覚えたいからこそ陥る勉強の罠「過剰インプット」

皆さん、勉強を効率よくできるようになったら、どんな勉強をしたいですか?

あまり勉強とかしていない……という人も、勉強が得意なら、自分の手に入れたいスキルとかのために時間を使おうと考えると思うのです。

今回はそんな誰もができたらなぁと思いつつもなかなか手が出せない、「勉強」における基礎……インプットとアウトプットについて話していきます。

効果的なインプットとアウトプットの比率は……

アウトプットの大事さはわかっていながらも、覚えたいという気持ちからインプットを重視してしまう傾向があるようです。

時間配分で考えると、平均的なインプットとアウトプットの比率は7:3。しかし、これはあまり良い比率ではないのです。

ではどのくらいの比率が良いのかというと……平均的な比率の逆。

インプット:アウトプット=3:7

が良いそうです。

慣れないうちは4:6くらいでいいらしいですが、とにかくインプットよりアウトプットにあてる時間を増やすことが大切です。

記憶の定着にかかせないアウトプット

アウトプットが記憶の定着においてとても大事な役割を果たすことはいろいろな研究で言われています。

例えば2週間で3回以上使われた情報は記憶に残りやすくなるとか、復習は徐々に感覚を広げて何回もしなければならないとか、教科書をただ読んでいるよりテストをした方が格段に成績が伸びたとか。

人間は基本的に物事を忘れるようにできているので、「思い出す」という作業がとても大事です。

知識を入れる作業をいくらしても、その知識がどんどん抜け落ちていっては意味がありません。

ですので、「思い出す」という行為によって知識を定着させることが大事で、それがアウトプットが重要な理由なのです。

アウトプットは記憶定着のためだけ?

また、アウトプットは記憶定着において重要であるだけではありません。

そもそも皆さんが知識を手に入れたい理由はなんでしょうか?

その知識によって行動を変えたいから、なのではないでしょうか?

資格を手に入れて仕事に活かしたいとか、勉強をしてテストで良い点をとりたいとか……そうやって現状を変えるために、勉強をしているのだと思います。

ただ知識がほしくて知識を仕入れている、という人はそうそういないと思います。

つまり「インプット」は「アウトプット」のためにあるのです。

ですので、アウトプットの時間を多くとることがとにかく大事なのです。

これを読んだ方は、どうか知識を集めることに満足するのではなく、それを使ってほしい結果を手に入れてください。

参考文献:学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑)

ps
このブログは、まさにアウトプットの比率を上げるためにやっているような感じです。
皆さんもブログとか、Twitterとか、友達に話すとか、いろんな場面でアウトプットしてみてください。

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