験や外的評価と紐づけながら自分がどんな人間なのか理解を深めて、
他者にきちんと説明できるようになること”
だと思います。
例えば、面接では、
「小中学生のときどんな子どもだった?」
「今までで一番困難だった経験は?」
「どんな性格で、その性格はどのように形成された?」
「その仕事をしたいという気持ちのルーツはどこ?」
こんな質問がされることがありますが、
これに的確に答えるためには『自己分析』をきちんとする必要があるわけです。

でも、実はこれ、私には「ムリ」でした。

実は私は、
「小学校・中学校のことや家族のことを話そうとすると涙ぐんでしまう」
という状態が高校のころから続いていました。
辛い経験はもちろんのこと、例え楽しい話であっても、
それらにまつわることを話そうとするともう反射的に涙ぐんでしまうのです。

……え? それ大丈夫?
と思われそうですが、自分ではあまり深刻に考えたことはありませんでした。
いきなり泣いたらびっくりされるし気を付けないと、
と思いつつも、
そんな会話の状況はいくらでもかわせるので、
普段は困ったことはほとんどありませんでした。
私は基本的に毎日ハッピーで、全然大丈夫でした。

■就活、できないかもしれない

ところが、大学3年の夏。
就活支援団体のメンターさん(同じ学部の優しいお姉さん)と初めて面談をした時のこと。
大学時代の経験を楽しく話して私の性格について話していた会話の流れで、
「小学生や中学生の時からそんな感じだったの?」
と訊かれました。
小学校、中学校……そのワードが脳内をぐるっと回ったのち、
う、っと味のしない何かが喉につまります。
「小学生のころは、」
となんとか言いかけながら、
やばい、これは“あれ”だ、と焦っていました。
目が熱くて、涙が出そう、このまましゃべったら言葉と一緒にこぼれそう。
泣きたいわけじゃないのに。
どうしよう。
そんな感じですね、とかなんとか、
必要最小限の言葉数でなんとか場をしのいで、
必要以上に目を細めてへらへらしながら、
急に泣き出したことを悟られていないか、ひやひやしていました。

私、就活の面接、受けられないかもしれない。
という恐怖が襲ったのはその時です。

こんな状態で就活なんて、無理だ。
だって、質問に答えられない。

でも、そうは言っても。
就活はしないといけない。
なんとかして、昔のことを話せるようにならなければいけない。

……そして、
困った末にカウンセリングに行く、
ということにつながったわけです。

■いま思えば……

例の症状の原因として、たぶんあれのせいだろうなぁと思い当たるようなことはありました。それが自分の心の傷だというのもわかっていました。
でも、それでも。
私は全然大丈夫で、全然普通でした。
普通なんだから、大丈夫だろう。大丈夫なんだから普通だろう。大丈夫、大丈夫……。
いま思えば、そうやって、ずっと我慢していたんです。
就活が無理、という立ち行かない具体的な問題が生じてはじめて
カウンセリングに行く気になれたわけです。
これなら行っても怒られないかも、と思えたのでした。

カウンセリングの具体的内容は割愛しますが、(需要があればまた書くかもしれません)

結論、行ってよかった!!

「そんな小さな悩みで」と言われるかと思ったけど言われませんでした。
すごく優しかった……。
その症状が治まるには数年かかるかも、とはじめのカウンセリングでは言われたのですが、
結果的には、2,3か月で治まって、
本選考の面接に余裕で間に合いました。
ちゃんと昔のことを話せるようになり、
逃げていた自己分析も嫌ではなくなり、
就活自体を覆っていた「なんとなく憂鬱な気持ち」の何割かが軽減されました。

■しんどい就活生へ

就活では、多くの場合、
望まなくても自分の過去や未来について考えることを求められます。
そんななかで辛さを感じているのなら、
押し込んでふたをしてきた自分の心を引っ張り出してみるいい機会かもしれません。
別に私は涙なんて出ないしそんなに困ってない……なんて遠慮せずに。
今まで、「この程度なら大丈夫」と思ってきた人こそ、この機会に行くことをおすすめします。

だって、今じゃなきゃ、たぶんずっと行かないでしょう?

大学内のカウンセリングはタダの場合が多いと思いますし(私の場合はタダでした)、
もし病んで学校をさぼっても少しくらいなら特にだれにも迷惑をかけないし(たぶん)、
今以上に気軽にカウンセリングを受けられる機会ってないんじゃないかと思います。

もしかすると、就活の憂鬱さのうちの何割かを軽減できるかもしれません。

私が就活をしてみて一番よかったことは、
カウンセリングに行くきっかけができたこと。
そのことによって、
昔のことを楽しく話せるようになったこと。
自分のことが前よりも好きになったこと。

内定先がどことかそんな次元の話じゃなく、
私の就活は成功だと思います。

みなさんの就活も成功しますように。




#就活 #就職活動 #エッセイ #就活体験記 #カウンセリング  

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宮越あん

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コメント9件

「カウンセリングメイン」と謳っているクリニックのいう“カウンセリング”が、「丁寧な問診」という意味なこともあります。一例にすぎませんが、「カウンセリングメイン」のクリニックで、結局15分ほど話した後に薬を出されて終わった、という話も聞いたことがあります。(それでも他のクリニックに比べれば丁寧かもしれず、それで満足する人はいますが。心理カウンセリングや心理療法を期待していた人からすれば不満でしょう。)お力になれず、申し訳ありません。よいところが見つかるといいですね。パートナーさんのために探されているTOKYOちゃんさん自身も、あまりご無理なさらないように!
宮越さんご返信ありがとうございます。そうでしたか!こういう心の傷は完治、ということは無いらしいですが身近にいる人間が寄り添えたらなと思っています。宮越さんもご自愛くださいませ!!
まさに、15分くらいカウンセリング後に処方、のクリニックに通っている最中なのです。色々探してみようと思います!!ご丁寧にありがとうございました^^
亀野さん コメントありがとうございます!参考にさせていただきます!!
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