南２局西家　22,800点持ちの３着目

配牌は２巡目にしてピンフドラ１のイーシャンテン。

まっすぐ行くなら打1sで三の良形変化を残しつつ進めるところですが、2s3s引きでハネマンも狙える手組みのため、まだ２巡目と言うこともあって実戦は打三としました。

これがドラが１枚もない手であれば、八九のペンチャン落としも考えましたが、本譜はツモ七でピンフドラ１のテンパイを逃すのが痛すぎるため自重しました。

４巡目ツモ1s

実戦はここでマンズのペンチャンを払って行きましたが、既に1sも1pも場に１枚切れており、ツモ4p7pのシャボ待ちがそこまで強くないため、NAGA先生がおっしゃる通りツモ切りが正着だったかと思います。何よりツモ七でのピンフドラ１テンパイを逃すのが痛すぎます。

６巡目ツモ赤5p

ここもまっすぐ行くなら打9pで、5p周りでもう1メンツ作れれば打点的にも十分でしょう。しかし攻めのNAGA先生が打5pを推奨していたのは意外です。実戦はドラメンツ固定の打5pとしましたが善悪は微妙なところです。

次巡ドラ6pツモ(;´Д｀)

NAGA先生はドラ受けを残す打9pを推奨していますが、赤5pが出ていく形の上すでに5pを切ってしまっているので、このドラは使いきれないと判断して泣く泣くツモ切り。そして

次巡。上家から先制リーチ

結果論ですが、前巡でドラの6pを早めに処理していたのが生きました。この手牌であれば現物の9pを切って押し返せます。

更に次巡。下家からもリーチ

２件リーチなので場合によっては降りることも考え始めましたが、このタイミングでツモ4pのテンパイ。

1sは比較的安全なのでとりあえずテンパイには取りますが、既に2sは2枚切れで決して良い待ちとは言えない状況。２件リーチの現物待ち且つダマでもマンガンある手なので、ここはダマ有利と判断しました。

そして更に次巡。対面の親からもリーチ！( ;∀;)

ここは安牌引いたらリーチして流局を狙おうと思っていましたが、よりによって一発目からドラ6pツモ。しかも全員に無筋。

絶体絶命のこの状況でしたが、意外なことにNAGA先生は6pの危険度はさほど高くないと判断しています。

確かに冷静に場全体を見渡してみると4p5pともに3枚見えで6pはワンチャンス。下家は4p2pの切り巡でリーチなので4pのマタギ筋である3-6pは比較的通りそう。対面も4p切りが早いので445pからの両面固定の可能性は低いですが、ドラ受けターツのため絶対にないとは言い切れない状況。上家に至っては全く情報なし。ただしリーチ後の2pは通っているので2-5p待ちは否定。

整理すると6pは上家以外には比較的通りそうな牌。とは言え・・・ここでリスクを負って前に出る価値は低いと考えて実戦は打3s,1sで降りました。

数巡後に対面の親が上家にハネマン放銃

２件リーチに向かっていった親の手牌を確認してみると、高め倍満もあるピンフ、純チャン三色の大物手でした。まあ、これは降りないわな・・・

結果的には三件リーチに囲まれたあの場面。ローリスクで流せるならリーチ。そうでなければベタオリと言う判断がベターだと思ったのですがいかがでしょうか？

※ちなみにNAGA先生は打6pで真っ向勝負(/・ω・)/　さすがです。