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やまびこみたいに返ってくるから、僕は言葉を贈りつづける。

これは2019年の話。

マスクもせずに、当たり前のように、集合できていた時の話。

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朝4時を過ぎた頃。

金曜日の深夜、といより土曜日の早朝。スライドの1枚目から、頭の中でしゃべりながら見直す。ここはいい流れだなぁ、とか小さく笑ったりしつつ、その日に話をする資料がほぼほぼ完成する。あとはみなとみらい駅まで行く電車の中で仕上げよう、と思って短めの睡眠をとる。

今年、全12回の連続講座「企画でメシを食っていく」に加えて、もうひとつ70名が参加する「言葉の企画」という全6回の講座を本格始動した。大変だろうなあ、と想定し覚悟はしていたものの、コップに注いでいた水が派手めにこぼれるくらいに、大変だった。でも、たのしいのだ。仕事が終わった後に、いきいきと準備をしている。

なんでこんなことをしているんだろう、という気持ちも時折生まれる。

なぜやるのか?気づいたのは、僕は感想が返ってくるのがうれしい。

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本気でやったら、本気が返ってくる。やっほーと大きな声で言ったら、時間差で返ってくるやまびこみたいに。そこには、たしかなつながりがあって、それが嬉しくて、伝えることがやめられない。

参加している皆に講義で話したことをもとにnoteを書いてもらう。一人ひとりの文章を読みながら、言葉が返ってきた手応えをにぎりしめた。一つとして同じでない、カラフルな言葉たち。ここに紹介させてほしい。ここから言葉がつづく、約70人分の言葉。

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なかなか釣れなかった「私の頭の中の声」。貴重な魚を、やっと1匹だけ捕まえることが出来た。

SACHIE

動け、考えろ、続けろ。この3ステップは同時に行う。私にとってはコップいっぱいの水を1滴もこぼさずに100Mダッシュしろと言われているのと同じくらい難度が高いのだが、この筋トレをやり続けた半年後の自分を見てみたい。

伊藤 美砂

コンプレックスを変に大事にしすぎた。これからは、大事なコンプレックスには旅をさせよう。

あんな

大丈夫だよ頑張れ、って言葉をかけてもらったときに、ぶわああって気持ちが溢れてしまうあの感じ。

うえだちひろ

私も、もっと素直な自分の素直な感情を乗せて、伝えたい。だから、そのための言葉や、考え方を探しに行こう。

西海 千尋

自分がどうしたいのか。実現したいことは何なのか。環境に適応するだけで良いのか。自分と向き合う半年間のスタート。

小瀧 友貴

思えば表面的で抽象的な言葉を発しがちな私はその奥にある本当の気持ちに目を向けることを無意識に避けていたように思う。

ユイ タムラ

たぶん、きみたちが今、考えて考えて考えて考えて考えたことは、間違っていないよ。だから、自信をもって。

はち

一体感が、すでにあった。ちょっとだけ、椅子からお尻が浮いている感じ。

KATO

それは、本当に大切にしたい言葉か。

西村 俊哉

もう守らない。恥ずかしくても、ノーガードで自分をむき出しにして戦う。

たまき こーいち

フワフワと宙に浮いている思いを、一つひとつ深掘りして言語化することで、「なんとなく」だったものが少しずつ形を帯びてくる。

はらの

キャッチしたいと思うようなボールを投げよう

みさと

「伝わる」は相手側からみたもの。「伝える」は自分側からみたもの。

u1ro-km

人は生まれながらに自分の人生の企画者だった。

ゆみ

全体を見ながら、届けたい人にしっかりと届けられているか。伝わっているか。をしつこいまでに考え抜いていたのだ。

ヤマシュン

企画とは、「相手」がいるから成り立つのだと、当たり前の様で初めて知ったことだった。

Gaishi

え!それやばい!よく思いついたね。今すぐやろう。一緒にやろう。って体験がほしい。

Kanami

さっき最初食べたとき『あつっ』って言ってたでしょ。あれ料理が熱いのもあるけど、そのレシピにこめられた『熱意』も感じだんですよ

まさ

あのね、普通にやっても誰も止まってくれないから。こういう時は、こう(体を振り)軽やかに!チャーミングに!ひらひらって感じで(ニコニコしながら手をたくさん振る)

aya.i.m

半年後、密度のある言葉を、自信をもって放てるように。

Yuka Hongo

自分に嘘をついたことが、とにかくいちばん悔しいです。

MARKiii _maki watanabe

まだまだつづきます…!

