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企画でメシを食っていく2019

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BUKATSUDO講座「企画メシ2019」にまつわるnoteのまとめです。
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「僕じゃ駄目かな?」からはじまるマイケル・ジャクソンの伝説に学ぶこと。

この10日間、夢中になって追いかけていた。 調べて、調べて、調べて。マイケル・ジャクソンの輪郭を少しずつ浮き彫りにしていく。知りたくなってさらに追いかける。 「魅力がない人なんていない」 だから興味の扉は開けておこう。なにかある。気になること。知りたいこと。かならずそこにはあるから、まず調べてみよう。ということを僕は、つねづね企画の講義でいつも伝えている。そう信じられるようになったのは、あらゆる領域の企画をするようになったからだと思う。 2015年から僕は「企画でメシ

#企画メシ で 西寺郷太さんに褒められた、音楽文の書き方を話そうと思う

5月18日は、#ことばの日 ということで。何か”ことば”に関係するnoteを書きたいなーと思いまして。 いつも通り、私の下らない自分語りでもいいんですけど、どうせなら読んでくれるかたの生活を豊かにしてくれそうなものにしようかな…と。 ということで、恥ずかしながら音楽文のノウハウ的なものを書こうと思います。 昨年、私は企画メシという通ってました。約半年で12人の講師の方から、企画について教えを乞うという講座です。この講義のひとつに、音楽の企画というものがありまして。そちら

「言葉の企画ことばの日特別編」で感じた、「言葉の企画」の未来

手元に一冊の本がある。 僕は今でもこの本をお勧めしてよいのか、少し迷っている。 確かに、この本は確実に誰かの人生を変える。 それどころかある種の奇跡をも起こす。 ただ、効果がありすぎるのだ。 下手をすると業界を一つ潰してしまう。 それくらいの効果があるように思えるのだ。 だけど、あえてお勧めしたい。 その本のタイトルは 「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」だ。 著者はコピーライターの阿部幸太郎さん。 僕はこの本を読んで、 いてもたってもいられなく

【満員御礼】未来に待ち合わせするための連続講座『言葉の企画2020』やります。

<<2020年5月17日(日)17:40追記>> ※定員に達したため受付を終了しました。キャンセル待ちの受付はいたしません(万が一、コンビニ決済の期限切れ、キャンセルの発生等があった場合、あらためてお知らせいたします!) はじめにこんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。 このnoteでは、横浜みなとみらいのBUKATSUDOで5年続けている連続講座『企画でメシを食っていく』(通称:企画メシ)から派生して生まれた『言葉の企画2020』をオンライン開催します!の宣言と概要

今の気持ちを忘れない。「企画メシ」と「言葉の企画」5月の開講を見送ります。

今、何を企画するか、試されている。 半分は強がりで、もう半分は本気で思ってます。 この3月末。連続講座「企画でメシを食っていく2020」と「言葉の企画2020」の5月開講を見送りました。 「5月開講を見送る」と書いたものの…じゃあいつ再開できるのか? それは正直わからなくて、数カ月後かもしれないし、来年になるかもしれない。それでも。今は見送ることを最善と思い、この決断をしました。 さけるチーズが好きで、食べる時は、小さく、小さく、さきながら、にこにこしながら食べてます

「企画でメシを食っていく2020」 「言葉の企画2020」 5月の講座開講見送りについて

みなさまへ今年も準備を進めておりました連続講座「企画でメシを食っていく2020」および「言葉の企画2020」につきまして、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないこの状況下、予定通りの5月開講とそれに向けた参加者募集を見送ることといたしました。 ゲスト講師のブッキングや、フィールドワーク候補地の選定等、「今年もより魅力的な講座を!」と温めてまいりましたがかかわるすべてのみなさまのご安全を最優先に判断しました。    状況が落ち着き、目途が立ったときには、またみなさまにお知ら

「味噌屋の息子だから味噌つくれるよね」と言われてタイに…醸造と運命をともにする男、五味仁。

「企画でメシを食っていく2019」、今回のテーマは「食の企画」ゲスト講師は東京農業大学で醸造と経営を勉強。卒業し、タイの醤油メーカーに3年勤務した後、実家の五味醤油に入社。味噌づくりのワークショップを各地で開催するなど精力的に活動をされている、山梨で150年つづく味噌蔵「五味醤油」六代目、五味仁さんをお迎えしました。 自分も醸造をやってもいいかもしれないと思えた。 「東京農業大学時代、奈良の醤油屋さんが大学の先輩で、訪ねた際にど派手な車で迎えに来てくれました。その時にこん

