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東京の空気を詰め込んだ新曲が、東京のプレイリストから海外に飛び火し始めたお話。

1ヶ月以上ぶりの更新です。更新していない間に750人近いフォロワーの方々が増えていてビックリしました。本当にありがとうございます。今後は、なるべく定期更新を目指します。

5月17日リリースの「Cactus」について。

GW前からずーっと、CM中心にクライアントの音楽制作に勤しんでいました。今日少し落ち着いて、ようやく記事を書ける気持ちに。

そんな渦中でしたが、5月も新曲をリリースしました!僕がオーケストラサポートとして参加している「THE XXXXXX(ザ・シックス)」メンバーの内田朝陽さんとコラボした、「Cactus」という楽曲です。

朝陽さんのインスタはこちら。

THE XXXXXXについてはこちら。今週Mステに出演しますので是非チェックしてみてください!

とある陽気な休日に朝陽さんとふたりで遊びに行った先で、朝陽さんがサボテンを買って嬉しそうにしていました。その日の昼に僕が作っていたトラックの話をしたら、朝陽さんが「ギター弾くよ」って言ってくれて、ギターを持って僕の自宅スタジオに来てくれて。インスタライブしながら、楽しくレコーディングした楽曲です。

僕のこれまでの作品の中でも、かなりゆる〜い印象に仕上がったこの曲。4月の「Memento」までで、一度力を振り絞るようなスタイルの楽曲は作りきってしまった想いがあったので、5月は思い切って「友達と、本気で遊んで、真面目に楽しんだ曲」をリリースしたい!と思い生まれました。

といいつつ、朝陽さんの抜群のリフセンスとギターの音色、名匠鎌田岳彦さんのミキシングに、Dr.SWINGさんのインディでlo-fiなマスタリング。そして初のイラストで飾られた、伊藤裕平さんのアートワーク。少数精鋭の最高のチームで作るスタイルは普段と何1つ変わっていません。

使っている楽器も、相変わらずProphet-5、Minimoog Voyagerなどのアナログシンセ軍団が中心です。打ち込みはせず、手で弾いたものをエディットしてスクエアなグルーヴを生み出しました。主役のシンセリードは、その日の気分を込めて、僕がMinimoog Voyagerで弾いたものです。ブリッとした低域、パンチのある中域、抜けのいい高域、どこを取っても生楽器はたまりません。リズムで使ったSequentialのTempestもアナログシンセならではの太く優しいサウンドです。楽しかったな。


日本を代表するインスト楽曲のプレイリストに!

そんなあえて軽いノリを全面に出した「Cactus」ですが、今回もSpotifyの公式プレイリストでピックアップしてもらうことができました!

Spotify Japanの最大級のプレイリストの1つ、「Road Trip To Tokyo」です。プレイリストのフォロワー数は15万人に到達しそうな勢い。Spotify曰く「東京への旅のお供に、日本を代表するインスト楽曲の特集をどうぞ!」というリストに僕らの楽曲を入れてもらえて、ありがたいし、嬉しいです。

14.7万人のフォロワーがいるプレイリストの力は本当に強く、リリース初日に入った瞬間からとんでもない切片で再生回数は右肩上がり!僕の楽曲としては史上最速の、5日で1万再生を達成しました。プレイリスト力、そして朝陽さんの人気ぶりが重なった結果でしょう。

そして今回、とても嬉しいのがリスナーの方々の多くがアメリカの方であること。これまで日本や台湾、ASEANのリスナーの方が多く、なかなか欧米の方に僕の作品を届けることができずにいました。今回のプレイリストの性質からか、「東京に興味のあるリスナーの方々」が多くフォローしているようで、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアなどと、これまでとは全然違う地域にて聴いていただいています。

世界に行きたい。

こんな目標を、年初からずっと掲げて今年は音楽活動を続けています。日本のプレイリストも世界中の方からフォローされ始めているようで、去年アルバム「BRAINSTORM」をリリースした頃とは明らかに状況が変わりました。

こちらは2015年からの全ストリーミング状況。アルバムリリース直後に、Spotifyのバイラルトップ50(日本)にランクインしたのが最初のピークポイントです。今、僕の楽曲は全部で、日に約4400回再生されている状況。当たり前のことですが、リリース作品が増えれば増えるほど合計の再生回数は上昇します。チャンスを拡張していくためには、

100%自信作だと思える楽曲を、
月一くらいのバランスでリリースできるか。

だと僕は思っています。月一で曲をリリースすることが答えではありません。「妥協のない、最高だと思える音楽作品を産み出し続けること」こそが最大の鍵だと僕は信じています。


東京の楽曲を、東京のプレイリストで紹介される意味。

僕らがCactusを作った日に遊びに行ったのは、僕の友人でもあり音楽活動にて多大なるお世話をいただいているDIGLEの皆さんが企画したイベント、「PARA-」です。

この、SHAREGREEN南青山という場所と、イベントの持つ雰囲気が素晴らしく心地よかったので、ゆったりとチルアウトする日に聴きたい陽気な楽曲が完成しました。まさに、幸福な東京の休日の景色そのもの。

それが「Road Trip To Tokyo」という、東京の街並みをコンセプトにしたプレイリストで紹介していただけるというのは、僕らとSpotifyとで、同じ景色を見られたんじゃないかな。ということだと思います。歌詞のないインスト楽曲に込めた情景が伝わる、というのは誰が相手でもとても興味深いです。

時事性も重なって、「TOKYO」には今世界から注目が集まっています。それは音楽の世界でも同じかもしれません。東京の景色を彩る楽曲、って実はすごく、マーケティングの側面から見てもポテンシャルが高い。

そんなことを言っておきながら、僕はそんなことはつゆ知らず。もっと単純に「普段自分が聴きたい音楽を作りたいモード」に入っています。

だから自分自身が暮らす東京の街じゅうで感じた空気感を音で表現したいなと思っています。6月に控えるピアノとアナログシンセで織り成す楽曲、そして7月の頭前後にリリース予定の、久しぶりの歌もの。どちらの楽曲も「Cactus」同様に、東京に暮らす僕が土台となって出来ている楽曲たちです。ぜひご期待ください。7月のものはまさに今アレンジを詰めて、月末にRecを控えている状況。どちらの楽曲も、自信作です。


「Cactus」、Spotifyや他の配信サイトでも是非聴いてください。


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