操作マニュアルの制作を外注しない方が良いと思う理由
noteはじめました。
Growvanceという会社でヒトマワリのCSとデザインなどを担当している服部といいます。
新卒1年目からスタートアップという環境で奮闘し、現在2年目です。
前置きはさておき、
操作マニュアルの制作について僕個人の意見を書いていきたいと思います。
① マニュアルには"消費期限"がある!
② リソースがなくとも内製化を目指すべき!
の二本立てで書いていこうと思います。
全て僕の経験則かつ、主観にはなりますが
もしスタートアップのプロダクトで、「操作マニュアルどうしよう。」と悩まれている担当者の方の参考になれば幸いです。
それではいきましょう。
当社では「人事データで経営革新を」というキャッチコピーで
ヒトマワリという、人事DBを核としたBIツールを開発・販売しています。
こういったプロダクトやサービスと切っても切り離せない関係にあるものは「マニュアル」です。
誤解を恐れずに申しますと、本来マニュアルなんてものは無くて良いと思っています。
無くてもよいくらい、使い易いプロダクトを作っていきたいものですが、
エンドユーザーの方に、プロダクトを手にとって頂く以上は必須ですよね。
① マニュアルには"消費期限"がある!
当社がヒトマワリをリリースしたばかりの時、
操作マニュアルの制作は外注しました。
当時、社内にマニュアル制作に充てられるリソースがなかったことと、プロに任せた方が安心なのではという意見があったかと思います。
そして、外注しました。
....見事に失敗しました。
(決して、外注をご依頼した業者様のクオリティに問題があったわけではございません)
というのは、当社のプロダクトは
SaaSのwebサービスなので、当然の如く「新機能追加」や「機能修正」がどんどん入っていきます。
それも、とてつもないスピードでです。
そして、もし設計書もない状態で
「この機能はAの業者さん」、「次リリースの機能はBの業者さんに追加で依頼」、、、というような形をとってしまったら。
....最悪です。
操作マニュアルは、フレームレイアウトも、構成も、すべてを無視した"邪悪な何か"になってしまいます。
本来、マニュアルとしての目的を達成するならば、設計やデザインの見直しは不可欠であり、
マニュアルは、プロダクトと同様に常に
"改善していかなくてはいけない"ものだと初めて気付きました。
(もちろん、外注でお任せした方が良い場合もあります。決して批判などではありませんので、ご了承ください。)
② リソースがなくとも内製化を目指すべき!
ここが一番の肝だと考えているわけですが、
操作マニュアルの制作は"内製化"するべきだと断言します。
それは、プロダクトを知らない人物が、操作マニュアルを作るのは難しいと思うからです。
プロダクトに関わる人物が、操作マニュアルを作ることで、
ある意味そのプロダクトの「よいところ・わるいところ」が見えてくるはずなんです。
それはUIなのかも知れないし、機能の使い勝手かもしれないし、初期設定の複雑さなのかも知れません。
それを踏まえた上で、
「エンドユーザーが手にとった時に、どうすれば分かりやすくできるか」や「見やすいレイアウトやデザインはないか」など試行錯誤して制作を行うことで、
機能改善のアイデアも産まれますし、
プロダクトに対する知識・理解も深まり
良いモノになっていくと考えています。
操作マニュアルだって、立派なプロダクトの一部であるべきです。
そして、上記の考えに至ってから
実際に僕がリソースも技術もない中で
「300ページを超える"邪悪な何か"になりかけていた当社プロダクトのマニュアル」を
どのように改修していったかは
またの機会にこのnoteに書きたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?