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大人を頼る子どもたち

フリースクールに来る子どもたち、小中学生の多くは、「大人は子どもが困らないように手を差し伸べるべきだ」と思っていて、自分で出来るであろうことも、ちょっと困った瞬間に「〜やってー」とすぐ大人に頼りがちです。

でも、私はあえて手を差し伸べません。子どもたちが創意工夫して自分でやりとげる達成感を味わって欲しくて、わざとそうしているのですが、そんな私のことを子どもたちは、「冷たい」と思うようで、私以外の他のスタッフに頼ろうとします。それで、手を差し伸べてくれる他のスタッフは、「優しい」と高く評価されています。まあ、しゃあないです、これが今の子どもたちの現実です。

で、なんと保育所の幼児年齢の子どもでも同様の現象があるようで、「大人に頼る子どもたち」は、すでに幼児期から始まっていました。あんなに「自分で!」と自己主張していた子どもたちが、いつの間にか大人にすぐ頼る様になってしまっている。

これ、めっちゃ衝撃的でした。

何事もすぐに諦めて、やってみようとしない。食わず嫌いで、新しいことには無関心。好奇心いっぱいに新しいことにわくわくしたり、食べたことないものを食べてみようという挑戦をせず、狭い世界、自分の知っていること、人、味、物だけで生きている。

なんだか、悲しくなりました。

新しい知らないことにワクワクしないんですね。
新しい料理に興味をもてないんですね。
知らない世界に足を踏み入れないんですね。
知らない人と出会おうと思わないんですね。

じゃあ子どもたちは、今以上に楽しいことに、今後出会えるんだろうか?
今以上に目を輝かせて、夢中になれることはないんだろうか?
既に知っている世界であきらめて生きていくんだろうか?

かなりやばいと思います、日本の子どもたち。
なんとか救わなくては。
救うには、大人がもっと変わらなければ。
大人がガツンと殴られて目を覚さなければ。

どうすればいいんや。日本の子育ては相当やばい。この現実を多くの大人たちに知って欲しい。やばいと思っている大人たちみんなでなんとかしませんか?キラキラ輝く目をした子どもたちを取り戻しませんか?

サポートいただいた資金は、全て経済的にフリースクールの月謝を払うことがしんどい子どもたちに充当いたします。私は無休無給で頑張ります!