見出し画像

ビジネスクラスよりコスパの良い快適な空の旅

航空券が高いのなんのって


コロナが明けて、海外旅行も戻り始めているものの、欧州や北米は物価高や円安の影響で需要回復が鈍いというじゃないですか。

オランダへ行くことにして航空券を調べてみていよいよ実感が湧きました。

夏の北欧というベストシーズンのせいもあるかもしれませんが、一人往復25万はくだらない。1ヶ月滞在する我が家的には、航空券は安く抑えて現地での消費に回したいところ・・・。

しかも、夫からは言葉にしないものの「なるべく体に負担がない方法(直行とか、トランジットが短いとか)がいい」とか「航空会社が安心できるところがいい」という潜在ニーズも滲み出ていて、頭が痛い。

結果、なんとフライト合計時間34時間の航空券を購入することにしました。

スケジュールはざっくりこんな感じ

関西(出発)
↓ 飛行時間:約7時間
クアラルンプール 乗り継ぎ時間:約11時間
↓ 飛行時間:約7時間
ドーハ 乗り継ぎ時間:約3時間
↓ 飛行時間:約6時間
スキポール(到着)

航空会社は評判のカタールだったのと、アライアンスもワンワールドメンバーということで、マイレージも付くので決めました。
正直、CO2排出量とか考えるとあまり好ましくないチョイスなので、やや心を痛めつつ、頻度からするとやむを得ないと自分を納得させたのでした。


トランジットホテル:これが大正解

直行便に乗れないとすると、いずれにしても乗り継ぎが発生するわけで、今回のフライトのようにクアラルンプールで11時間もあるとなると、普通は一度入国して経由地の観光を楽しんだりするわけですが、私たちは半年前にマレーシアに1ヶ月滞在していたこともあり、わざわざ入国して体力を消耗するよりは、空港のトランジットホテルで過ごしてみようと思い至ったわけです。

最小利用時間が6時間から、その後1時間ごとの延長もできるしシャワーもアメニティも付いているので預け荷物を持っていなくても快適に過ごすことができました。

料金も6時間1万円程度(2023年7月時点)とお手頃でした。
何より、クアラルンプールから最終目的地までの14時間のフライトを考えると、一度広いベッドで横になりガッと仮眠を取ったりシャワーを浴びてリフレッシュできるのは疲れがリセットされて、新たに旅を始める感覚にすらなります。

なんというか、「整う」のです。

敢えて複数の乗り継ぎ便を選びつつ、経由地でまとまった時間を空港のホテルで過ごす。

今までこんな飛行機の乗り方をしたことはありませんでしたが、ビジネスクラスへのアップグレードよりもずっとコスパの良い長距離航路の攻略法だと感じました。

さすがに4泊5日の欧州出張とかでは絶対にできないですが、旅程に余裕はある冒険家はぜひお試しください。

すちゃ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?