20161226K_2_3x2_引き伸ばし

収入ベースで考えてみると、わたし[小室敬幸]は、こんな人です!

はじめましての方も、そうではない方も、こんにちは!
小室敬幸(こむろたかゆき)と申します。

音楽大学で「クラシック音楽の作曲」と「音楽を研究して論文を書く音楽学」を勉強したのち、現在はフリーランスで「色んな音楽関係のお仕事」をさせていただいている東京在住の30歳です。どうぞお見知りおきを!

……とはいえ「色んな音楽関係のお仕事」って言われたって、あまりにも漠然としすぎてますよね(自覚あり)。自分自身、「ワタシがナニモノであるのか」を説明するのに、いつも困っているぐらいなのです。

そこで今回は「収入ベース」で、自分がナニモノなのかを捉えてみようと思います! つまり、何で飯を食ってるのかを提示することで自己紹介にかえてみようというわけです。

【2017年6月1日~30日までの収入をグラフ化】

さすがに金額を公表して、関係各所にご迷惑をおかけする勇気までは無かったので、パーセンテージでの公開としてみます(それでもブルブル……)。こうやって整理してみると、大雑把に分けて、小室が3種類の仕事をしているのが分かります。もうちょっと詳しく書いてみましょう。

1)ライター業:音楽について書きます!

34.86%
・某メディアの取材原稿
・某ホールの曲目解説

基本的にはここに挙がっているように、
 ① コンサートを取材したりインタビューをしたりするいかにもライターっぽい仕事(特にeplusのWEBメディア SPICEにお世話になっています)
 ② コンサートで当日配布されるパンフレットに掲載する曲目解説という、少し学者っぽい要素が入ってくる仕事(一番長くレギュラーでやらせていただいているのは、CHANEL NEXUS HALLです)
の2種類があります。

他にも、CDに添付されるライナーノートを書くという案件もあります(※上記写真は、日本語盤ライナーノートを担当したダーシー・ジェームス・アーギュー《ブルックリン・バビロン》)。

これまで書いたもので反響が大きかったものを2つご紹介すると…
音楽から読み解く「シン・ゴジラ」の凄み(専門的内容にも関わらず、気付けばPVが25000まで来ました。こちらをきっかけに新しい仕事をいただいたりもしました。)
バッティストーニ&湯山玲子「爆クラ! presents ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団×バッティストーニ」を語る

2)プレゼンター業:音楽について喋ります!

35.03%
OTTAVA 出演
GVIDOスペシャルステージ 出演
・某イベントでのトーク

現在、喋り仕事の中心は、24時間世界中どこからでもクラシック音楽が聴けるインターネットラジオOTTAVA(オッターヴァ)です。基本は隔週で、OTTAVA Navi(土曜13~17時)という番組に出演しています。他にも、これまでの実績として、レクチャーコンサートに出演したり、公共ホール等で地元の方を対象にした講演をしたりもしています。この6月の収入については、5月に開催された某音楽祭絡みのお仕事が多かったですね。

ちなみに、6月収入分ではありませんが、この月の取材で印象に残っているのは、このお二人へのインタビュー。どちらも大変楽しいインタビューでした。
▶ジャズピアニスト 小曽根真さん(某広報誌用 ⇒ 7月に公開予定?)
▶作曲家 西村朗さん(ラジオ放送用 ⇒ YouTubeでインタビューの模様が聴けます。)

3)教育業:音楽について教えます!

30.11%
・某音楽大学 授業補助(週2日)&助手(週1日)
・某大学 非常勤講師(週1コマ)
・個人レッスン(現在1名)

最後は、手堅い教育業。助手(正確にはティーチングアシスタントと助手の2種)と非常勤講師を掛け持ちつつ、自宅で音楽理論・音楽史などの個人レッスンを行っています(※生徒募集中)。

= = = = =

そして6月の収入には含まれませんでしたが、他にも副次的なものとしてこんな仕事をすることもあります。

作編曲
⇒元々の専攻なので、もちろん譜面も書きます!……が、最近はもっぱら文章執筆の方がメインになってしまいました。それでも編曲は、なんやかんやと結構書いています(ソフトウェアはFinaleを使用)。

コンサートの制作
⇒表方責任者、ステージマネージャー、譜めくり、影アナ、カメラマン等々、必要に応じてなんでもします。

デザイン関係
⇒コンサートのチラシ、チケット、プログラム、更にはWEBサイトまで作ります。単発で仕事を受注することは少ないですが、コンサート制作の案件で内作するケースは多いです。ソフトウェアはAdobe IllustratorとPhotoshopを使用しています。

録音・録画の編集
⇒音声はSteinberg Cubase(プラグインも数は多くありませんが、Waves PlatinumやらNINative Instruments KOMPLETEやら、地味に少しずつ揃えています)、映像はAdobe Premiereを使用しています。

こんな感じで、コンサート周りのあれやこれやに手を出していたら、一通りのことが自分で出来るようになっていました。完全に何でも屋さん(=別名「器用貧乏」)です。でも逆にいうと、私は人前で「演奏」はしないことにしています。昔はピアノを弾いたり、伴奏したりしていたこともありましたが、練習時間が確保できなくなってからは辞めてしまいました。

一番大切にしてること

どんな仕事をしているのか、これだけ「あーだこーだ」書き散らしたにもかかわらず、きっと結局よく分からないままですよね……どうもすみません(汗)

確かに色んなことを手がけているんです。でもどんな仕事にも共通して1つ大切にしていることがあります(この言葉は、私の名刺の裏側に書いてあります)。

……つまり「あなた」が、それまで知らなかったような「音楽(※ジャンル不問)」の新たな魅力に気付いて欲しい。そのためのお手伝いをしたい!

これこそ私が大切にしていることであり、私の願いです。文章を書くときも、喋るときも、教えるときも、音楽にかかわる仕事をする際に大事にしている思いです。時に思いが溢れすぎてしまうこともあるのですが(汗)、どうか「あなた」と「音楽」の関係に、更なる幸が増えますように。そのお手伝いが出来れば、私は幸せです。

改めて、小室敬幸(こむろ たかゆき)を、どうぞよろしくお願いいたします。

= = = = =
過去記事より抜粋
⇒ ★印が自薦記事です。

映画音楽系の記事
音楽から読み解く「シン・ゴジラ」の凄み
実は「親離れ」の歌だった!?~『Let It Go ありのままで』に隠された意味
「もうひとりの宇崎竜童」としての佐村河内守 ~映画『FAKE』を観て~
映画《セッション》(2014)評

ジャズ系の記事
2016年のマイルス・デイヴィス
"KIND OF BLUE"(1959) ~モードジャズとは何だったのか?
《ブルックリン・バビロン》解説 執筆後記 ~「固有名詞で語ること」への問題意識~

クラシック音楽系の記事
様々なポピュラー音楽をより深く理解するための基礎教養として「クラシック音楽の正体」を教えます。
3分でわかるモーツァルトの天才的な作曲技術

サポートいただいたお金は、新しいnoteへの投稿のために大切に使わせていただきます!