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海外のSpotifyバイラルチャートに楽曲がランクイン。世界が、少しだけ見えたお話。

新元号「令和」が発表されて、世の中もハッピームードが漂いだしましたね。そんな僕も、昨日から少しだけ前向きなお話が重なっていましたが、その中でも嬉しい出来事があったのでnoteに書き残します。


台湾のバイラルチャートに楽曲が急にランクイン。

目を凝らして見てみてください。49位、ギリギリのところに、僕の楽曲「Right」がランクインしました。画像は2019年3月31日付けのもの。本日更新され、4月1日付けのランキングでは既にランキング外に。2日間に渡って僕の告知が及ばぬエリアのバイラルチャートに入れたことは、すごく大きな意味を持ちます。

こちらの楽曲です。ピアノソロの、1分27秒で終わるとっても短い曲。ここ2週間ほど、急に1日の再生回数が急に伸び出し、「どうしたんだ?」と思っていたこの曲。それに伴って、僕の月間リスナー数もみるみるうちに伸びていき、ついに4万人に肉迫する状況に。

日本のバイラルチャートで1位になった2018年9月のリスナー数を、越え始めました。アルバム曲を引き続き聴いていただいている中、新曲も公式プレイリスト並びに海外のリスナープレイリストにセレクトいただき出したことで、着実に聴いてくださる方が増えてきた証拠です。本当、継続は力なり。


94%が、Spotify公式プレイリストからの流入。

3月17日(日)くらいからどんどん数が伸び始めており、その頃から、日本だけでなく台湾、インドネシア、フィリピン、そしてインドでも多く聴かれ出しているなとは思っていました。インドはSpotifyサービスローンチからわずか1ヶ月で利用者数が激増しているバケモノのような国。マーケットポテンシャルは桁違いです。


「Right」の流入源を見てみると、ほとんどがSpotifyキュレーターによる「Editorial Playlists」から。僕がここでいう、公式プレイリストです。

現在、「Right」を一番聴いていただいていることが読み取れる「Coffee and Piano」というプレイリスト。2万人強のフォロワープレイリストですが、他を圧倒的に引き離して聴かれています。

他のプレイリストと比べて、フォロワー対リスナー率が驚異的。プレイリストにフォロワーが多いからといって、必ずしもリスナーが聴いているわけではない(あるいは再生されていない)、ということがこのデータからとても分かりやすく読み取れます。


Spotifyの公式プレイリストの「パーソナライズ化」。

2019年3月28日、こういった記事が音楽業界で話題になっていました。

これによると、同じシーンやムードでもユーザーによって聴きたい楽曲の傾向は異なるため、一部の公式プレイリストをユーザーの試聴傾向に合わせてパーソナライズする機能を導入したとのこと。これにより、より多くの楽曲がプレイリストで取り上げられ、発見される可能性が高まるそう。

ここで、僕のSpotify for Artistsページに議題を戻します。

そう、僕が入れていただいているプレイリストの多くも、この「パーソナライズ機能」が導入されているのです!ジャンルとしては主に「ムード」と呼ばれているタイプのプレイリストに適用されている模様。聴き手のライフスタイルに更に寄り添う形を目指しながら、新たな音楽に触れてもらうという点ではSpotifyの思想がとても分かりやすく伝わります。

台湾のバイラルチャートに楽曲がランクインしたのは3月30日が最初のようです。僕も大好き、みんな大好きなアリアナの「7 rings」をグイッと追い越したと思うと、ますますストリーミングとは何が起こるか分からない。

少なからず、台湾でこの曲に触れてくださったリスナーの方が増えたタイミングで、パーソナライズ機能によってバイラルチャート入りのパワーを更に増した可能性があります。

ここでも書きましたが、僕はなぜか割とタイミングが良く、最初に「Brainstorm」が公式プレイリストに掲載された時も、Spotifyがプレイリストサブミッション機能をつけた翌日にたまたま見つけて機能を使ったことが功を奏しました。その後もSpotifyのアップデートに関しては日英両方の公式記事を常にチェックしていて、「優良な情報の流れ」の中でこういうラッキーな出来事に出会うことが多いです。

