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ライブコマース元年から1年経っての現状と展望

こんにちは、新保(@charytaro)です。
2017年はライブコマース元年なんて言われてから中々盛り上がらずに2018年の夏も終わりに向かっていますが、ここ2週間くらいでライブコマース関連のニュースがいくつかあったので思っていることをまとめてみます。

・ライブコマースサービスが最近閉鎖したり新しくできたり
・そもそもライブコマースってプラットフォームに依存しないよね?
・利用者ごとの最適サービス

▲この記事で書くこと。

■8月上旬のいくつかのニュース

ライブコマースとは要するに、動画配信でユーザーとコミュニケーションしながらの通販です。双方向的ジャパネットたかた。細かい説明はコチラで→
たった2時間で3億円稼ぐユーザーも!? 話題のライブコマースとは?国内の代表サービス6選

ライブコマースのプラットフォーマーとしてはこんなところがあります。
Yahoo!ショッピングLIVERakuten Shopping LIVE TVは配信者が限られているので割愛。

SHOPROOM ----------SHOWROOMの派生サービス
Live Shop! ------------ライブコマース機能が主軸
メルカリチャンネル--フリマサービス+ライブコマース機能
MimiTV---------------美容系動画メディア+ライブコマース機能
BASEライブ-----------ネットショップ作成サービス+ライブコマース機能
PinQul ----------------ライブコマース機能が主軸

DeNAがリリースしていたLaffyというサービスもありましたが2018年3月30日にクローズしています。

そんな中、8月16日にPinQulのサービス終了がアナウンスされました。

記事内でも反省点として、アプリで先行リリースしてWEB版のリリースは後になったことが触れられています。

その目線で見ると、先ほど挙げたサービスのうちWEBで利用できるのはSHOPROOM、Live Shop!、BASEライブの3つです。
メルカリアプリ内で視聴できるメルカリチャンネルはメルカリ自体のアプリアクティブユーザーが多いから成り立つんだろうけど、MimiTVはどうなんだろう…?

こんな群雄割拠でキツキツな中にKDDIとエブリーが共同提供するCHECKも8月9日に公開されました。
どうなるんだろう。


■ライブコマースってプラットフォームに依存しないのでは?

数あるライブコマースサービスがしのぎを削っている中、8月9日にゆうこすが舵を取るライブコマース事業 #TaVision の会見が行われました。

#TaVision では従来のライブコマースサービスは使わずに、販売拠点はBASEに置き、インスタライブでファンとのコミュニケーションを行なっています。
会見の中では、販売が始まるとインスタライブの視聴者が減るけど、BASEに遷移した人たちがその商品を買えたかどうかを報告しに再びインスタライブに戻ってくるとのことを言っていました。

ライブコマースの本質は商品自体にどんなストーリーを+αできるかの部分だと思っているので、必然的に紹介者or製作者のプレゼン力や情熱が肝になります。
そうなると重要になるのはハード面のプラットフォームではなくて、ソフト面の人に依っていくことになります。

ゆうこすの場合は一番ファンとのコミュニケーションがしやすい場であるInstagramと、決済システムなどが整備されているBASEとの組み合わせが最適だったのでしょう。


■これからのライブコマースの展望

あまり未来を予想するのは得意ではないのですが、ここ最近の動きを見ていると、ライブコマース1本のサービスプラットフォームはグロースしないんじゃないかと思います。SHOPROOMとかメルカリチャンネルみたいな主サービス+ライブコマース機能があるようなところは続きそう。

ライブコマースの利用者としては大きく3パターンに分けられると思います。

・タレント/インフルエンサー
・企業ブランド
・個人事業主(副業)

タレント/インフルエンサーに関してはゆうこすのようにインスタライブ+BASE、企業ブランドはインスタライブ+自社ECサイト or Live Shop!、個人でハンドメイド出品しているような人はBASEライブかメルカリチャンネルが最適解かなと思います。
法人のライブコマース利用のメリットはこの記事がわかりやすかった。

余談だけど、メルカリチャンネルで面白かったのはコーヒー豆を焙煎しながら雑談していたコーヒー豆屋さんの配信。


ライブコマースってタレント/インフルエンサーからすると、PR案件で頼まれたからオススメする商品ではなくて、本当に好きで気に入っている商品をオススメすることによって対価を得ることができる仕組みだと思うので、個人的にはメチャメチャ期待しているところです。


うまくまとまらなかったけどこんなところで。
新保紘太郎(@charytaro)でした。

#ライブコマース #パブリックリレーションズ #広報 #広告  

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