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器が違う

「触らしてくれよぉ。減るもんじゃないし良いじゃねぇか」とエロ全開でスタッフに手を出そうとしていた利用者に『抑肝散』という気持ちを落ち着かせる漢方が処方され飲み始めたら、「あなたたちは可愛いねぇ」と穏やかに触らそうとするようになりました。#気持ちを落ち着かせて触る#結果変わっていない

こんにちは、コッシーです。


さて、関西の方はそう思うか分かりませんが、僕はたまにタコ焼きを無性に食べたくなることがあります。何がきっかけかは自分でもよく分かりませんが、ふとした瞬間にそれは唐突にやってきます。

外はカリッと中はフワッとしたアツアツのアイツを無性に口に頬張りたくなるんです。

昨日がその日でした。

朝からとにかくタコ焼きが食べたくて食べたくて仕方ありませんでした。タコ焼きの事が頭から離れず仕事も手につきません。

ツルツルの入居者の頭がタコ焼きみたいで美味しそうに見えてきます。もう途中で施設を抜けてタコ焼きを食べに行こうか迷いました。

でも僕は腐っても責任者です。責任者は職員のお手本となるべき存在です。そのお手本となるべき男が仕事を放り出してタコ焼きを食べに行くなんてあってはならない事です。

さすがの僕でも仕事中にタコ焼きを食べに行ってはまずい事はジュージュー(重々)承知しています。タコ焼きだけに。#うま…くない

仕事中にタコ焼きを食べる事は諦めて仕事に集中しました。その代わり奥さんに「今日はタコ焼きが食べたいな🐙」とLINEを入れておきました。


うちの家の近くに美味しいタコ焼き屋さんがあって、僕も奥さんもそこのタコ焼きが本当に大好きでよく買って食べています。

奥さんから「了解」と返事があったので、おそらくそこのタコ焼きを買ってくれてるに違いありません。そう信じて仕事を頑張りました。

帰ったらタコ焼き、帰ったらタコ焼き、そう車の中で呪文のように唱え家路を急ぎました。もう頭の中はタコ焼きの事でいっぱいです。今僕の頭を割ったらアツアツのタコ焼きが脳みそと一緒にトロ~リと出てくることでしょう。#トロ~リなのはどっちだ

家に着き慌ただしく玄関の扉を開けます。「ただいま!」の代わりに「タコ焼き!」と言ってリビングに駆け込むとそこにはちゃんとタコ焼きさんが僕を出迎えてくれました。奥さんが僕のためにタコ焼きを用意してくれていました。





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手作りのタコ焼きを!


僕はてっきり近所のタコ焼き屋で買ってくれると思っていましたが、どうやら奥さんの中では『作る』一択だったみたいです。

「食べたいって言われたらそりゃ作るしかないでしょ」

と男前な事を言っていました。さすが覇王色の覇気の持ち主です。タコ焼きの事ばかり考えて仕事を全くしなかった僕とは器が全然違いました。#全然仕事に集中してないだろ


僕が思っていたタコ焼きの器ではありませんでしたが、大きな器を持った奥さんが作ってくれたタコ焼きは本当に美味しかったです。

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タコ焼きを美味しく食べた後、奥さんが「今日はいろいろと準備したから疲れたよ」と言い僕の方をチラリと見ました。

見聞色の覇気の持ち主の僕は奥さんが何が言いたいかを瞬時に見抜きます。

「OK!洗い物は任せといて!」

タコ焼き機という普段とは違う器を洗いながら、こういうでっかい器を持つ男になりたいと小物の僕は強く思うのでした。


それではまた。

コッシー

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