写真はわたしにとって心を届けてくれる言葉。

あやなん

普段送っているビジネスメールも「企て」がはっきりとあり、伝えたいことが明確になっていただろうか、と急に不安になった。

タケシ

でも隠さないで、見栄を張らないで、そんな弱みもさらけ出そう。背伸びして頑張る姿を見守ってもらいたい、と思った。

成江美里

伝わった、と思ったら、スキを押していただけると嬉しいです。わたしはいまから、みなさんのnoteを見にいきますね。とてもドキドキします。

Rina Hashimoto

自分を大きく見せることはせず、ありのままの形で素直に生きていく。

たかだ

なにかに直面して、自分の頭にぱっと浮かんだ「素敵」という言葉は、自分のすきを集めるチャンスなのかもしれない。

しやま

伝えることが怖いぶん、本当に思ってることが伝わったときは嬉しい。

ぴろ氏

なぜ校長先生の話は面白くないのか?問題はその伝え方にあったんだ。”小学生に伝わる”伝え方ではなかったんだろう。

しゅうへい

生きた言葉を操れる様になることが、半年後の目標となりました。

ゆーーりょー

半年後どうなっているか、私自身に期待をしようと思います。もうあなたに嫉妬しないように、がんばるね。

はじめ

正直、いまが一番時間がない。でもわたしは踏み出したじゃないか。

ハロー・メイ

やわらかくもパンチのある言葉で、この社会に小さな変革を起こし続けたい。

aki

きっかけだけじゃ、何も変わらないよ。「どこまで本気で」「考えに考えて」「カタチにできるか」。

なをき

「これでいいや」この言葉はもう今日で終わりにしよう。

ふるさわあつき

最年少からのボトムアップこそチームの原動力になる。先輩方を押し上げて行きたい。

小田周介

唇を噛んでいるだけでは前に進めないので、どんな企画書が決勝に残っていたがについて自分なりに考えてみました。

みなみ

武器を増やすのではなくて、心の声を聞いてあげられるように。

わたなべまりな

自分が物事をどう見ているかを知って(自覚して)おくことが第一歩。

板チョコ

なぜ悔しいのか?悔しいからどうするのか?その問いと、それらの答えが、これからのぼくの人生を変える。

山田 邦明

苦手意識をバネに、新しい人や考え方に出会いながら、人に「伝わる」ことに対してちゃんと努力をしていくことにする。

あんど.

そもそも言葉の先に「→(やじるし)」がない「。(まる)」で終わってる、と気付かされた一言。

mumu

全員の企画書に向き合って、全員に手紙を書いたことで、5月18日は忘れられない一日になった。することができた。

Marika

ここから、5/18「ことばの日」が生まれたんですよね。

順番待ちの列を一歩はみ出す。その一環として、まずは"一応"と名乗るのをやめた。

m.e

好きなことのはずなのにこの『好き!』という強すぎる感情にバッチリ合う表現が見当たらなくてモヤモヤしながらかきました。

オオカワラ チェリー

ふだんは交わらない人たちの中で揉まれながら、反応しあいながら、自分なりの伝え方をみつけられたらいいなあ。

レモンのスカッシュ

受け止めてもらうのではなく、投げ返してもらうことを目標に、言葉を企画する。投げ返す先は、私でなくても良い。

eripico

先のことはわからないが、悠々として急ぎ、取り組み続けるのみだ。

yossie

ひとに甘えることに躊躇がないです。一度気を許したら、頼りまくります。そしてその分全力で返します。

はま

周りの様子を伺うんじゃなく、自分と届けたい相手をちゃんと見つめること。

神保裕香

涙がでた。でも、我慢していた。本当は、泣き出したかった。だって、僕は、はじめて自分のことを「好き」になれたんだから。

ユースケさん

スカートの長さと乾杯のあいさつは短いほうがいい って、自分で言ってるくせになにやってんだ!!と反省。

Shunsuke Marubashi

つまり、自分が一番感じたのは、受け身ではいけないということ。

つぼたたくろう

少しでももやもやする気持ちがあるならそこから目を逸らさないこと

たちやま しの

ラストスパート!!

僕は『企てる事』の難しさを知ると同時にその魅力を感じ、みんなの力を合わせたい、と考えるようになっていった

しんば

寄り道せず、この道が絶対良いのだと突き進む企画書はたくさんの企画書のなかでも目立つのだと思いました。

近藤雄介

企画書は「ラブレター」と誰かが言うのであれば、私は画面の向こうの人に「小さなラブレター」を送りたいと思います。

なっぴ

自分にある種の歯がゆさを覚えながらも、これが自分なんだと受け止め、「自分の話=自分らしい内容」ということで書き進めていく。

もりしnote

応援する、手助けする、やがて自分のためになる

岩崎啓介

炎が、少し灯った あとは、爆発させるだけ

なおぽんちょ

もっとシンプルに本質的に表現できるようになりたい。

定作沙紀

しっかりと自分が伝えたいことが「伝わる」ために、日々の生活の中での企画が必要なのでは?と強く感じました。

ふくままさひろ

粘り強くいる事は、私の人生の中ですごく重要な意味を持つこと

とかとか

企画に対する99%の苦手意識を、たった1%の好奇心が凌駕した結果なのだと振り返っている。

りょう

今より少しでもわたしに自信を持てたなら、今よりもっと作品に愛を注ぐことができるかもしれないなって。

ウシジマナツミ

ええ!?こんなところまで読んでくださるなんて!?うわーーんありがとうございます!!!いい人かよ…いい人だな…すき。

しんみはるな

ここまでありがとうございます!

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すごく、すごく、言葉が返ってきている。気持ちいっぱいに贈る言葉は、返ってくる。時間差はあるかもしれない。でも、返ってくる。それがうれしくて、つづけているんだろうな、つづけていくんだろうなと思う。

それは、もらってうれしい一輪の花のようで、大切に飾っておきたい。そういう言葉を贈れるように、次の締切に僕もまた向かっていきたい。

皆に、初回がはじまる前に送った僕の招待状はこちら↓

また書きます、読んでいただきありがとうございました!

※2020/10/14_追記※

このnoteを書いた翌年、2020年。「言葉の企画2020」つづけてます。

今度、1day企画生体験、特別報告会イベントやります!ぜひあなたも!


ありがとうございます◎ 新刊『あの日、選ばれなかった君へ 新しい自分に生まれ変わるための7枚のメモ』(ダイヤモンド社)手にとってもらえたら嬉しいです🙏🏻 https://www.amazon.co.jp/dp/4478117683/