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マーケターの行動を環境から変える 1222

昨日、前職の友人と飲んでいて、「環境の力はものすごく偉大だ」という話をしていた。

彼は今年からオランダに移住したのだけど、移住してから生活習慣がめちゃくちゃ健康的になったらしい。

オランダと日本では時差が7時間あり、オランダの朝7時は日本の昼14時。オランダの昼13時は日本の夜20時で、その時間は既に日本の業務時間が終わっている。つまり、昼の13時以降は、メールやチャットの連絡から解放され、集中力が中断することなく、仕事に没頭できるようになったらしい。

また、上記のツイートにあるようにオランダの夜19時は日本の朝2時で、誰もツイッターやFacebookを更新していない。結果として、スマホを開く意味がなくなり、夜中にスマホに触ることもなくなったという。

日本では、「デジタルデトックスしよう!」「マインドフルネス大事!」と心がけ、いくら努力してもできなかったことが、住む環境が変わったことで、追加努力ゼロで、いとも簡単にできるようになったと聞いて、なるほど、という感じだった。

これほど左様に「環境」が及ぼす威力は凄まじく、ビジネスで「市場がすべて」と言われるように、個人の努力に関しても「環境がすべて」と言っても過言ではない。

翻って、私はよく「BtoBマーケターは顧客解像度を高かめよう!」という話を色々なところで語っているわけだけど、「顧客と会いましょう!」「営業と連携しましょう!」と言っても、「デジタルデトックスしよう!」「マインドフルネス大事!」と同じレベル感でしかなく、個人の意思の力に頼りすぎだなと思った。

BtoBマーケターが顧客解像度を高めるためには、もっと「環境」からイジる必要があって、

・オフィスの席を営業チームと一緒のエリアにする
・月に1回、新規or既存顧客向けに少人数勉強会を開催する
→40人のセミナーを開催しても、顧客理解は深まりにくい
・マーケターにアサインする際、1ヶ月間の営業チームでの実務を必須にする
・半年間、顧客社内で常駐もしくはアルバイトとして働いてもらう
→実際にターゲット顧客社内で半年間アルバイトをして、BtoB事業を立ち上げた起業家がいる

ぐらいの提案をする必要があるかもなと思った話でした。

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