ウェブサービスは常に、情報の鮮度が命。


継続的な制作・自己発信の先に、世界が待つと信じて。

今回僕は、Kotaro Saitoというアーティストを世界への扉に乗せることができました。今回はあくまで、爪の先だけ引っかかった程度だと思いますが、少なくとも爪痕だけは間違いなく残すことができた。その事実は、日本でバイラルチャート1位になる以上に自信になりました。

「Poem, Poetry Or Not」のPRに使った費用は、実はSubmitHubを少しだけ利用した分の数千円程度です。それ以外、今回一切金銭を伴うPRはしていません。それでも今回の結果を導くことができたのは紛れもなくSpotify、あるいは台湾で僕の曲を聴いてくださり、SNSでシェアしてくださった方のおかげです。毎度ながら、本当に有難うございました。

1つ1つの工程を丁寧に。その継続は、世界にも通ず。

僕がこの作品で一番力を入れたことは、録音ボタンを押し、気持ちを針のように研ぎ澄ませ、ピアノの一音目を弾き出した瞬間です。重ねて録った「トーン、トーン」というピアノの単音にも、ありったけの魂をこめました。

その演奏が、自ら行ったミキシングが、Dr. SWINGさんによる珠玉のマスタリングが、そして伊藤裕平さんディレクションによる音と同じパワーで世界観を訴えかけるアートワークが、この曲の可能性を拡げてくれました。

アルバム「BRAINSTORM」でガチガチに作り込んで示そうとした「トラックメイカーとしてのスキル」を全て脱ぎ捨てて、感情表現だけの即興演奏で勝負した、「Poem, Poetry Or Not」。その創作にはとても勇気が必要だったけれど、「Right」「Jasmine」の2曲を完成させたことで、僕は自分の「感情表現」の可能性に気づくことができた。

音楽は、演奏そのもので人の心を癒したり、勇気づけたりすることができる。当たり前のことなのですが、僕のピアノにもそのポテンシャルがあるかもしれないと思えた2曲に出会え、本当に良かった。その思想は3月リリースの「Blue」、そして4月11日、5月、6月に控える楽曲にも通じます。

何より1つ1つの楽曲を、妥協を一切せず、常に前進し続けながら作り、正しく聴いていただく。これにただひたすら取り組み続けていくことは、大きな渦を巻き起こすことに繋がり得るのかなと思います。そう信じれば、たとえその曲が「無風」に終わったとしても、いつか花が大きく開いたとき、僕自身が全ての楽曲にチャンスを与えてあげることができる。


僕の考えるPRの根幹は、僕自身が悩み、考え、実行してきたこと全ての連続性が作り出す「ストーリー」を紡ぎ出すことです。SNSに思い悩み寝れなくなったことも、バイラルチャートで1位になれたことも、前後に出会った素敵な方々との人間関係も、全てが作用して今の僕に結びついています。

PRは第三者目線で行うものですし、広告はお金を払って誰かの枠で何かを語ること。では僕のnoteは何か?それは、僕=Kotaro Saitoが自身の言葉で語る、コンテンツ基軸型の、結果的にはプロモーションです。noteを通じて、書くことがこんなに楽しいのか、と改めて気づかされました。好きだから、書ける。これは、僕が音楽に感じている気持ちと同じものです。

最強のPRは、最強のコンテンツを自ら作り出し、それを更新し続けること。この想いの少しだけ先に、大きな世界の海原が広がっていると信じて。毎月毎月、僕は音楽仲間のみんなと全力で作り進めていきます。

ジェイ・コウガミさんの最新記事。市場は確実に伸びていて、今僕らが進む道は明るいと信じます。日に日に競争が激化する中、アジアに飛び火したことの意味をしっかり考えながら、次の展開と戦略を考えようと思います。


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本日、39,403人!あと少しで月間リスナー4万人。

ここには書いていませんが、僕が大好きな友人に誘われて、素敵な方々と音楽作りました。詳しくはインスタにて。


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