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所属タレントのSNSに事務所ができる3つのサポート

こんにちは、新保紘太郎(@charytaro)です。
芸能事務所プラチナムプロダクションに転職してから10カ月くらいになりますが、1個目標にしてたことができたので記念noteです。

●SNSの重要性が増してきている現状
●事務所ができる3つのサポート

■SNSの重要性が増してきている現状

言わずもがなSNSの重要性は増してきています。
TVや雑誌とは違い、タレント自身でコントロールして発信できるメディアなので、物事への考え方やライフスタイルをストレートに伝えられます。
雑誌や広告で気になってSNSまで辿り着いてくれたファンが、考え方を理解してくれたり、価値観に共感してくれたりすると、応援してくれる本当に心強いファンになります。

もう1つの目線として、クライアント/代理店に向けても重要とされるポイントがあります。
広告や、イベントなどに起用する際のキャスティング募集でもSNS情報も合わせて提案を求められることも増えています。
単純に起用することに対しての拡散力としてフォロワー数が選考基準のひとつになったり、ライブ配信型企画であれば普段からSHOWROOMやLINE LIVEを使っている人がキャスティングされたりと、SNSをうまく活用していることがキャスティングの一助になることがあります。


■事務所ができる3つの支援

の中でも書きましたが、タレントが芸能事務所に所属するメリットが少なくなってきているなかで、下記のようなSNS運用へのサポートができることはひとつのポイントになると思います。

①認証バッジの取得サポート
SNSでタレント本人であることを証明する認証バッジ(公式マーク)はタレントにとって重要です。
認証バッジがあると検索欄で表示されやすくなったり、なりすましの偽アカウントが出た際の対応がスピーディーです。
(実際にinstagramで偽アカウントの通報をしてから半日で削除してもらえたり、パスワードを忘れてログインできなくなったときの対応も1日でしてもらえました)
最近でも松重豊さんが認証バッジがつかないのでTwitter/instagramともに辞めてしまったり、有名な方でも認証申請はなかなか手こずる部分です。

Twitterは現在認証申請を受け付けていないですが、instagramは随時受け付けており、誰でも認証申請をすることはできます。
Facebook社とパートナーになると専用フォームから認証申請や、なりすましアカウントの削除依頼・プライバシーを侵害している投稿の報告など、優先的に対応してくれるサポートがあります。
弊社でもまだ認証されてないタレントを80名ほど申請して、半数以上が認証されているので、個人で申請するより事務所経由の方が通りやすいかなと感じてます。(最速で申請から40分で認証バッジがついたこともありました)


②テクニックや最新情報の共有講習
各SNSの機能を使いこなしきれていないタレントも多いです。
検索欄に載りやすいハッシュタグのつけ方や、位置情報機能の使い方といった細かいテクニック面から、TikTokで今ハネやすい動画の傾向などの最新情報などを日々講習していくことも重要なサポートだと思っています。

個人的にここは力を入れて頑張っていたポイントで、隔月くらいで社内講習会をしていたのですが、前回はゲスト講師としてゆうこすさんに来てもらえて、嬉しくてこのnoteを書いている次第です。

今後もゲストを招いた講習会はしていきたいです。


③炎上対応
3つ目のサポートとして、極力無いことを願っていますが、炎上した際のサポートも事務所としてノウハウを持つべきことだと思っています。
そもそも燃えないために、②の講習で炎上事例の共有などはしていきたいと思っていますが、それでも100%防げない炎上があった際に、適切なサポートをしたいと思っています。


■終わりに

諸々書きましたがSNSの世界は本当に流れが早くて、TikTokやIGTVなどといった新しいアプリや機能が日々できています。
レガシーな芸能事務所だと、マネージャー側にSNSに詳しい人間がいないことも多そうなので、新しいサービスなどを速攻で試してタレントに情報を共有できるマネージャーはとても重宝されると思います。

新保紘太郎(@charytaro)でした。



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