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本という武器を最大限に活かすには

学びを楽しく教育エンターテイメント
いーちゃんこと、岩崎弘資(こうすけ)です。

本日のテーマは「本という武器を最大限に活かすには」です。

本の選び方として大切なことが、本を読むタイミングです。そこで本を選ぶにあたっての、3つのステップをお話します。

ステップ1:
新しいことをやるときには必ず、その分野の専門的な本を3冊は読む

これだけで自分を中級レベルにまでもっていけることが、本の強みです。

(ちなみに不動産を勉強するなら30冊は読んだ方がよいと、言ってもらいました。)

いままで学校などで得た知識はおおかた本に集約されているので、まず挑戦したい分野の用語や世界を、きっちりと把握します。

ネットで調べるのも良いですが、それだけでは「自分が調べたい内容」しか手に入りません。
本をしっかり読むと、自分の興味の外側にある情報まで頭に入ってきます。

そしてその分野での中級者レベルになると、次のステップはますます専門的になっていきます。

ステップ2:その本の情報をより引き出せるようにしておく

アンテナを張り、読んだ本の情報を集めておきます。目次から、印象に残った用語をいつでも引き出せるようにしておきましょう。ぼくは電子化していて、本を読みおわったあとに「ここが良かった」という備忘録をのこしています。

そして自分のノートに、用語を頭に投げかければ記憶のトリガーに引っかかるようにまとめておくと「そういえばこれ、読んでいたな」と思い出せます。

これを進めるにつれて、買った本が自分の財産や知識になります。そしてステップアップした自分で、またその本を読み返すと新たな気づきが生まれるのです。

そして、本をすべて読むのではなく読みたいところだけを読み、「この表現は伝わりやすい」という言葉を参考にして、そのまま真似します。

1冊本を読むと、そういった表現が2つか3つは手に入り、新たな表現の土台ができていきます。

ステップ3:自分が困ったときや迷っているときに本を選ぶ。


困ったり迷ったりすることは、自分がチャレンジしているからこそ起こる、向かい風のようなものです。そのとき、自分の迷っている気持ちを表したようなタイトルの本を見つけるのです。

たとえば「緊張がつづいてしまったり、アガってしまうあなたに贈る『三つの習慣』」など、自分に合った本を探します。そしてその本を丸ごと1冊読むよりも、読みたいところだけ読みます。ステップ3にもなると、すべては読まなくてよいです。

目的は本をすべて読むことではなく問題を解決することなので、その分野の本のみ読みます。本をしっかりと選び、すべては読まずに読みたいところだけ読みましょう。これがステップ3です。
これら3つのステップをふまえることで、挑戦し続けるには充分に事足ります。

さらに別の新しいことに挑戦するときも、その分野についてあらためて3冊は本を読みます。このときは飛ばさずに読んでいきましょう。そしてステップ2で引き出せるようにしておき、いつでも自分のものにできるように情報をのこしておきます。

挑戦は進み、3つ目の新しい分野で悩むときが来たとします。たとえばコミュニケーションの細かい部分やチームワークで悩んでいるのであれば、最強のチームをつくる内容の本を読みましょう。

最強のチームをつくる上で、チームワークのどのような点に悩んでいるか。自分は管理をする立場なのか。もし管理している人のサポートをする立場であれば、リーダーを活かす方法を学べる本があるので、そのアクションを1つか2つ取り入れるだけでも良いのです。

課題を解決することは緊急かつ重要なので、まずは解決しましょう。本を読むことと課題の解決の回転が早いほどさまざまなことができるので、本を何冊も買っていきます。

なので、この時もすべての本の全ページをじっくりとは読んでいません。すべて読まないともったいないと思うかもしれませんが、読みたいところだけを読み、良ければすべて読むと良いと思います。

最初はマラソンのように読むのに時間がかかりますが、慣れていくにつれて少しずつ読むのが速くなるはずです。

中には、すこし読んだだけで全部読みたくなる本があり、一気に読んでしまいます。他のことを忘れて集中し、2、3時間ほどで1冊読み切ってしまいます。

最近は本屋さんに置いてある本も、入れ替わりがはげしいです。分厚い本よりも、お手軽に読める厚さの本が流行ることが多いように感じます。

数をこなして読み、自分で引き出せるようにしていく積み重ねが大きな力になっていくので、本を活用して良い人生にしていきましょう。

自分はわかってなくても、本は知っています。
知らない分野でも、少しお時間くださいと言ってすばやく本を読み、そのうえでうまく回答できれば、周りから見ればあなたは「わかっている」ことになります。

わからないことはありません。本にすべて、まとまっているのです。


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