高校英語教師の何気ない一日

「#教師のバトン」をご存知だろうか?
Twitterをされていたら、見たことがあるという方がいるかもしれない。

元々は「教職の魅力向上に向けた、広報の充実」という目的で文部科学省がはじめたプロジェクトであるが、現在このハッシュタグを検索すると教職の闇で溢れかえっており、とても見ていられない心情になる。中高生や大学生がこれを見て、「教員になりたい!」と思う方が難しいだろう。

そこで、教員4年目である自分自身を振り返り、1日を見てみたいと思う。果たして、闇で溢れているのか!?

6:00 起床
職場が近いので、ぎりぎりまで寝ている。教育系雑誌で3:00とか4:00起きている同業者を見つけぶっ飛んだ。彼らはスーパーマンだ。

6:30 朝食
オートミールに味噌汁を入れたり、お茶漬けにしたりしてふやかして朝食にしている。ぜひお試しあれ。

7:00〜7:10 出勤
朝補習が無い日は、7:30〜7:45くらいを目標に出勤。この辺からバタバタし始める。

7:30〜8:10 朝補習
朝補習があるのは、週に2日〜3日。行事前だと結構潰れる。九州だけの教育文化?

8:15〜8:20 会議
最近やっとオンラインになり、嬉しい。

8:30〜8:45 HR
朝補習が我がクラスだと、朝の挨拶が違和感。「さっきがっつり授業したやん」という目線が痛い。生徒とコミュニケーションを取る時間だと割り切って、楽しむ。たまにがっつり叱る。

8:55〜17:00 授業・教材研究・事務作業
授業は多い日は5コマ、少ない日は2コマ。
教材研究の時間は正直あまり取れない。副担任をしていた時は多く取れていた気がする。
授業準備や英作文の添削、部活動の会計など、やることは多いが、何やかんやで終わる。

17:00〜19:00 部活指導
一応、強豪校と呼ばれるようになってきた。
ノックは良い運動。

19:00〜19:30 やり残した仕事を片付け退勤
この辺から夜ご飯を何にしようと考えたり、Twitterを触り出したりする。岩清水さんの「やっと仕事が終わった。これからが俺の時間だ。」がよくこの時間帯に出没する。

19:30〜21:00 風呂・夕食
省略

21:00〜23:00 読書・YouTube・Twitter・演習室
こっからは趣味の時間。誰にも邪魔はできない。
最近読んでいる本は星野源さんの「いのちの車窓から」
渡辺先生の「教養で読み解く英語長文」。読書は至高の趣味である。英文解釈演習室と愉快な仲間たちとの交流も最高に楽しい。

23:00 就寝

闇で溢れていただろうか?
いや、寧ろ楽しそうではないか?その通り、楽しい。
もちろん良いこと悪いことあるが、平均して楽しい。

年齢を重ねるにつれて、変わる部分はあると思うが、今後も基本的にはこのような1日の流れなのではないかと思う。

最後まで読んでくださった方々に感謝。こんな教師もいるんだなと思ってくれたら幸いだ。

教職の道に進むか悩んでいる若者よ、同じ教壇に立つ日を楽しみにしている。

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