おいらのスマホ のはなし。
ごきげんよう、はみ出し者の皆様。
姫野光太郎です。大事なことなのでもう一度言います。姫野光太郎です。
今回はボクちゃんが去年の年末にリリースした最新配信(問題作)シングル「おいらのスマホ」について、まあ製作秘話も絡めながら話していきます。
まずは基本データから↓
リリース日:2022年12月30日(姫野曰く、1.2.3で覚えやすいためこの日付けになっただけで特に意味はないという)
発売方法:デジタル(配信)リリース
仕様:モノラル(わからない人のために解説しようと思いましたが面倒なので各々ググってください)
今日からイカしたテディボーイ
実はあのサビのメロディが浮かんだのはギリギリ学生の頃でして。2月、3月くらいかな。
ちょうどその頃、個人的に結構ロカビリーモードで、パーマをかけて前髪をこんもり盛り上げてました。
バイト先ではツッパリとかヤンキーとか東京リベンジャーズとか、まあそういう類のことを言われてたんですが、僕がイメージしてたのはテディボーイとかロッカーズやったんですよね。不良は不良でも、アメリカンな感じ、日本のビーバップじゃないっつうこと。アーティストで言うとエルヴィスとかストレイキャッツをかなり意識してました。やから心の中で「こいつら全然わかってないな」と思ってました(笑)
ほどなくして無事学生生活が終わったんですが、諸事情でリーゼント不可になったんです。(理由は察せ)
でも髪は切ってなかったからセットすればいつでも仕上がる状態でした。(そもそも僕が床屋嫌いっていうのもあるけど)
せっかく髪も伸ばしたしちゃんと形にして終わりたいなと思ったので、創りかけのメロディを完成させて、歌詞も書き終えて、シングルにして出そうと決めました。
まあ原点に立ち返ってですね、いわゆるハネのある3コードのロックンロールをやりたいと思ってたんで。完全に曲が仕上がるまで散髪はお預けしました。
ジャケット写真だけはリーゼントで撮りたかったんで、ガチガチに髪を固めて撮って、次の日髪をバッサリ切りました。そしてようやくレコーディング開始となります。
大事なのは"中学生感"
1分半という、シングル曲にしてはかなり短い曲の長さですが、地道に時間をかけました。というのもこの曲は少しでも"上品さ"が出たらイメージに合わないと思ったので、下手でも良いからガキンチョな勢いが出るまで何度も録り直したんよね。ギターソロなんか何回弾いたやろ。
とにかく荒っぽさを追求してたら7ヶ月経っちゃった(笑)
なのでタイミング補正、ピッチ補正等は一切行っておりません。
初期衝動という名の絶妙なズレ感がどうしても欲しかったから。
今回ミックスとマスタリングはエンジニアさんにお願いしました。
スタジオにて2時間の立ち会いやったんですが、まず曲の全体像というかイメージを聞かれ、「中学生の不良グループが勢いでバンド組んで曲作ったって感じの音にしてください!」とだけ伝えました(笑)
今思えば、なかなかな注文やったと思います。
もうね、エンジニアさんには頭上がりません(笑)
一番の問題はドラムの音色。
いわゆるオールディーズのドラムの音って結構軽いんですよね。ジャズの影響が強い感じ。例えばリンゴスターのドラムとか、結構カラッとしてるじゃないですか。
完全にオールディーズに寄せるならそれで良いんやけど、そうじゃなくてちゃんと現代にもウケる音色に仕上げたかったので重低音をやや強めにしていただきました。チャックべリーの曲にEDMとかヒップホップのビートエッセンスがミックスされた感じの曲にしたかったですね。
はじめにイメージしてたものとはちょっと別の方向に行きましたが、我ながらよく出来たポップスだと思います(笑)
ロックンロール、ロカビリーが母体となりながらも、モダンな歌詞とビートを追求した姫野光太郎の一番新しいシングルです。是非聴いて、笑って、感じてください。
おいらのスマホのCredit↓
Kotaro Himeno : Vocal、Backing Vocal、Electric Guitar、Electric Bass、Drums
Toshiyuki Tsukuda : Mixing & Mastering
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Photographer : Kodai Tokimoto
Illustrator : Kotaro Himeno
Cooperation : Recording Studio Nishiguchi
ここから聴け!↓
姫野光太郎・・・大阪府出身のシンガーソングライター。14歳か15歳の時にギターを弾き始め、18歳のときにはじめてライブハウスに出演。大体この頃から作曲もはじめる。まあなんやかんやありまして今に至る。
↓姫野光太郎のSNSやYouTubeなどは↓
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