独学で成功するための4つのステップ

皆さん、勉強していますか?

耳の痛い話かもしれませんが、勉強はこれからより大事になってきます。

変化の激しい時代では、自分のやっていることがいつまでも通用するとは限りませんから、常に自分をアップデートしていかなければなりません。

また、そういう意味で勉強を必要とするならば、独学は必要不可欠になります。

どこかに通って……という形では、均一的な知識しか手に入りませんし

ある程度まではいいかもしれませんが、最終的には自分で手に入れた知識が大事になってきます。自分で手に入れたものの方がオリジナリティが強いからです。

ということで今回は、変化の激しい時代で強い個を持つために必要な、「独学」の4ステップをご紹介します。

・戦略
・インプット
・抽象化・構造化
・ストック

戦略ー武器の集め方

何事においても戦略とは大事なものですが、もちろん独学にも戦略は大事です。闇雲に武器を集めるのは悪手なのです。

例えば、本を1カ月で何冊読むことができるのか…ということから、一生で読める本の数がだいたいわかりますよね。

結構少ないなぁと思ったのではないでしょうか。ですので、闇雲に独学をしていては、本当に大切な知識が手に入らないまま終わってしまいます。

それではどうすれば必要な知識が書いてある本を見つけることができるのか……そのポイントは、本を「テーマ」で選ぶことです。

基本的に皆本を「ジャンル」で選びます。

例えば、数学、哲学、経営学、文学…などは「ジャンル」で、勉強のやり方や組織をうまく運営する方法は「テーマ」です。

実用的なのは「テーマ」のプロフェッショナルです。また、多くの「ジャンル」を横断することで、それがオリジナリティになります。

1つのジャンルで100万にひとりになるのは大変ですが、3つのジャンルで100人にひとりになれば、3つ掛け合わせて100万人にひとりです。

これは少し大げさかもしれませんが、それくらいジャンルに縛られない学び方は、重要なのです。

インプットー武器を集める

では実際に武器を集めていきます。インプットの際には特に大事なことが2つあります。それは

1.量より質
2.短期目線でいい

です。

量より質については先ほども少し話しましたが、時間には限りがあるので、学ぶものは洗練した方が良いです。

特に、その辺にある読みやすくて薄っぺらいものをたくさん読んで学んだ気になるのは危険です。

それより、多くの人に読まれて、それでも残り続けた古典を読むべきです。

もちろん古典だけでいいというわけではありませんし、自分にとって難しすぎたり簡単すぎてもだめです。

また、インプットは今必要なものの方がいいです。人は忘れてしまうものですから、今必要のないものを入れても効率が悪いのです。

ここでいう「必要」という言葉にはいろいろな意味が込められています。実用的に必要だったり、娯楽のために必要だったり、教養のために必要だったり…。

そういったいろいろな意味で、「」必要かどうかを考えることが大切です。

抽象化・構造化ー武器を使えるようにする

インプットでたくさん武器を手に入れてもそれが使えなければ意味がありません。

そのためにも抽象化と構造化が必要です。

例えば、「ルネサンス期に生み出された傑作の多くは、行政組織でなく、パトロンがスポンサーになっていたケースが多い」という事実から、「傑作が生まれるには、合議よりも審美眼をもった単独者による意思決定が必要か?」というように抽象化ができるかもしれません。

抽象化・構造化した結果は、今はまだ仮説なので最後に「?」がつきます。

このプロセスが思考を柔軟にし、知識を自分のものにし、記憶にも残します。またこの結果があることで、いろいろなことに応用したり、知識がオリジナルなものになります。

ストックー武器をいつでもだせるようにする

四次元ポケットさながら、武器はいつでも出せるからこそその真価を発揮します。

その方法はいろいろありますが、その中でも私がおすすめするのは、電子デバイスの利用です。

例えば電子書籍。いつでもいくらでも本を持っていられるだけでなく、検索機能や、アンダーラインを引いた個所のハイライト機能なんかもあります。

また、ノートもスマホでとれば、いつでも見ることも書くこともできます。

もちろん紙の本やノートのメリットもたくさんあります。ここでは紹介しきれませんが、ぜひともいろいろな方法を試してみてください。

勉強法を勉強する

最後に話した紙の本やノートを使った勉強の仕方は紹介できませんでしたが、それも含めて勉強法はたくさんあります。

「テーマ」を決めて勉強するのが良いという話をしましたが、一番最初は興味のあるテーマと、「勉強法」というテーマがもしかしたらよいかもしれません。

世の中には間違った勉強法がたくさんあります。限りある貴重な時間で、めいいっぱい吸収するために、正しい勉強の仕方を学んでからいろいろな勉強をした方が効率がいいと思います。

でも、本当に勉強する習慣がないのであれば、まずは続けることを目標にした方がいいので、自分の好きなテーマから独学を始めてみましょう。

参考文献:知的戦闘力を高める 独学の技法(山口 周)

ps
私は昔から、数学の公式なんかを「武器」と例えていました。
参考文献は知識を武器に例えていて、なんだかちょっと嬉しかったです(語彙力)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?