小杉湯インターンシップをはじめました!

小杉湯番頭兼インターンシップの石田です。

今回は5月から唐突に始まった、小杉湯インターンシップの発足や活動について紹介していこうと思います!

以前5月22日、23日、インターンシップでの初めての活動として、シトラバさんとのコラボイベントを企画・運営をしました。その際、私は「そもそも小杉湯インターンとは一体何なんだよ」と、自らに問いかけました。きっとこの記事を読んでくださっている皆様も、唐突始まったこのインターンシップに対して同じような「一体何なんだよ」というような感想を抱いていると思います。

私たちが一体何者で、どういう活動をしていて、どういう方向へ向かっていくのか。これらを紹介出来ればと思います。

発足した経緯について

小杉湯や小杉湯となりといった職場は、銭湯なのに意外と若い人のほうが多い職場になります。特に、大学生といったような20代の若者が多く所属しています。大学が近かったり、安い飲食店が揃っていたり。高円寺は学生街的な側面も兼ね備えているし、銭湯は体力仕事も多いので、元気な若者が沢山来るのです。

小杉湯から自転車で5分程度、環七通りを都心側に切り抜けると、早稲田大学の国際学生寮・WISHという寮があります。地方出身者や海外からの留学生が800人程度共同生活をする寮です。

私は元々この寮に住んでおり、大学二年の春休みになって自分の家の近くの銭湯で働いてみたいなという思いがありました。偶然小杉湯がバイトの募集をしていたので、私は小杉湯という職場に飛び込むことにしたのです。

私が小杉湯に入って1年が経ち、様々なメンバーの出会いと別れを繰り返していくうちに、小杉湯三代目である平松佑介さんが、あることに気づきました。このWISHから小杉湯や小杉湯となりに入ってきたのが5人もいる、ということだったのです。しかもみんな大学4年生か5年生。

せっかくここまで同年代の人が集まっているのなら、何か活動をやってみないか。小杉湯では「コラボしたいです」「○○一緒にやりたいです」というお誘いが来て、やってみたいと思うことでも人数不足が原因で諦めなければならない時もあったそうです。そういう経緯もあって、佑介さんは唐突に一言。

「インターン、俺、やることにしたわ」

その一言からこのインターンシップが始まりました。WISH出身の学生5人とWISH出身に見えそうな学生3人と(笑)。WISH出身でも出身じゃなくても関係なく、皆小杉湯で働き、小杉湯に愛を持っている人たちばかりでした。

インターンシップが目指していること

ここまではただ小杉湯愛のある若者が集まっただけの話になります。じゃあこれから何をしていこうか。チームとしては決まっていないけど、個人個人に「これをやってみたい!」という思いはありました。私たちは付箋に「やりたいこと」をたくさん書いて「小杉湯でやりたいこと」を整理していきました。

(付箋の写真)

私たちのやりたいことは意外と一致していました。

一つ目のやりたいことは「もったいない風呂の生産者さんのために何かをする」ということです。小杉湯ではもったいない風呂といって、形が悪いなどで品質としては問題がなくとも廃棄せざるを得ない「もったいない物」をお風呂に入れる代わりに、小杉湯では物品販売をするといったことを行っていました。農家や酒造、チーズ工房といったところからもったいない物を貰い、毎日の風呂の種類が豊かになりました。詳しい事例は以下の記事で説明しています。

素晴らしい取り組みですが、もっと何か出来るのではないのだろうかと皆考えました。例えば、ありがたく私たちはこのもったいない風呂に入れさせてもらっているわけですが、どうしてこのもったいない物が廃棄せざるを得ないのか、生産者さんがどういう思いで農作物や商品を作っているのかをはっきりと知っている訳ではありませんでした。これからこのインターンシップでは、生産者の元に対面で会いに行き、実際に会いに行ってみたレポートを書いたりするなど、生産者さんの魅力を伝えていく活動をしていきたいと考えました。

