数学の美しさと、深淵さと、おもしろさがつまった良書

数学なんて嫌いだ―という人の方が多いと思いますが、少し待ってください。それは誤解かもしれません。

全くルールがわからないゲームなんてつまらないに決まっていますし、そのおもしろさを誰も教えてくれなかったら、そのゲームをやろうとも思わないでしょう。

数学は、導入が「つまらない授業」ですからね。それはつまらない印象を持つのも当然です。

しかし、本当は数学とは、昔々の裕福な人々が趣味でやるくらいに、魅力的なものだったのです。

それではそんな魅惑の数学の世界にどうやって足を入れればいいのか…

今日はそんな、魅力的なのはわかったけど、どこから手をつけていいか分からないよ、という方におすすめの本をご紹介します。

数学ガール(結城 浩)

この本は、高校生の「僕」が、同じ学校の「数学ガール」たちと、数学を舞台に青春を送る物語です。

シリーズは全部で6巻(未完結)。ほかにも、「数学ガールの秘密のノート」という、高校数学をいろいろな視点からわかりやすく学ぶことができるものもあります。

数学ガール本編は難しい部分も多いのですが、数式を追うことができなくなっても、その世界観を味わうことができるようになっています。

その数学の世界観を味わうだけでも、「こんなに数学って奥深くおもしろいものなんだなぁ」と思ってもらえると思うので、ぜひ一度お手に取ってみてください。

と、私の人生に大きく影響した本の紹介でした。



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