講座に通うのも、講座をつくるのも、ライバルの残像を求めてるから。

覚悟がないとできない。

2015年に立ち上げて、今年5年目になる連続講座「企画でメシを食っていく」の募集締切が迫ってきた。開講に先駆けて、今週の日曜日は、糸井重里さんとの特別イベントもある。どきどきしてる、いっぱい。

なぜこんなにもエネルギーを注ぎ込んでこういう場づくりをするんだろう?とふと考えた。覚悟とは、心に決めること、そのゆるぎない心。生半可じゃない、熱々の気持ち。その気持ちは、ライバルから生まれている。

いくつもの講座に通ってきて、そして自分が講座をつくって思う。もちろんそこにいる同期とは仲良くなるけど、心のどこかでちゃんとライバルだ。1つの課題を、ヨーイドンでみんなで考えて、まとめて企画書として公開される。懸命に考えたじぶんなりのアンサー。やりきった時ほど、講座当日、緊張よりも期待が高まる。そんな時こそスルーされて、次々と同期のライバルたちの答えが講評されていく。

うわあ、くそう、まじか。こんな考え方があるんだ!おもしろいところはそこだったか!そっちだったのか!悔しさが鮮明にあぶり出される。1つの課題に対して多数で向き合うと、一人ひとりの企画個性が浮き彫りになっていく。これは今でも思う、すごい経験だ。

「企画でメシを食っていく」をはじめてからは120人を超える企画生(受講生ではなくそう呼んでいる)と出会ってきた。僕も考えて、みんなで考えて、それぞれアンサーを浴びるように見る。

度肝を抜かれることが何度もあった。提出は企画書のはずなのに。実物のプロダクトをつくってくるひと。映像を撮ってつくってくるひと。Webサイトを完成させてくるひと。無駄のない研ぎ澄ました言葉で、異様な熱量で企画書を仕上げてくるひと。

「文章だけで出すって決まってないですよね」そうだ。
「でもこれが企画するってことですよね」ほんとうにそうだ。

当たり前のことを、当たり前のようにやっちゃいけない。そこに感動があるなら破っていいルールもある。

ライバルの残像が残ってる。

日々の仕事を取り組む時に、残像がちらつく。

「そんなもの?」

「それで相手に期待は超えられる?」

そんな風に直に言われたことはないけど、あの時の、僕の想像の、遥か上を超えていた姿の残像がささやく。よし、もうすこし、と自然と気合が入る。ライバルは過去のじぶんもそうだ。過去につくった企画書を読み返すと、ほとばしるその気持ちに触れて、今のじぶんもやってこう、という気持ちになる。

フィルムに焼き付く光のような、まぶしい熱を浴びる経験。ぼくがその残像になれたらいいとも思うし、まだまだ出会いたい、ライバルの残像に。そういう人に出会ってほしくてやってる。だから5年目もやろうとしてるんだと、思う。

はじまりまであとすこし。それまでひとまず、また進もう、そう思うばかりでした。


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阿部広太郎

コピーライター&作詞家。世の中に一体感をつくる。「企画でメシを食っていく」主宰 作詞→さくらしめじ「先に言うね」「お返しの約束」 向井太一「FLY」共作詞 プロデュース→映画「アイスと雨音」「君が君で君だ」舞台「みみばしる」著書『待っていてもはじまらない』をnoteで全文公開中!

「広告・企画・コピーとは何か?」

その時、感じていることを。
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