見出し画像

20年前。ポケビ、内村テル氏のピアノ弾き語りが僕の音楽人生を決めた日のこと。

今朝、Twitterに流れてきたフィードでポケットビスケッツが一夜限りの復活をしたことを知った。

ポケビがウリナリで世間を賑わせていた頃、僕は小学生だった。父の仕事でインドに赴任することが決まり、インド行きを目前とした1999年の3月。僕にとって忘れられない企画が放送された。

アラサーの皆さんはご存知でしょうか。内村テルことウッチャンナンチャンの内村光良さんが自身のソロ曲「青の住人(すみびと)」の弾き語りに挑戦し、5回以上ミスしたらポケビ脱退、という企画。

小学校を卒業するタイミングの「サクラ咲ク」という企画だったように記憶する。年明けくらいからずっと、内村さんがピアノの難解曲に挑戦する様をドキュメンタリーで追い続けたこの企画を、食い入るように見ていました。

これが成功した時、手が震えるほど感動したのを今でもよく覚えていて、僕はこの曲を右手だけでもいいから耳コピしたいと思い始めました。

Amから始まり、Cになり、サビはE♭とトニックコードがめまぐるしく変わる曲。内村さん、よくこんなややこしい曲を弾いたよなと、今になると益々すごいな〜と思ってしまいます。

楽譜なんてもちろん持っていなかったし、そもそも譜面だって読めない。コードなんてわからなかったから、イントロとメロディをなぞることしかできなかった。けれど、これを機に、自宅にあったピアノの蓋を開けることになり、インドに行った後、誰にも言わずにベートーベン「月光」を練習し始めるにいたった。※「月光」に関する記事はこちらをご覧ください。

テレビの力は偉大だ。

ウリナリがなかったら、内村さんがいなかったら間違いなくピアノに触ることはなかった。そう考えたら、内村さんにもしお仕事でお目にかかれる日が来たら、何てお礼を言えばいいのだろう。テレビの力って本当に偉大だ。こうやって、人一人の生き方を180度変えてしまう力があるのだから。

内村さん、YOSHIKIさん、そしてフレディー・マーキュリーという順に大きな影響を受けてピアノへの強い想いを培った少年時代。フレディーは亡くなってしまっているけれど、両氏にお目にかかれる日のために、15年前くらいからお礼の言葉を考えて生きている。って、なんだか、こっ恥ずかしい話をしてしまいました 笑

サムネイル画像出典元:
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3787758


よろしければサポートをお願いいたします。サポートいただけましたら機材投資、音源制作に回させていただき、更に良い音楽を届けられるよう遣わせていただきます。