二つ目のやりたいことは、「高円寺のお店や住んでいる人のために何かをする」ということです。

昭和8年に創業を始めた小杉湯は高円寺という地元との関わりとは切っても切り離せない銭湯であります。遠く離れた日本の地域のためだけではなく、お風呂に入って下さり、お風呂を楽しみにしてくださる地元の方のために何かをしたいと私たちは考えました。今まで、子育て中のパパやママがゆっくり銭湯に入れるように、入浴中にお子さんの面倒を小杉湯スタッフが見るパパママ銭湯といったような活動は行ってきましたが、そういう地域の人のためになるようなことを、人員が増えた分もっと広く、もっと手厚くやっていきたいと思いました。

今回のシトラバとのコラボや、6月18日に軒下販売を開催する、こだわりイタリア料理屋さん・ウシータとのコラボが「高円寺のお店を応援する」活動の一環として出来ればとインターン生は考えています。

活動内容

ここまで小杉湯インターンシップがどういう風に活動していきたいかを書いてきましたが、ここからは小杉湯インターンシップがどういう活動をしているのかを紹介していきます。

毎週月曜日の昼の散歩。毎週月曜日インターン生は高円寺の街を知るために実際に散歩をして高円寺のどこかでランチをします。高円寺を知り尽くす大人の方々と一緒に歩きます。アーケード商店街・パルの屋上を少し覗いてみたり、暗渠された桃園川を一緒に歩いてみたりします。

高円寺のお店とのコラボイベント企画・運営。散歩などで出会った高円寺のお店とコラボをして高円寺の魅力を発信するための活動を行っています。軒下で一緒に飲み物を販売したり、popやnoteを作って分かりやすくお店のことを紹介したりして、高円寺という地域を活性化出来ればと思います。

生産者さんとのイベントの企画・運営、そして会いに行く。もったいない風呂の生産者さんが日々活動をしている場所は、北は北海道(rosarugosaさんなど)、南は佐賀(TBKさんなど)といったようにほぼ日本全国です。コロナウイルスの状況も十分に踏まえますが、まずは彼らに会いに行きたい。会いにいって知れることを知りたい。そしてそこで知った魅力を商品やお風呂、軒下販売やPOPで伝えていきたい。そう思い、日々ミーティングを積み重ねています。

この他にもお風呂カレンダーの作成や、小杉湯の大掃除をみんなで手伝ったりなど小杉湯のための活動もしています。小杉湯のお掃除体験ができ、高円寺の美味しい昼食を食べて、一番風呂に入れるツアーをインターン生で計画中です。

メンバーひとこと紹介

(軽い自己紹介は自分で書いてくださいw)

いっくん……大学4年生。休学中。小杉湯三代目・佑介さんのかばん持ち。趣味はサイクリング、好きな風呂は伊良コーラ。

みずき……大学3年生。佑介さんにTwitterで呼びかけられて小杉湯番台をしている。最近ZINE作った。趣味は、(みずき書いて)

えっぐ……大学5年生。小杉湯番頭・番台・深夜清掃。趣味はプリクラ、好きな風呂はミルク風呂。

いしだ……大学4年生。小杉湯番頭・番台。このノートの執筆者。趣味はおえかき、好きなお風呂はぶんこのこんぶ湯。

しんしん……大学4年生。アオイイエの経営もやっている。髪の毛が緑。趣味はシーシャ、好きなお風呂はチーズスタンド。

むとちゃん……大学4年生。休学中。小杉湯番頭。デザイン係としてシトラバPOP・お風呂カレンダー(6月)制作。趣味は料理と美術館巡り、好きなお風呂はミルク風呂・tobatobaコーラ。

やっちゃん……大学5年生。えっぐとWISHで仲良くなった。デザイン係。天才。回覧板作成中。趣味は新幹線。好きな風呂はミルク風呂。

ひなの……大学4年生。海外行っていた最中にコロナで帰れなくなったが楽しく海外生活したスーパーマン。趣味は模様替え、好きな風呂はともコーラの湯。



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