おわりのはじまり

通っていた連続講座「企画でメシを食っていく2019」が終わりました。 そのスピンオフイベントとして先日行われた「企画祭」で、私は「企画メシラジオ」と題した事前コンテンツと、当日生配信のディレクター兼DJをやりました。 いろんな話で盛り上がったんですが、その中でも企画メシ同期で、インフルエンサーとしても名高い5歳さんが「仕事について考えた」という話の一部を紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (以下書き起こし) 仕事について考え

湯気ある時間をありがとう。

いつがほんとうの終わりなんだろう。 精算に走り回っている今も、お祭りのさなかにいるような感覚になる。たとえば、この2000円の領収書だって、ただの紙切れじゃない。 駅前でのビラ配り、許可をとってやるためには、手続きが必要で、ビラを配りに行く、後ろ姿につながっている。 11月3日(祝・日)に「企画祭〜湯気ある時間〜」というお祭りを開催しました。あの時間のすべてを伝えることは難しいけれど、あの時間をすこしでも共有させてください。 あの日の6時間を、6分に。 撮影・編集は

座学から動学へ。2020年、「企画でメシを食っていく」は出港します。

スクリーンからこぶしがこっちに向かってきた。 ぶんなぐられたような気持ちになった。 映画「宮本から君へ」を観て、俳優の池松壮亮さんのことを思った。映画「君が君で君だ」のプロデュースをしていた僕は、2018年、池松さんと各地の映画館をまわっていた。 あの池松さんが1年後、このとんでもない映画の顔として、世界に挑んでいた。僕はじぶんの心の内を見つめていた。 僕も、僕は…僕はどうだ? 座ってちゃだめだ。 動け、動くんだ。 出港だ…! 最初は思いつきだったけど、そうだ

楽しめる自分を企画できたら、あとは一歩前に進むだけ。(企画でメシを食っていく2019 特別報告会レポート)

今年で5周年となるコピーライター阿部広太郎さん主宰「企画でメシを食っていく」。 昨年に引き続き、講座の学びを報告する「企画メシ2019『企画でメシは食っていけそう?』特別報告会」が8月31日(土)下北沢B&Bで行われました。 昨年からスタートした「言葉の企画」の特別報告会が同日のお昼に行われ、そのあと夕方からの開催。両部とも参加される方も多く、みんなで「言葉」と「企画」について考えた1日。 「企画メシ」の部は、時間帯も手伝ってか会場全体のテンションが高めに。元気いっぱい

その日ぼくらは、笑って遺書を交換した。

いつもより笑い合っていた気がする。 悲壮感なんて一切なかった。ふたりしてニコニコしていた。ピース。 ぼくらのこれまでのやりとりとか、関係性とか。フィルムカメラで撮った写真に全部映っていた。 手にとった封筒の名前は、遺書。手渡しをして、じっくり眺める。慎重にしまう。この先にどんな未来が待ち受けているのか、楽しみで仕方がなかった。 事の発端はある“課題”からだった。 ※※※ 「企画する人を世の中に増やしたい」その一心で、2015年から『企画でメシを食っていく』という連

相手との対話を楽しむ。楽しい時間を過ごす。人とつきあっていく。ノンフィクション作家・川内有緒の本の作り方。

今回のテーマは「ノンフィクションの企画」。ゲスト講師に、第16回開高健ノンフィクション賞受賞された「空ゆく巨人」著者である川内有緒さんをお迎えしました。 主体的に動き状況を変えていく川内さんはどのようにしてにノンフィクションを書くようになったのか伺っていきます。 7,8歳の頃に、友達を集めて、遊びで劇団をはじめます。 スタジオジブリの映画プロデューサー鈴木敏夫さんがご近所にお住まいだったこともあり、当時、鈴木さんが編集長をやられていた徳間書店の忘年会で披露していたそうで

頭より目の方が賢い。デザインの必然性にこだわるブックデザイナー 佐藤亜沙美の美学。

「企画でメシを食っていく2019」、今回のテーマは「デザインの企画」ゲスト講師は祖父江慎さんの事務所「コズフィッシュ」から独立し、「サトウサンカイ」を設立。『Quick Japan』のアートディレクターを務め、『静かに、ねぇ、静かに』(本谷有希子)『生理ちゃん』(小山健)など人気書籍の装丁を手掛ける佐藤亜沙美さんをお迎えしました。 「逆」をいく少女時代 図工・美術の時間に「桜の画を描きなさい」と言われて、ただ桜を描くのではなく水道をメインに桜を描き、お題に対して「逆」