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2022 J2第29節 ザスパクサツ群馬戦 観戦記

 新型コロナウイルスの影響で前節の試合が延期となったヴァンフォーレ甲府は前節山形に勝利し連敗を6で止めたザスパクサツ群馬と対戦しました。

1.試合前

 前橋駅からシャトルバスに乗り、正田醤油スタジアムに行きました。シャトルバスは路線バスのようなタイプではなく、観光バスのようなタイプだったので快適でした。
 スタジアムに着いたのは試合開始の2時間前。席を取り、スタグルを買いに行きました。スタジアムの周りをふらふらと歩いているとなんと芸人のスギちゃんがいました。青いノースリーブと青い短パンといういつものスタイルでした。何かの撮影だったらしいですが突然現れたのでびっくりしました。
 気を取り直してスタグルを買いました。この日買ったスタグルは群馬名物登利平の鳥めしでした。あともう一つ別のスタグルも買おうかなと思いましたがどこもかしこも混んだいたので断念しました。鳥めしはタレのしみた鶏肉がおいしく、どこか懐かしいような味でした。

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鳥めし
群馬に来たからにはこれを食べないと

 スタグルを食べ終わりしばらくするとアップが始まりました。甲府の選手紹介の際にかつて群馬に所属していた小泉選手だけではなく、地元前橋育英高校出身の飯島選手が紹介された際にもスタンドから拍手が沸き起こっていました。選手権優勝メンバーかつそのときの得点王だった飯島選手の影響力の高さを感じました。

2.スタメン

 群馬は前節から2名変更しました。2トップの一角には新加入の鈴木選手が入りました。一方の甲府は水戸戦から7名変更しました。普段はシャドーに入る長谷川選手がボランチでの起用となりました。また、GKは岡西選手がリーグ戦では今季初スタメンとなりました。

3.雑感

 前半の立ち上がり、新型コロナウイルスの影響でコンディションが整わない選手もいることもあるのか甲府はプレスに行けず群馬にボールを握られる時間が多くなりました。そのなかでCKの流れから先制点を許してしまいます。先制された後は群馬がブロックを構えたため甲府がボールを握る時間が多くなりました。山本選手が先発したときは彼が一列上がる形をとることが多いですが今回はそれを行わず、3バックとアンカー気味のポジションを取る山田選手でビルドアップをつくっていました。群馬が中を閉めていたため中に差し込めない展開が続き、外からのクロスでチャンスを伺う場面が多かったです。群馬の2トップはプレッシャーをかけてこなかったので、3バックの左右の選手がボールを運ぶシーンがもう少しあれば相手を引き出すことができたのかなと思いました。前半の途中、ボール保持時の鳥海選手と長谷川選手のポジションを替え、長谷川選手がシャドーの位置に入ったことで彼がボールを引き出すことができ、ブロックの中に入っていく回数が増えていきました。一方の群馬も片方のSHの選手が降りて5バック気味で守るようになったため、後半終了間際の守りを固めるチームと一点を取りたいチームの攻防のような試合展開となりました。
 後半も甲府がボールを握り、群馬がブロックを構えるという構図は変わりませんでした。甲府が攻める分群馬にもカウンターのチャンスが発生し、特に途中から入った山中選手のスピードは厄介でした。しかし、攻め急ごうとしてミスが発生するシーンも多々みられました。甲府はあまりプレッシャーをかけることができていなかったの群馬としてはもう少し落ち着かせて試合を進めるべきだったのではと思いました。(甲府としてはありがたかったが)そんな中代わって入った三平選手がゴールを決め同点に追いつきました。3バックの左にポジションを変更した小林選手からのクロスでしたが、3バックの左だとあまりプレッシャーを受けずにクロスをあげることができるので小林選手の左足の精度を活かすのであればこの起用法も面白いのではと思いました。その後一進一退の攻防が続きましたが試合は1-1の引き分けで終わりました。

4.あとがき

 新型コロナウイルスの影響で2週間ぶりの試合となった群馬戦は追いついての引き分けとなりました。メンバーもなんとか揃えたという感じで十分な準備ができなかったという側面もあると思いますが、昇格を目指すのであれば勝たなくていい試合はないですし、勝てなかったことはとても悔しいです。次節の琉球戦には万全とまではいかないかもしれませんがメンバーもある程度揃ってくると思いますので何としてでも勝ちたいですね。

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ハーフタイムに花火が打ち上げられた影響で後半開始時にはスタジアム上空に煙が舞っていました
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メインで観たのでザスパのユニフォームをもらうことができました
部屋着にします


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