甲子園中止について

こんにちは。

甲子園が好きすぎて春夏テレビにかじりつき

地方大会の結果や選手のプロフィールまで漁りまくり

毎年甲子園の為に生きていると言っても過言ではない

甲子園大好きおばさんです。


2020年春の選抜、夏の甲子園中止について

受け止められない思いを文字に書き起こします。


そもそも甲子園とは、なにか。

全国高等学校野球選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟(高野連)が兵庫県西宮市・阪神甲子園球場にて毎年8月に主催している日本の高校野球大会。(Wikipedia参照)

高校の野球部が全国一を決める為に

甲子園球場に集まって試合をすること。

でも、それだけではなく

甲子園とは

全ての野球少年の、憧れ、夢、希望

全ての野球に関わる人の、羨望、期待、活力

全ての高校野球好きの、勇気、喜び、楽しみ

そんな想いがたくさん詰まった大会です。

小学校から何年も、甲子園を目指し毎日バットを振る子

暑い日も寒い日も雨の日も風の日もトレーニングをする子

クラスメイトや友達を精一杯応援する学校の子

自分の生活を犠牲にしても子供達を支える親

教え子を甲子園に、その一心で駆けずり回る教師やコーチ

頑張る子供達を声援や資金面で応援するOBや地元の人々

地域、いや日本中が一丸となれるのが甲子園だと

私は思うのです。

夏の暑い日、ふとつけたテレビから流れる金属バットの音

ニュースや熱闘甲子園でハイライトで観る球児たちの汗や涙

皆さんが、一度は見聞きした光景ではないでしょうか。

そんな、そんな甲子園が2020年は無いのです。


練習の成果を出せるところが無くなってしまった

今年こそは、屈辱を晴らそうと思っていたのに

先輩から受け継いだバトンを俺たちの代で


球児達の気持ちを考えると涙が止まりません

悔しい

一番悔しいのは球児達だとわかっていても。


布団から出たくないような、寒い冬の日も

立っているだけで汗が出るような、暑い夏の日も

1分1秒を惜しんで、甲子園の為に野球をしていた球児達。



私が甲子園を初めて見たのは小学生の時

夏休み、両親は仕事で暇を持て余しテレビをつけ

たまたま流れていたのが甲子園

初めは、必死な彼等も応援する人も燃える実況も

暑い夏を更に暑くするみたいだなぁと考えていました。

けれど、プロ野球にはない一試合に懸ける必死さや、

負けた選手たちが泣き崩れ、砂を拾う場面に

なんだか胸がムズムズするような気持ちだったことを覚えています。

そして記憶に新しい、2006年

ハンカチ王子vsマー君

延長十五回引き分け、決勝再試合


あんなに1点が遠いものか、と

たかが、小さな玉一つに、あんな泥だらけになって

あんなボロボロになって、あんな苦しそうに

でも、あんなに楽しそうに

野球をする彼等に胸打たれ初めて甲子園を見て泣きました。

それから、大人に見えた高校生の彼等が

いつしか同い年の選手になり

年下の選手になり、今では皆可愛く見える程に。

毎年たくさんのドラマがあって飽きることなく

こんなに夢中になれるものを私は知りません。

私達の代わりに夢を

一生懸命でひたむきな姿を

歳を取れば取るほど忘れてしまうなにかを

一人一人が見せてくれます。

甲子園って素晴らしい。高校野球って素晴らしい。


あぁ、コロナウイルスの馬鹿野郎。

彼等の、私達の夏を返せ。