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トビタテ!面接を控えているみなさんに伝えたいこと

第11期の面接が近付いてきて、何人かの候補者から相談を受けているので、自分が大事にしてほしいと思うことをまとめておきます。

あくまで個人的な意見なので、「そういう考え方をする人もいるのか」程度に捉えていただき、参考にするかしないかはご自身で考えてみてください。

①トビタテに受かることが目的ではない

大前提として、トビタテに受かってゴールではありません
きっとそれぞれ、なにか夢や目標、憧れがあって留学を志していますよね。
留学に行くことは その夢を叶えるための手段ですし、トビタテを使うことは さらにその留学を実現させるための手段です。

だからこそ、トビタテをゴールにせず あくまでも自分の夢に正直になって下さい。

トビタテ生は往々にして「話を盛るのが上手い」と言われますが、必要以上に自分を大きく見せる必要は無いと思っています。(プレゼンで少しくらい大きく見せたくなるのは仕方ないとも思いますが、、苦笑)
それに 盛った自分でトビタテに合格しても、あとあと苦しくなるだけです。

あくまで等身大の自分で、留学に行って夢に近付きたいという ありのままの想いを大事にして下さい。

②「何がやりたいのか」 よりも 「なぜやりたいのか」

トビタテは、自分で自由に留学プログラムを組めるという性質上、「留学先で何をやるのか」に考えが行きがちです。
しかし、僕はそれ以上に「なぜそれをやりたいのか」を大事にしてほしいと思っています。
(もちろん 留学計画はおざなりで良いというわけではありませんが。)

トビタテは、『留学計画』を応援するわけではなく、それを『実行する人』を応援していると思っています。
極端な話、留学計画がほぼ同じでも、それに至る動機やパッションが伝わるか伝わらないかで合否も変わってくると思います。

そもそも留学計画だけで審査されるなら、書類審査だけで十分で、わざわざ文科省を使って面接官を集めて面接する必要なんてないはずです。
書類審査を通過した方の留学計画は、一定の水準は満たしています。
それでも面接を実施するということは、計画と同じか、それ以上に人柄を大事にしているということです。

過去に何人もの方の面接対策をしたことがありますが、
「確かによく考えられた留学計画だけど、なぜその計画を『あなたが』やる必要があるのか?
言い換えれば、その計画は他のだれでも話せるんじゃないか?
こう思ってしまうプレゼンを持って来た方は多かったです。

実際に留学に行って 活動に取り組む姿をイメージしながら、『そもそもなぜそれに興味を持ったのか』『それを通じてどうなりたいのか』『そのためになぜ留学が必要だと思ったのか』こういったことを改めて見つめ直して、自分だからこそ『できる』『やる価値がある』『やり切れる』留学計画を意識してみてください。

③好きを大事に。

1つ目でも2つ目でも 再三「夢」だとか「やりたいこと」だとか、そう言った言葉を多用して来ましたが、突き詰めるとそれは『自分の好きなこと』なんですよね。

ピアノが好きだから、音楽で人々を幸せにするピアニストになりたい!
昆虫が好きだから、とことん昆虫を研究する研究者になる!
服が好きだから、ファッションデザイナーになる!

そしてその好きなことには、たいていの場合好きになったきっかけとなる原体験があります。

ピアノコンクールで優勝したことかもしれないし、おじいちゃんと夏の夜にカブトムシを捕まえに行った記憶かもしれない。大好きな彼氏にフラれて、彼を見返すためにひたすらオシャレをしていたら いつの間にか服が好きになっていただけかもしれない。

この原体験こそが、他人と自分を分けるものだと僕は考えています。
同じファッションデザイナーになりたくても、彼氏にフラれた女の子は きっと女の子向けの服をデザインするかもしれないし、海外のモデルに憧れた人は 今まで日本になかったデザインを海外から持ってくるかもしれない。

『好き』という感情を大事にしながら、『なんで好きになったんだろう?』を深掘り、それを将来の自分と結んでみてください。
そうしていくうちに、自分じゃないと語れない、自分の想いの詰まった計画になると思います。

きっかけなんてただの偶然だし、「好きなこと」にも「夢」にも優劣はありません
周りの目なんて気にせず、自分の「好き」という感情を大事にしてください。

最後に

カッコ良いことを言うつもりはありませんが、人生は必然的に起こる偶然の連続だと思っています。

トビタテに受かるか落ちるか、という結果は出てしまいますが、受かったらそのチャンスで自分を成長させれば良いし、落ちたとしてもその経験に自分で意味をつければ良い。

だからまずは合格するために最大限の準備をして、結果が出てからは その結果に自ら意味づけして、次に進んでいってください。

合格のための準備の段階で困ったりアドバイスが欲しければ、僕でよければ相談には乗るし深掘りもするので、いつでも連絡ください。
合格のためのテクニックや知識を授けることはしませんが、深掘りやプレゼンへのフィードバックなどで できる限り力になります!

頑張ってください!


note読んでいただき ありがとうございます! 頑張って執筆していきますので、よかったら次の記事も読んでみてください!