リスナーの皆さんに支えてもらえている、という初めての経験。

みなさんこんにちは。新曲「Blue feat. 友田絢」がとても好調でとってもありがたい限りです!今回は明らかにこれまでとは違う、良い流れを感じながら皆さまからのSNSリプライ、RTなどのシェアを読ませていただいています。

リリース初日に2つのプレイリストに入れていただいたおかげで、全体的にリスナーの皆さんからのリアクションを早くにいただけているのがとても嬉しい。その効果もあり?なのか、noteもここ2日で100人ほどフォロワーが増えています。毎月曲をリリースしていくと、こうして少しずつ、実際に聴いていただいている顔も知らない方とのコミュニケーションが増えて楽しい。


リスナーの皆さまに驚かされてばかり。

ツイートを読んでいると、すごく的確なレビューをくださっている方が多く、作った僕本人がとても驚き、そして時に感動することがあります。

この方は、僕が2018年の年末に担当した劇団プレステージの公演「終わり to はじまり」をキッカケに僕の音楽を知ってくださったそうです。こうしてSNSを通じて会話させていただき、ヴァイオリンの持つ楽器の特性、実は意外とポップミュージックに合うということ、それをわざわざ前回の投稿でシェアしている譜面と照らし合わせてくださったことを知りました。

僕がこの作品を作る際に感じていた「ソロヴァイオリンの楽曲、もっと可能性あるでしょ。」という課題意識を、友田絢さんの演奏力と音楽性で実現した「Blue」。演奏者と楽器の力が掛け合わさった時に初めて生まれる生命力、空を突き抜けていくような宇宙性あふれる音楽の力が、聴く方の琴線に触れていることを言葉を通じて体感できるのってこんなに嬉しいんだ・・・僕のようにクライアントと関係者の中で音楽を作り続けてきた職業作曲家にとっては、とても新鮮で、自信につながるお言葉でした。


そして、このようなコメントを下さった方々も。

友田さんのファンの方々かと思いますが、何が嬉しかったかと言うと、ヴァイオリンの持つ可能性を感じてくださったこと、友田さんの音を初めてソロで聴いて「良い!」とシェアしてくださったこと、そして「通勤時に」と言う、我々も完成した曲を聴き返していく中でそう思っていたことを共有できたこと。どんな時に聴きたくなる曲か、という印象を共有できるのは、音楽に込めた情景が伝わったということに等しいのではないか、そう思います。


言葉がなくても、伝わる感情がある。

僕がリリースしている楽曲の多くは「インストゥルメンタル」つまり「歌がない音楽」です。それが特に珍しい感覚は僕には一切ないのですが、多くの人は音楽を聴く上で歌がないと何を聴いていいのか分からないんじゃないか。そんな風に思うこともしばしば。「歌メロをシンセのガイドでやられると、歌メロが全く想像できない」と言われることもありました。そんなものなんでしょうかね。

今回、僕らの楽曲を聴いてくださった方からの声をいただき、楽曲とアートワークの関係性で、僕らが描こうとした世界は、どんな形であれ感じとってもらえるという実感を持つことができました。

Spotifyが僕らの作品を、深夜帯に聴いて欲しいと「Midnight Chill」に入れてくれたこともそれに含まれます。楽曲の解釈なんて人ぞれぞれでいいし、僕は楽曲とアートワークの関係性で「午前、旅立ち」を感じましたが、そうじゃない解釈だってあっていいと思うし、それが面白かったりします。

説明的なことを楽曲上で行わなくても、リスナーの皆さんが何かを感じ取り、こうして能動的にシェアしてコメントしてくださること自体が、僕らにとって何よりの励みになります。その昔、売上以外のリアクションはアンケートからでないと読み取ることはできなかった時代があると聞きます。それに比べれば今の時代、Twitterやインスタストーリーなどでも楽曲のレビューをしていただけていること、とてもハッピーなことだと僕は思っています。


