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伊豆大島を自転車で一周したら砂漠で迷子になりました

この連休は伊豆大島に遊びに行っております(今も)。

明日は船で帰るだけなので、伊豆大島自転車で一周を完走した感想を書いていきたいと思います。

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スタート、岡田港

スタート地点は岡田港付近。

自転車は、前日のうちにマウンテンバイクを借りていました。

朝はゆっくりと過ごして、10時前くらいの出発。

スタート付近から上り坂下り坂の繰り返しでしたが、マウンテンバイクの力で割とスムーズに進めました。

高いところからの一面の海を堪能しながら、たどり着いたのが10時~10時半ごろ。

泉津の切り通しに到着しました。

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なんとも神秘的な雰囲気。

ここらへん一体が木の陰になっていて涼しげなこともあいまって、力強さの中になんだか寂し気な印象を感じました。

そこからさらに上って下ってを繰り返し、動物園に着いたのが11時から11時半頃。

レッサーパンダが可愛い。

無料の動物園だったので軽く立ち寄るつもりが、なんだかんだ長居してしまい、出発が12時。

ここから人里離れた山道に突入します。

山道、そして裏砂漠

裏砂漠を目指して、ここからは山道を駆け上がっていきます。

一部圏外になるくらいの場所で、坂道もかなり急に。

道路は終始綺麗に整備されていたので、その点は大丈夫でしたが、とにかくここからは上り坂がなかなかの激しさでした。

しばらく悪戦苦闘して裏砂漠入り口に着いたのが13時頃。

ここからは歩きで、1.8km(看板いわく)ほど歩いて写真を撮った場所まで行きました。

真っ黒な砂漠。

車が通った跡があったので、それをたどってひたすら歩いて、着いたのは13時30分ごろ。

人はもちろんいないし、草がちらほら生えているものの生き物は小さな虫くらいだったので、とても静かな場所でした。

写真を撮ったり叫んだりしながら(やっほー的な)景色を満喫し、あとは来た道を戻るだけ……のはずだったのですがここでトラブル。

なんと帰る道を間違えてしまいました。

こうやってブログを更新しているところから無事帰還できたことは察していただけるでしょうけど、少しの間本当に身の危険を感じたものです。

裏砂漠、プチ遭難

道に迷った原因は、同じような景色ばかりだったことと、圏外だったことと、そしてはしゃぎすぎていたことでした。

車の跡だけを目印にしていたのですが、帰り道に車の跡が二つに分かれていて、なんとなく選んだ方が見事にはずれ。

最初は間違えたことに気づかず20分ほど歩いていたのですが、急に道が狭くなって、見覚えのない道に出てしまいました。

ここでようやく道を間違えていたことに気づき引き返すかこのまま進むかの選択に。

しかし、大島を一周することを考えると引き返す余裕はなく、なんとなく方角は合っていた気がしたので、そのまま直進することにしました。

道はどんどん細くなり、森へと突入。鳥やよくわからない虫の声が不安感を煽ります。

さらに先に進むと、かがまないと歩けないくらいに徐々に草木が生い茂っていき、ついには道がなくなってしまいました。

絶望に暮れ、さすがに引き返そうと考えるものの、もし引き返したらおそらく1時間近くのロス。

17時には雨が降り出す予報だったので、途中で食べる予定だった有名なコロッケやたい焼きも食べれず、雨に打たれながら残りを走るかなり残念な状況が予想されます。

悩みながらも、やっぱりもう少し進もうかな……と考えていると、なんだか聞き覚えのある音が。

耳を澄ますと、なんと車が走る音が聞こえてきたのです。

こんなに車の音に喜ぶ日が来るとは思いませんでしたが、草木をかき分けなんとか道路に出ることができました。

結局入り口近くの道路に出たようで、自転車を取りに戻る時間もほとんどかからず、少しのロスで無事そのまま自転車の旅を続けることができました。

ご褒美、そしてご褒美

自転車の旅再開が14時40分頃。かなり時間をロスしてしまったので、そこから頑張って次の港まで自転車で駆け抜けていきました。

ここからは下り坂が多く、なんだか頑張ったご褒美のよう。

港でコロッケとたい焼きを食べ終わったのが16時半。

これがめちゃくちゃおいしかった。

そして大きな断層を見ながら元町港に着いたのが17時半。

雨が降った跡があったものの、奇跡的に雨には降られず、無事予約していたレストランにたどり着くことができました。

なんだか最後のとんとん拍子にうまくいった感じが、まるで頑張ったご褒美のようで。

ちなみにご飯を食べたらさすがに雨が降っていたので、タクシーで宿まで行きました。

えっ、一周してないじゃないかって?

まぁ残りの道は前日に3回も通っていたので、そこは大目に見るということで……笑

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これはその前日に通ったときの写真です。

わりとこんな絶景が至る所から見えて、写真が好きな人にはたまらない感じでしょう。

また、写真に収めることはできませんでしたが、夜空の美しさときたら、都心では決して味わえないものでした。

自然豊かで、海、砂漠、森、山とコンパクトになんでも楽しめます。

私的には自転車がおすすめですが、レンタカーもあるので、手軽に島に行きたければ伊豆大島を、ぜひ。

ps

本当はサイクリングの前日はダイビングの予定だったのですが、海が大荒れで中止になってしまいました。

腹いせに水着で冷たい海に飛び込んだのは、また別の話。








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