フジロックへのフェス飯屋台出店が死ぬほど難しかった4つの理由

こんにちは、新保(@charytaro)です。
最近忙しくてnote更新していなかったのですが、明日からフジロックということで2015年に屋台出店したときの思い出を書いてみようと思います。

基本的に10°DELIというお店で出店したときの記録の転載です。
※出店にあたってのルールや、フードエリアなどは2015年当時のものです。

この記事で伝えたいことは、「フジロックの屋台出店は死ぬほど大変だけど、その分気合いの入った最上級の素晴らしいフェス飯が集まるのでみんな屋台を楽しんでいっぱい食べてね!」です。

それでは早速、大変な理由を書いていきます。

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「フジロックで出店できればどこでも出店できる」なんて言われているように、フジロックへの飲食屋台の出店は国内でも最難関クラスです。

1.採算予想がとんでもなく立てづらい

屋台に限らず一般店舗でも、お店を出店するときには、「家賃などの固定費がいくらかかるか」というのは重要なポイントです。フェスでの飲食屋台出店でも出店料を元に採算を立て、採算が合うのであれば出店申込をすることになるはずです。
しかし、ここでフジロックならではの壁が立ちはだかります。
出店料が不明なまま出店申込をしなくてはいけないのです。
国内最大規模のフェスであるフジロックでは、飲食エリアは12ヶ所、店舗数は90店舗にも及びます。そのため、出店店舗を募って選考したあとに各エリアの特色・バランスを考えて屋台が配置されます。出店料は各エリアによって違うため、エリアが確定して初めて固定費でかかる出店料がわかります。しかも恐ろしいことにこの出店料、最安値と最高値では7倍もの振れ幅があります。

(出典:フェスごはん2015)

ここにさらなる追い打ちをかけるのは苗場スキー場の気候です。標高900メートルの苗場では昼間は直射日光が容赦なく振りかかるため、冷たいものが好まれます。都市型フェスであれば、こういう場合はカキ氷一極集中戦略で儲けることもできますが、苗場は違います。山の天気は変わりやすいと言いますが夜になったら15℃まで冷え込むこともあります。15℃は4月初旬のセーターを着ているくらいの温度ですし、雨が降ればなおさら体感温度は下がっていきます。こうなると必然的に暑くても寒くても売れるものを用意する必要があります。暑い時に売るものと寒い時に売るものを用意し、それぞれで出数予想をする。至難の業です...

2.準備するものがとにかく多い

これは都市型フェスでも同じことではありますが、申請書類がとにかく多いです。2ヶ月でいくつもの書類を提出します。フジロックならではの事項も多く、駐車場の申請や、苗場プリンスホテルの宿泊申請などもしなくてはいけません。


3.配送計画がめちゃくちゃ難しい

1番神経を使うのはここかもしれません。前夜祭も合わせると4日分にもなる食材を計画的に運び込まなくてはいけません。都市型フェスであれば、食材が足りなくなったり、備品が必要になったり、もしくは人手が足りなくなったときに究極なんとか手配することができても、三国山脈ではそうは行きません。指定のビールや食材などの一部は現地で追加発注ができますが、基本的には一度の運び込みでビシっと決める必要があります。また、働くスタッフに関しても同じことが言えます。全員苗場現地集合とはいかないため、車での人員輸送計画も考えなくてはいけません。


4.死ぬほど疲れる

まず、仕込みで疲れます。フジロックでは現地での包丁の使用ができないため、かなり多くの量の仕込みが発生します。10°DELIでは、直前週の3連休を朝から晩まで×10人体制で100キロの鶏肉を茹でたり、80キロのジャガイモを洗ったりしていました。お店によっては通常営業を閉じて仕込みに専念するところもあるそうです。そして、前夜祭から会場客ハケまで営業する場外エリアの場合、怒涛の91時間連続営業です。もちろん適宜休憩はしますが、スタッフ全員分の苗場プリンスホテルなんて取れないので、お店から距離のあるキャンプサイトでテント泊になります。なかなか過酷でした。


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さて、今思い出してもとてつもなく過酷な出店でしたが、とても楽しく素敵な想い出です。
フジロックのせいですっかり屋台出店に魅せられて、社会人になった今でも年に1回はどこかしらでキッチンカー出店をしています。
先週も井上苑子さんの「いのうえ夏祭り2018」で出店してきました。

いつかまたフジロック出店したいな、なんて思いながら今年はYouTube配信で楽しみたいと思います。

現地組の方は素晴らしいフェス飯をいっぱい食べて楽しんでください。

新保紘太郎(@charytaro)でした。


#フジロック #フェス

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新保紘太郎

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