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9/26 俺たちのりんご音楽祭

ほんとは1日ごとに日記を上げたかったけど、遊びすぎて酔いすぎて眠すぎて……ドシャドシャだったので、さらっとまとめて書く。細かいオモロエピソードまみれだったのでほんとは全部書いていきたかったけど、そんなに書き込める余裕はない、残念……

22日深夜の24時ごろ、うちであいちゃんとあいちゃんの彼氏の藤原君を待っていた。12時集合で4人で車で長野県へ出発予定なので、2人が来る前に先に自分の楽器を乗せておこうとした時、なんといつも使っている板が車に入らなかった。

しかし実はこれは予想の範囲内、板をノコギリ(近所の居酒屋のまぼやに借りた)で切り、ドヤ顔で事前に買っていた蝶番を取り出す。いざ付けてみる、止まらなかった。ビスと木の相性が悪くて付かなかった。全くうまく行かなかったのだがすでに切ってしまっていたので、出発直前にめちゃくちゃテンパる。結局無理やり車に詰め込み、長野県についてから金具っぽいナニカを買おうという1番アホのムーブを取ることになった。

サービスエリアでみんな集合!

今回のりんご音楽祭に一緒に行くメンバー、出演するのはサンサンタウン(僕と畑とシマツー)、よいまつり、藤山拓くん、そして一緒に遊びに行くのがあいぴ、あいぴの彼氏の藤原君、ぬまさん、葉月さん、カノちゃん。畑とカノちゃんは後から別で来た。

他にも現地合流でいしかわくん、俺と畑の幼馴染の稲井健太、予定はしてなかったけどケイさんも一緒に動いたり、現地で仲良くなった人たちと一緒に動いたり……とこの辺りは言い出したらキリがないが、フェス中はそれぞれ単独で会ったり会わなかったり、時々自然に全員集合してたり、そして会場から出ると大所帯でわしゃわしゃすることになった。

あいぴとふじはらくんとモーニング
松本到着!!アメデス

1日目はトッパーのりんごステージの切腹ピストルズが観たくてスタートに到着。りんご音楽祭は毎年来ているから、入り口に入ってステージに着くまでの間に昔来た時の断片的な記憶をバーっと思い出せさせられる。もう楽しい〜〜〜。軽く雨が降っていたがそこまで気にならない程度、切腹ピストルズまじで最高!

1日目のタイテ⭐︎

最高!だなんて軽い気持ちで言えてたのはマジで切腹ピストルズ観てる時だけ、雨足はどんどん強くなっていき結局14時ごろからは土砂降り、そのまま1番最後の21:00まで降り続く。りんご音楽祭は屋根のないステージがほとんどのため、大雨に打たれ続ける初日となった。

まつり「カッパ?レジャーシート?一緒だョ!」

「カッパがりんご音楽祭の物販で¥200で売ってる」という情報を事前に聞いていたのでカッパを買わずに会場に向かったのだが、¥5000のやつしかなかった。金ないのでそんなものは買えずに雨晒しになっていると、ぬまさんが「僕……むしろカッパあったら動きにくいし、貸すよ」とカッパを貸してくれた。神⭐︎

とは言えカッパの下はTシャツ一枚。貫通する雨が辛すぎて寒すぎて、もう流石にヤバい寒い死ぬとなったので、富士ノ湯とかがいた銭湯の出店であったかいパーカーを買った。関係者のみが入れて休めるロッジに入り、着替えて温かい飲み物を飲む。肌着が濡れてないあったかいになった瞬間、身体が嘘みたいに一気に元気になった。

まつり「ホットドリンクはあったまりますなぁ」

YUKIMATSU YOSUKE、あっこゴリラ、valknee、MONO NO AWAREがカッコよかった。

特に印象に残ってるのは、長野県でいつもよくしてくれているまささんとじゅんさんがやってるバンド。何度か観てるが未だにバンド名が分かっていない。ちょうど寒くなってきた頃、「あっちからいい音聴こえる……あれじゅんさんやん!おーー!」って走っていったら、個人的にこの3日の中でもベストアクトかもしれないバカ熱くて楽しいライブを観た、体が一気に回復するのを感じた。

それから、最後の方に観た幽体コミュニケーションズのライブはかなり鮮烈に頭に焼きついた。気温も下がり切り、お客さん全員の衰弱もピーク。ドシャドシャの雨の音と共に始まり、静かにかつめちゃくちゃ楽しそうにライブを進める。MCなし、渋いノイズみたいな曲を混ぜて自分たちのテンポだけで進める。お客さんの疲労とかを一切ガン無視でめちゃくちゃ楽しそうにやり切っててグッと来た。カッコよかった。

ちなみにカッパを付けてた全員が半死、カッパのないまつりちゃんと僕にカッパを貸して痩せ我慢したぬまさんは爆死だった。りんご1日目は、一生忘れることのない苦行と音楽がいかに光なのかを感じた日になった。

晩御飯、アヒージョの汁を取り皿によそうシマツー

夜は瓦レコードに泊まり、近所の飲み屋でみんなで飲んだ。たまたま通りがかった上里さんも合流した。

この日の朝、松本に到着してりんご音楽祭の会場に入る直前、実はホームセンターで蝶番等の金具を買っていた。ご飯を食べて瓦レコードに着いてから、家から持参していた電動ドリルを使って接断していた板の接着を試みる。なんかうまいこと行けたっぽかったが、全く自信がなかった。まぁ、このりんご音楽祭の時だけでも使えれば……

そして迎えた2日目!!

