ジャグリング動画の探し方:応用編

さて、需要があるのかないのかわかりませんが、ジャグリング動画の探し方:応用編です。できましたら、まず基礎編をお読みください。基礎編はこちら

0.はじめに

 基礎編では、ジャグリング動画を探すための基礎づくりについてお話しました。応用編においては本格的に”探し方”について説明させていただきます。また、今回、前回以上に恣意的な意見が多くなりますが、読み流してくだされば幸いです。

1.なにを探すべきか?

 突然ですが、僕の考えるジャグリング動画5か条を聞いてください。

1.すべての動画を見ることはできない。その必要もない

2.理想の動画は存在しない

3.素晴らしい動画は評判になるので基礎作りさえしておけばわざわざ探さなくても、十分な量を得ることができる。

4.何を探すかもわからずに、やみくもに探すのは無駄である。探したいものを明確にする必要がある。

5.ジャグリング動画を見ることは楽しく、またうまくなるための手助けになるが、ジャグリング動画を見るだけではうまくならない。

 

今は多くの素晴らしい動画がありますから、ルーティンの参考という面でも、技的な面でも、基礎編で触れた方法でも十分な量のジャグリング動画を集めることができます。理想の動画などというものは存在しませんし、見るだけでジャグリングがうまくなる魔法の動画もありません。

つまり、何が言いたいかというと……

探したいものがないのに、わざわざ探すのは無駄です。ほかのことに時間を割いたほうがいいと思います。

 


 ちょっと強めの表現を使いました。ツンデレだとでも思ってください。

 現在、本当に多くのジャグリング動画が存在します。この中にもっといい動画があるのではないかという気持ちになるのもわかります。しかし、増え続ける動画を探し続ける行為は限りないものです。

 そもそもジャグリング動画を探すこと自体があなたの目的ではないのではないでしょうか? 私が言うのもなんですが、存在しない理想の動画を探し続けて本来の目的を見失うことになってほしくないと考えております。

少しでも心の片隅においていただければ幸いです。


2.ジャグリング動画の"探し方"

長い前置きで申し訳ありません。ジャグリング動画の探し方の説明に移ります。まず、伝えておこうと思うのですが、裏技などではなくどちらかというと地味な方法です。だから、当然、特別なツールなどを使わず探します。

では、具体的な動画を探すの方法を説明させていただきます。


人に聞く

何人かから心の中でつっこみを入れられたような気がする。でも大事です。

これは主に初心者~中級者にお勧めの方法です。みなさんは、「こういうルーティンがしたいけど参考にすべきものがわからない」「次に練習すべきものがわからない」という理由で動画探しをすることが多くなると思います。

これに関しては特に初心者~中級者にとって、「うまい人の動画の技を見て自分はそれより少し難易度を下げた形の技から練習する」なども難しいため、ある程度能動的に動画を探す必要が出てきます。しかし、その段階ではジャグラーの名前に関する知識も動画に関する知識も多くなく検索して探すということ自体が難しいというジレンマが発生します。

一人で悩んでも仕方ありません、人に聞いてください。主にジャグリング歴の長い経験者や、先輩に頼りましょう。

一緒に練習している人、あなたのことを知っている人ならうまく言葉にできなくてもある程度は察してくれるはずです。あわよくば、その人から技を教えてもらえ、ルーティンに関するアドバイスももらえるかもしれません。

やりすぎなければ頼られて嫌な気持ちになる人もそんなにいないでしょうし、それでうまくなってくれたら喜んでくれると思いますよ。

そして、がんばれ先輩ジャグラーたち、後輩にいいところを見せてやれ!


固有名詞で検索する


具体的に何か検索したいワードが決まっている場合にはそれを検索すればいいのですが、「こういう感じのジャグリング動画がみたいなぁ」と思って、その形容詞を検索ボックスに入れてもあまり芳しい結果は得られないでしょう。

そこでお勧めしたい方法が気になるジャグラーに関する固有名詞で検索するです。具体的には、ジャグラー名(それに付随してわかる所属団体名、チーム名)です。できればyoutubeの検索ではなく、Googleなどのサイト横断型の検索を併用してください。

「知らないジャグラーを探すために検索するのであって、知ってるジャグラーでも検索することに意味があるのか?」

あります。断言します。

うまいジャグラーはプロであることも多いので結構いろんなところでショーをしているためそれに関連する映像が見つかることがあり、うまいジャグラーもその成長の遍歴というものがあるので、そこをなぞる意義は大きいためです。

そのため基礎編の話ともつながるのですが、その人の動画が上がっているyoutubeチャンネルの古い動画をさかのぼるのも効果的です。

このようなうまみがあるのに一つの動画で満足したり、短い登場シーンやtrailerで満足したりする人が多いです。だまされたと思ってやってみてください。

「そもそもその検索する固有名詞はどうやって調べるのか」「ある程度調べつくしたから、新しいジャグラーを見つけたい」

正直に言うとそれに関しては努力と運としかいえないのですが、一応効率的に好きなジャグラー(およびその名前)を探す方法があるにはあります。

1つはコラボレーションビデオをみることです。

これは複数のジャグラーが登場し、それぞれ名前が出ていることが多いので、比較的容易に好きなジャグラーを発見できます。

例:Contact juggling collaboration 2014


2つ目は団体や、ショーのPVをみることです。

これも複数人の演者が出ることが多く、名前も出ていたり、がんばって検索すればわかることが多いです。

例:Le Lido Promo 2014


最後にEJCなどのフェスティバルの動画を見るです。

ステージに出てる人はGalaやGuestなのでわかりますし、その年の祭りのほかの動画を探したり、すれば何回も出てくることが多く名前もわかることがあります。コメントをして聞いてしまうのも手ですね。

例:The Video - BJC 2013


下に行くほど、名前を知る難易度が高いものになっています。ですが、1人のジャグラーの名前がわかることは何本もの動画を見つける価値があります。そのジャグラーが好きなら好きなほど、労力を割く価値はあると思います。1つの好きな動画を探すより1人の好きなジャグラーを見つけてください。そのジャグラーが、そして、あなたがジャグリングを続ける限り、そのジャグラーはあなたにいろんなものをくれるでしょう。

3.まとめ

……本当にこれは探し方なのかというような文章になってしまいました。

今回はジャグリングの動画に絞った話が中心で検索力をあげるためテクニックは控えめにさせていただく形としましたが、一応最後に少しだけ触れると検索力をあげるためのもっとも手っ取り早くかつ確実な方法は英語を勉強することです。現在の翻訳機能は素晴らしく多くの言語も英語に翻訳することで読むことができます(日本語に翻訳すると大体わけがわからないかんじになります)

小手先のテクニックとしては、検索フィルタの使いかた(主にアップロード日)、-や""などを使った検索、人名の表記の揺れを考慮すること、英語や日本語以外での検索についてなどもあるのですが、説明しませんでした。もし興味のある方は調べてみてください。

基礎編以上にぼんやりした内容となりましたが、実際にやってみていろいろ感じていただいたときに、ふと思い出していただけるものになったらいいなと考えて書かせていただきました。

最後に、これを読んだみなさまの面白い動画が見られることを楽しみにしております。お読みいただきありがとうございました。

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