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三麻攻略4(雀魂 玉の間攻略①/配牌判断編)

いよいよ、多くの人が壁に当たる「玉の間 攻略」について書いていこうと思います。本件は、戦術・攻略部分をテーマに応じて記述したいので、連載方式とします。

自分自身も雀聖になる迄、玉の間は約2000戦を要しました・・・
(雀豪★3⇒★2への降格は5回経験しました)
その2000戦で培った麻雀ノウハウを記述していきたいと思います。

はじめに


本件を読む前に、別記事の「三麻攻略1(重要要素)」を見てからご確認下さい。三麻の基本的であり、重要な部分を記述してあります。
記述した重要要素を前提に「玉の間」を攻略する為には、
先ず放銃率を抑える事はもちろんの事、失点率を抑える必要があります。
その中で、配牌や場況から手牌進行をどのように進めるべきかの
考え方を記した「配牌判断編」となります。

1.手牌進行のルート(配牌時)


  先ず考えるのは、手牌を進行する上で下記どちらを選択するのか
  という事です。

⑴目いっぱいの進行(安牌を持たず手組み)
⑵安牌を抱えた守備重視の進行

  データから三麻は、1局当たりの収支(場代)が3200点
  (ツモ損ルール)あります。
  なので、かなり自分の手牌に魅力が無い場合(ドラ・北無し・
  カンチャンだらけ配牌等)以外は、⑴以外の選択肢は
  ありません。牌種類が少ない三麻は、手がかなり悪くても
  上がれるケースが多いです。
  然しながら、雀魂ルールはラス回避に重点を置いた点数配分と、
ツモ損がある事から、見合わない放銃は致命傷となりますので、
  常にケースに応じて守備力を考える必要があります。

2.配牌と場況から考える手牌進行について


  私は親であったり、相当良い配牌時、または着順争いの終盤で
  無い限り、基本的に安牌候補を抱えながら進行します。
  (その要因かわかりませんが和了率が29%切っています)
  そうしなければいけない程、三麻での放銃失点はラス率を
  向上させ、安定した成績は残せません。
※強者程、放銃率は12~14%以下となり、和了率は30%前後のスタッツが多いです。

本データは牌譜屋から抽出した「玉の間」の段位別データです。
赤枠の通り、「玉の間」で安定するには放銃率を考える必要有。

  そこで自分自身の考える推奨進行は下記となります。
  (状況で必ずというわけでは無いですが、目安となります)

  ⑴目いっぱいの進行(安牌を持たない進行)の場合


・自身が「親」でドラが2枚以上ある場合
   ・自身が「親」で一向聴又は両面の絡んだ二向聴の場合
 (先制リーチが出来そうな配牌を指します)
   ・自身が「子」で北ドラが2枚以上ある場合
(他家にも高打点の可能性があると分かる事が重要)
   ・自身が「子」で一向聴又は両面の絡んだ二向聴の場合
(但し、親に北抜きが2枚以上ある場合は巡目判断要)
   ・条件問わず字牌暗刻がターツがある場合
(いざという時には安全牌として活用する形)
   ・条件問わず跳満以上が見える手牌


  上記理由として、先ず親の「先制リーチ」は強いからです。
  「金の間」と違って、相当な手牌価値が無い限り、
「玉の間」では親リーチに突っ込んでくるプレーヤーは少ないです。
  また局収支は、特に親の場合、先制リーチおよび聴牌は期待値プラス
なので、多少待ちが悪い聴牌でも先制ならリーチしましょう。
  尚、子でも先制リーチの両面はプラス収支です。
  四麻以上に、三麻は先制リーチが強いです。

  次に字牌暗刻が手牌にある場合、いざという時に安全牌となります。
  何よりも他社からのリーチに対して辞める選択肢を残す事が重要です。

  最後に、手牌にドラがほとんど見えていれば、他社はおのずと
  低い打点の可能性が高いです。多少不利な手牌でも和了に
  真っすぐ進めます。

  ⑵安牌を抱えた守備重視の進行


   先ずは安牌候補に何を選ぶかを考えます。
基本的には1.9萬、字牌、親の現物の順に候補を選択します。
   ただ、三麻は単騎待ちや上がりやすい待ちを選択される
   ケースが多いので、2枚切れ、最低でも1枚切れを選択し、
   少しスリムに手組進行をしましょう。

3.配牌や場況からの選択例(推奨)


  ⑴北抜き状況からの判断


   ⇒自分の場合、他家が2枚以上の北抜きをしたら
    基本的に防御態勢に入ります。
    特に親が2枚以上の場合は、安牌を複数抱えて進行します。
    他家が序盤に北抜き2枚以上の場合、自信の配牌から
    進行選択をどうすべきか自身の選択例を下記します。

親北2枚抜きですが、これは打点が見えるのでまっすぐ進めます。但し、重要なのはポン聴にならない限り、發は鳴きません。安牌候補として活用し面前推奨です。
(チャンタ系は防御力も強いです)
ほぼ降りましょう。七対子をメインに中牌を切りながら親安牌を厚めて進行しましょう。ただノミ手なので中盤以降にリーチや不穏な動きがあったらキッパリ辞めます。
他家が北3抜きですが、自身が親でかなり先制リーチが打てそうな配牌は目いっぱいで進め、先制リーチを目指します。
子でも、この配牌ならまっすぐ進めますね。
第1ツモでドラ引いてますが、かなり苦しいと想定し、中は鳴かずに混一色を目指して満貫以上でようやく勝負の手牌です。但し、中以外にも道中で安牌を厚め抱えながら進行します。

  ⑵自身に赤・ドラ無し


   ⇒他家で北抜きが無いが、自信に赤・ドラ無し場合です。
    このパターンが一番難しいと思っています。
    自分が親なら「目いっぱい」進行で中盤で再判断、
    自分が子なら安牌を抱えた進行推奨です。

但し、ドラが見えず相手の打点が読めない、そして自身の手が低い状況では事故になる可能性が高い配牌です。
余程早そうな手牌または途中でドラ引きによる把握が出来ない以外は守備的に進行する事を推奨します。

自風対子ですが、行く価値無しです。
染め手を見ながら安牌厚めながら進行します。
親なのでもちろん鳴いて行きます。
但し、混一色にやダブ東に拘らず上がり優先で進める事が重要です。
(ドラが全く見えていないため事故る可能性があるのでスピード重視)

  ⑶自身に北抜き複数、またはドラ複数の場合


   ⇒基本的に目いっぱい進行を推奨しますが、
    自身は下記のような配牌の場合、安全度を考えながら進行します。

ドラ役牌トイツですが、かなり重くキツい配牌です。親で頑張りすぎないような配慮が必要です。
ペンチャンターツ2つの時点でオーラストップ目とか関係無しに上がりがきつい配牌です。
自分はこの北は抜かずに安牌、1発消し要因として残し、かなり守備的意識で進行しました。

 4.まとめ


  麻雀はツモ次第との言葉をよく耳にしますが、
  どんなにツモに恵まれていても、放銃した場合の失点が高ければ
  必然的にラスになる確率が高いです。
先ずは自分の防御力を高める事と、自信の配牌や他家の場況から
放銃時の打点を想像し、手牌進行する癖をつける事が
安定成績に繋がると考えます。

今回は配牌をメインとした考えですか、
進行状態で目まぐるしく状況が変化するのも三麻の特徴なので、リーチ判断や押し引きにつあても今後配信していきたいと思います。

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