アーティストの偉大さ。

まだまだ微々かもしれませんが、僕も半年前にアルバムをリリースして以来、自分の名前で誰かに音楽を聴いてもらえる機会をいただき出しました。職業作曲家として、クライアントとなる企業、コンテンツ、アーティストの方々に対して曲を書いてきましたが、自身の名義で楽曲を世に出す、というのをまともに行ったのは去年が初。(2013年に出したピアノアルバムは、ほぼほぼ身内に聴いていただくに止まっていた。)

本日最新の僕のSpotifyアカウント。リスナー数は、32,000人強。この数が与えるインパクトはまるでピンときませんが、不思議な流れと波に乗り、これだけの方々が日々僕が作った音楽を聴いてくださっていること、嬉しく思います。自分で配信を開始してみて、明らかに変わったことがあります。


①楽曲を追い込む姿勢が変わった。

以前の仕事や作品を否定する気はありませんが、自分の名前と責任で楽曲を世に出すようになってから、1音1音へのこだわり、疑い、かける手間、完成前の緊張感は圧倒的に上がりました。クライアントに納品時の判断を仰げない経験を毎月のように積むようになって、心はものすごく太くなった。

同時に、こだわりを持つところと、信頼する仲間のアイデアを柔軟に取り入れることのバランス感覚もより鋭敏になりました。僕の活動は言ってみればスタートアップのようなもの。仲間の皆さんのアイデアを結集しながら、僕がゴールを見据え、最終的に決定を下さなければならない。その一連の流れの中にこそクリエイティビティがあり、自分一人では到底作れないサウンドが、こうして担保されていきます。

時には意見がぶつかることもありながら、それぞれのアイデアにリスペクトを持って進めていく過程で、信頼関係も増し、曲を作る上でのチャレンジが回を追うごとに増すようになりました。これを毎月、1年でも続ければどうなるだろう。今から考えるだけでとっても楽しみです。

②個人的な感情を最も大切にするようになった。

クライアントの想いを叶えるための音楽と、僕が自分のやりたい音楽を追求する時の音楽では、全く出発点も到達点も違うメンタルで作っています。

クライアントのためを第一に考えた時は、僕は本気で彼らのゴールが叶えられるよう、課題設定とテーマ立案、そして僕が任された領域を全力以上で駆け抜ける覚悟で音楽を作ります。映像のお仕事が多いので、映像表現や制作する前段階の課題が何かをしっかり見つめた上で作業を始め、判断基準は「効くかどうか」の1点に集中します。

一方、自分の作品となった場合、作れば作るほど大切なのは、僕自身がリリースした作品に対してどれだけ満足度が高いか、そして作った楽曲に対する思い入れ、演奏時の感情の触れぶりがいかに楽曲に込められるかを意識します。作曲者としてだけでなく、演奏者、表現者としての自分をものすごく大切にするようになりました。

半年前の「BRAINSTORM」収録曲の多くは、作曲家として、トラックメイカーとしての気合が漲る楽曲ラインナップなように今は思う。今年に入ってからリリースした「Poem, Poetry Or Not」そして「Blue」は、弾いている僕自身がとても感情を大切にしてレコーディングしている。感情が動く隙間を、音楽の中にあえてたくさん作ったからこそ、想像力を刺激してくれているのではないかな、と顧みます。

今日はこれから4月リリースの楽曲の最終ミックスです。4月は、僕が尊敬する大先輩がたと連名で楽曲をリリースすることになりました!僕一人では到底たどり着けなかった領域のクリエイティビティを、先輩たちと目線を合わせて楽しく本気で作ったからこそのサウンドをお届けできると思います。どうか、お楽しみに!!


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Kotaro Saito / 齊藤 耕太郎

http://urx.red/PZFP / 作曲家・音楽プロデューサー / Spotifyなどで自身の作品を展開中 / 八景島シーパラダイス「LIGHTIA」開催中 / CM音楽やタイアップ、取材のご依頼はWEBSITEへ。https://www.kotarosaito.com/

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