子どもと親の関心は違うが、重ねることはできる。
長男の運動会で紅組応援用のうちわが必要とのことで、私が作ることになった。
どんなうちわがいいか長男に聞くと、
「アノマロカリスとカルタノサウルス!」
紅組だから赤い生き物を提案してきたのだろうが、どちらも形状はうちわとほど遠い・・・というかチョイス渋すぎだろ。
とりあえずうちわは両面あるので、2種類をそれぞれの面に作ることにした。
アノマロカリスはうちわ状にギュッと縮めてまるっこくしても、まあアノマロカリスかなという感じになった(というか、そもそもみんな知らないから問題ない)。
ただ、カルタノサウルスの顔をまるっこくしたら、恐竜ではなく蛇みたいになってしまった・・・。横顔や立体にすることも考えたがなんかしっくりこない。そこで、トリケラトプスだったら正面の顔を描きやすそうだし、アノマロカリスで発生する突起を角として活かせるのではと思いつく!
「トリケラトプスの方が強いしかっこよくない?」と長男説得を試みたが、「ヤダ!」と一蹴された。「普通、カルタノよりトリケラだろー!」と思いつつも、普通なんてないんだと自分に言い聞かせた。
そこで、もともと2次元のものだったら書きやすいのではないかと閃き、鳥山明のドラゴン風に描いたものを「カルタノサウルスだよ。」と長男に見せてみた。
「こわい!」
これもダメか・・・まあこれではドラゴンだし仕方がないかと思いながらも、ダメ元で「肉食恐竜はこわいものでしょ?」と言ってみた。
これがクリティカルヒット!長男が納得したので、気が変わらないうちにそのまま完成させた。
完成品を渡すと大喜び。
作ってよかった。
育休を取得して工作の時間がかなり増えている。
外遊びの時間も。
図鑑を読む時間も。
そうえいば、私が小学生のころ好きだった科目は、図画工作、体育、理科。なので、長男との遊びは、私の子どもの時の関心そのまんま。
長男の関心は、昆虫、恐竜、危険生物、深海生物、友だち等々。
だから、長男の好きな生物を私が好きだった工作をして、
長男の大好きなお友だちや姪っ子を誘って、私が好きな外遊びへ連れて行き、
「読んで!」と長男が持ってくる図鑑を一緒に観ることが自然と多くなっているんんだなと改めて思った。
子どもと親の関心は違うが、重ねることはできる。
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