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美容師やっててよかったと13年目にして心から思う

独立と出産が同じタイミング

昨年、2017年の3月にカフェが併設されたGLOBALTOUCHというサロンを麻布十番にオープンしました。
カフェが併設されているサロンはその時点での保健所申請の際、法人で僕の会社だけだったので、特に意味はないですが、正式には日本で初となるます。(TOPの写真は一番初期段階のパース、仕上がりイメージみたいなものです)

又、同年、2017年の4月の初めに娘が誕生しました。
名前を「あん」と言います。両家にとっての初孫になるため、それはもう家族皆の全愛情を受けて今日もすくすくと育っています。(おもちゃが毎週両家のおばあちゃんやご家族から届くので部屋は大変なことになってます)
あんちゃんの成長が日々楽しみで、いつもそばにいてくれる妻を大事に思っています。

僕は1ヶ月の間で起業、初出店と初子を授かる経験をしました。

その時は自分が築いたタイミングと責任、これから来る事すべてが自己責任の未来に対して、不安しかなかったこと、それに対して心を整理することに集中していました。正直それだけな気がします。
今思い返すと、子供が生まれた事はこの上ない幸せなことだし、独立はワクワクすることなのに、「その気持ちを忘れてキラキラできてなかった自分」が一番の反省点だと感じています。

失敗や倒産しても今は大したことない時代(多分)なので、あの時のセンチメンタルタイムはもったいない時間だったな〜

頼んだ業者が詐欺師で、、、美容師が独立する時は様々なことがつきまとう

サロンをオープンするにあたり、どのような手順を踏めばいいのか、各業者にしても自分のお店にとって不必要な業者もいますし、自分でできる部分もあるのでそこにお金と労力を使うのは無駄です。
特例ではあると思いますが、割とよく聞く話ではあるので、、、
僕はサロンをオープンさせてから業者を変えて3度、大規模な改装、修繕を行いました。9ヶ月間の間にです。
それは改装したくてしたわけではありません。

初めてのことでわからないことだらけだったので、二番目に安い業者に自分なりに調べてお願いしたところ(今でしたらそれがいけないと判ります)、頼んだ業者が詐欺師でした。
その為、成された工事が惰性工事で不備だらけだったため営業が出来る状態ではなかったから改装せざるおえなかったのです。(全面の工事がそもそも終わってない、エアコンが落ちかける、鏡が曲がってる、隙間風が吹くなどそれはひどいもでした)

結局最初の工事業者には逃げられましたが、独立する前まではある程度大きな企業にいた僕は結局のところ僕は色々なことが「甘ちゃん」でした。

当たり前にできると思っていたことはできないし、仕事を業者にお願いしたらその通りにできるということも実は珍しい事なんだと、今になったらわかることがあります。
そんな僕が伝えることができることがあるので、
その選び方と正しい付き合い方、選択基準など、初めて独立をする方に向けた具体的な起業、出店の気をつけたほうが良いアルアルや、独立に際して僕の身の周りで実際に起きたことや、それに対して感じたことも今後記していきます。


美容師の仕事は最高だし、これからの時代にもあっている。

美容師は時間ない、給与も一つの企業に勤めていればやはり高いとは言い難く、お客様のそれぞれの髪質、顔の形、頭皮状況、ファッション、会社の方向性など様々な要素がありそのニーズに応える力が必要です。
それと同時に「自分自身の理想の美容師の在り方」が働き手には割と強く存在するので、簡単に技術を学べるものではなく、スタッフの接客がそのままお客様に触れ、サロンのブランディングにもなる可能性もあり、経験も必要となるため売れるスタイリストになるのも時間がかかります。
要は一人前になるのに時間がかかります。
稼げるまで時間がかかります。

それは事実としてあることなので、アシスタントの方、又お客様を持っていないスタイリストには今一度気を引き締めてほしいな、と思う事もしばしばあります。


ただ、自分のやり方次第、努力次第でお客様に「美容を通して目に見える幸せ」を提供できる仕事でもあります。
先天的なものや環境は関係なく後天的に努力をすれば確実に成功できる。
努力や姿勢が確実に報われる世界です。特に今は絶対です。

かわいい前髪を提供できた!
スタイルチェンジが成功した事によってお客様がサロンから跳ねるように帰られる時!(バウンドして帰っていらっしゃると僕は言います)
は、今までしてきた事が報われてよかった!と心から思います。

髪の毛を切ることで担当させていただけるお客様を通して自分の価値に見合ったコミュニティを形成することができますし、自分の人生において豊かな時間を過ごすことが多くなるということでもあります。
現に僕は徳島の毎年阿波踊りに参加していますが、僕のお客様で参加された方は今までで30名を超えています。

後、僕が強く感じている美容師としての接客の強みとして、
真剣に誠実に取り組んでいる美容師の目の前に起こる様々なことは、お客様のアドバイスやお力添えで実用レベルですぐクリアもできます。経営力、技術、バリュー、人間性などまだまだ足りてないことだらけな僕ですが、自分に足りてない経験や体験、感動をお客様ご自身の熱量と共に伝えて頂ける事で自分の地肉にできるのです。
よくお客様と泣きながらサロンの時間を共にすることもしばしばです。


そんなこと自覚できて、現在14年目にして、美容師やっててよかった!と感じれていることに感謝しています。
美容師をやりながら子育ても抱えている人、また、美容師の価値を上げていくことに真剣に楽しんでいきたい人、様々な思いや環境があると思いますが、そんな方達の参考とコミュニティ作りのきっかけにこれからなれればと思ってます。

一緒に楽しんでいきましょう!

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