まつりちゃんと我々サンサンタウンはセッティングがあるためかなり早い時間に出発……の予定だったが、2日目現地合流の畑以外の全員が寝坊をかます。飛び起きて車に乗った。

僕は施工したばかりの板が使用できるのか、いきなり壊れたりしないかが怖くて気が気でなく、変なソワソワに追われながらセッティングをした。意外と行けそう……?という感じだった。

本来なら出番前は舞台裏で待機なのだが、僕らの出るわさびステージの舞台監督だったオカダさんに許可を取り、一瞬だけよいまつりの応援に向かう。

よいまつり

1曲目のカルアミルクだけを聴き、小走りで自分達のステージへ戻る。まつりちゃんの音に背を向けて走る日が来るとは思わなかった……。ちょっと泣きそうになりながら自分たちの準備。戻って割とすぐにリハを始めた。

We are サンサンタウン!!

僕らが出演したわさびステージというステージは、お客さんがりんご音楽祭に入場してすぐの通る道にあるステージ。時間がちょうど来場のピークであり、また僕らがリハで出すアホ爆音が気になる人が多く、始まる前から割と人が集まっていた。

サンサンタウンのライブ自体はここ最近で1番良かったライブな気がする。かなり落ち着いて、なおかつ楽しくウキウキで暴れられた。お客さんも最終的にはめちゃくちゃ多くなってて、びっくりするぐらい盛り上がってて、CDもめちゃくちゃ買ってもらえた。

シマツーの手の上のトンボ

りんご音楽祭は大好きなフェスだから、出れる!嬉しい!いろんな人に観てもらえる!みたいに思っていたけど、結局出てみたら「ただただライブ楽しい!最高!」だった。尼崎toraやヘラバラウンジと変わらぬ心、これは寂しいことではなく最高に嬉しいことだった。

いっぱい褒められて嬉しかったし、違う会場の通りすがりとかに声かけられたりもあってめちゃくちゃ嬉しかったけど、やっぱこういう"嬉しい"はおまけだな〜というのを改めて強く認識した。鳴らしてる瞬間の高揚が最強に無敵で、追加要素で「いっぱい観てもらえた」とか「いっぱい褒められた」があるだけで、でもそれが多かったので「りんご最高!」と思った。

この日はkikiとTENDOUJI、それから謎のフランス人が面白かった。まつりちゃんのお母さんが謎のフランス人をずっと撮影してたのが可愛くてよかった。

特に印象に残ったのはNINJAS。元々大好きなのでぶち上がりまくってぐちゃぐちゃになった。やっぱパンクって最高〜〜

あとはオーガユーアスホール。ずっと観たくて初めてゆっくり観れた、後ろの方で観るのも前の方で観るのもそれぞれ最高のトリップができた、音オタクって感じがカッコよかった。

晩御飯にタイ料理を食べ、みんなで旅館に泊まった。布団が敷き詰められた大部屋は合宿みたいで楽しかった。シマツーがドロドロの足で布団に上がり、葉月さんに「その砂どうするの?」って怒られてたのが面白かった。

風呂に入った後は中夜祭に行き、スリーパーさんや銭湯の人たち、その他松本にいる友達たちとしばらく喋って遊んでベロベロになった後に眠くてタクシー死に帰りをした。

そして翌朝

最終日は割とみんな一緒ぐらいに出発、ど頭に出るムギちゃんを観に行った。

3日目のタイテ

上里さん、i know、KMCさん、とわちゃんバンド、コスモス鉄道、バケツドラマーMASA、okadadaさんがめちゃくちゃよかった。

拓くん

我らチームの拓くんはバッキバキのいいライブをしていた。いい汗かいててめちゃくちゃグッと来た。

他に印象に残ってるのはHELLさん。デコに虫つけてライブしてた。めちゃくちゃ一生懸命なのにめちゃくちゃ笑えて、人柄や生き様が丸々反映さたステージに最後はめちゃくちゃ感動しちゃう素晴らしいライブだった。

あとは掟ポルシェさん。ちょうど眠くて芝生で寝てて起きたら目の前でやってた。ハム食わされた。バグ感、ヤバさ、それがそのままにポップで楽しいステージは異常事態。最強だった。

チプルソさんもヤバかった。めちゃくちゃすごいしめちゃくちゃかっこいいのに、どこか暗い人柄をずっと纏っていてるのがシンパシーになって、心に直接響いてくるライブだった。

それからメシアと人人。もう一音目からメシアで、うおーーってなった。僕には、僕たちには関西の血が流れてるなというのを強く認識した瞬間だった。大暴れ爆裂ライブ。

ナースZもりんご音楽祭仕様

花火を観て、めちゃくちゃいい気分でりんご音楽祭最終日も終わった。帰り道は寂しかったが、それ以上にこの日の途中でシマツーといしかわくんが帰る瞬間の方が寂しかった気がする。

松本の友達たちと遊びたくて後夜祭も遊びに行ったが、みんなやっぱり忙しいみたいであんまり会えなかった。スリーパーさんとはゆっくり喋れたのでよかった。というか後夜祭人多すぎてヤバかった。そのまま瓦レコードの2Fで寝落ち、翌朝起きると1Fには全然人がいなかった。数人の寝死体の祭の後感がグッと来た。

翌日、温泉入って蕎麦食べて、丸一日かけてゆっくり車でみんなで帰った。ちょっとずつみんなと別れていくのがめちゃくちゃ切なくて、どうせみんなすぐに会うわけではあるけど、こんなに長いこと一緒に過ごしたせいで、みんなのことが家族みたいな気になってたみたいだった。

丸4日間、何もかも忘れて遊んでヘロヘロに疲れた最高の非日常だった。またみんなと遊びたいし、来年もりんご出れたら嬉しいな〜〜

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