※この記事は3～4分程度で読めます。

こんにちは！こたろうです😊

ドラマ、『ナイト・ドクター』、
一昨日初回だったみたいですね。
妻と娘がワイワイ言いながら
観ていたので、
私も気になっていましたが
昨日の夜ようやく観ることが
出来ました。

医師の立場で感想を
書いてみたいと思います。

ドラマの概要

『ナイト・ドクター』は、
今シーズンのいわゆる
フジテレビ系月9として
昨日スタートしました。

医師の働き方改革絡みで
昼・夜完全交代性を導入した
とある病院の、
救命センターに集まった
夜間救急専門の医師、
若い5人の『ナイト・ドクター』の
成長と活躍を描いたドラマです。
主演は波瑠さん。

私のERでの経験

ちょっと寄り道になりますが
実は私も2年ほど
深澤先生（岸くん）と同じ
研修医上がりの頃に
都立病院のERで働いた経験が
あります。

ですので救急ドラマを観ると
その頃を思い出して
なつかしくなります。

都立病院も
他で診れないという
患者さんが搬送されて来る
最後の砦のような役割が
ありましたので

救急車は常に数台
停まっていましたし
それこそ急性腹症や
心血管系の病気のかた、
薬物中毒の患者さんなど
様々搬送され
やりがいがあり
とても勉強になりました。

第一話の私の感想

ここから先はネタバレも
ありますので、
観てない、これから観る！
という方はひとまず
ここでストップして下さい！

いいですか？続けますよ！

まず、ドラマを観る時間は
ないけれど、分かりやすく
まとまったあらすじを
読んでおきたいという方は、
ここが良かったです。

感想ですが
救急医療モノとしても
人間ドラマとしても
良く出来ていると思います。

まぁ、どうしても
救急医療ドラマは
ワンパターンにならざるを
得ないのですが

こうした
いのちを扱うドラマは
王道でも面白いですし、
キャストが良いので
これからも楽しみです。

「たらいまわし」問題

昨今、救急車が到着しても
受け入れ先が見つからない
ということが問題になって
います。特にコロナ禍で顕著
で、何時間も救急車の中で
患者さんが待たされたり、
時には搬送出来ずに
患者さんが亡くなって
しまうこともあります。

まさに初回は
この問題が
クローズアップ
されていました。

ただ、これは
救急現場にいた人間からすると
医療者だけでは
本当にどうしようもないです。

ヒトもお金も
資源も限られている中で
救急医療体制を
維持するためには
システム作りの工夫や
皆さんの理解も協力も不可欠です。

単に「断らない病院は
頑張っている良い病院」
というだけで
終わらせて欲しくない
問題だと思っています。

医者の目で気になったこと

まずは桜庭先生（北村匠海さん）
の発作？が気になりました。
手持ちの薬には
「ロラゼパム」※とあり、
パニック発作のようなものと
考えました。過去に何か
あるのかもしれないですね。

※商品名はワイパックスなど。
抗不安薬の一種。

他にもいくつか
ピルケースに薬剤名があり、
アザチオプリン、シクロスポリン、
プレドニンといった
免疫抑制剤の名前がありました。

それから、深澤先生の
妹さん（すいません、
役者さん分かりません）
の病気は何だろう…と。
腹痛が起こった時に、
ピルケースを開けようと
していたので、
日常的にも
痛みがあったのではないかと
思います。

手術の時に、
SMAの血栓による
腸管虚血ということで
私の想像では
ベーチェット病かな…と。

※SMA…上腸間膜動脈。
主に腸管に流れる血管
の根本の部分。

いやいや、ダメですね
そっちに気が行って
純粋な気持ちで観れないのは
職業病です😅

まとめ

今期始まった医療ドラマ、
『ナイト・ドクター』について
医療者目線で感想を
書かせて頂きました！

私の感想を読んでも
伝わらないかもですが
面白いドラマなので
是非観てみて下さい！

最後までお読み下さり
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