見出し画像

理解を共有しやすくする為に「図解」してみる①

こんにちは。こたつに入っている至福のときが大好きなハナヒラです。この度、初めてnoteを作成しました。読んでくださってありがとうございます。

発達障害児を育てて数年。幼児期に3年弱療育に通いました。その時、絵カードが多く使われていたんです。おかげさまで絵カードにより「単語」は多く覚えることができました。しかし、就学すると色々とつまづくことが増えたのです。

例えば、Aの時はBして、その後Cする。や、Aの場合BやCの行動をとるといいよ。という物事が流れていく過程や選択肢がある場合などがイメージできないのです。

口頭で話したり、手順書を作ったりしました。しかし、流れをイメージすることが難しかしい子供にとって、一つのことを理解することに多くのエネルギーが必要でした。

そんな時に出会ったのがこちらのnoteです。

このnoteを読んで、

「図解」したらわかりやすくなるんじゃない?
絵カードに流れが入ったものじゃない?

と思いました。デザインやイラストとは無縁の生活をしている主婦です。でも、子供に見せると「お〜」「よくわかる」と言われたり「これ、どういうこと?」「この線消して」など、修正を言われたり・・・。

どうやら、完成したときに迷いがないものは子供の理解の助けになっている感じがします。

☆☆☆目次☆☆☆
【⒈白いぼうし①】
【⒉白いぼうし②】
【⒊「逃げる」方法】
【⒋鉛筆が短くなったらどうする?】

⒈白いぼうし①

こちらは私の初作品です。

画像1

この図は、小学4年の国語の教科書にでてきた「白いぼうし」の最初の場面です。タクシー運転手の松井さんと、お客の紳士の会話場面です。

「これは、レモンのにおいですか。」「いいえ、夏みかんですよ。」

誰が何を話しているのかを「見える化」するために、吹き出しをつけました。
真ん中の黄色い夏みかんは、どうみても「トマト」ですが、色でなんとかなるものですね。

さて、こちら、子供の反応は上々だったのです。

⒉白いぼうし②

そして「次の場面も作ってー」とリクエスト。ただ、次の場面は難しくて・・・。迷いから抜け出せないまま完成。
紳士を降ろした後、タクシー運転手の松井さんが「白いぼうし」を見つける場面です。

画像2

「おや、車道のあんなすぐそばに、小さな帽子が落ちているぞ。風がもうひとふきすれば、車がひいてしまうわい」
緑がゆれているやなぎの下に、かわいい白い帽子が、ちょこんとおいてあります。

うんうんうなりながら作成しましたが「これ、何?わからん」とのこと。迷いながら作ったものは伝わらないな・・・と身にしみてわかった図です。
そして「白いぼうし」の続編が完成することはありませんでした^^;

⒊「逃げる」方法

次は、新学年が始まった4月。新しいメンバーで迎えた教室でチョットしたトラブルがありました。どうやら休み時間、チョット気の強い子達に嫌なことを言われたそうです。それも何度も続いているようで・・・。

色々聞いていると、どうやらおとなしい子に言っていたり、言われてもサラッと廊下に出ていく子がいたり、気の強い子には言わなかったり・・・。という状況らしい。「イヤなこと」が具体的な言葉ではなく、また先生がおられない休み時間のことなのではっきりしません。でも、休み時間に囲まれて「イヤなこと」を言われるのは辛い。

この状況を打破するために「囲まれたら、逃げる」を提案。すると、疑問点がかえってきました。
①どうやって逃げたらいいかわからない
②どこへ逃げたらいいかわからない

ということで、考えたのがこちら。

画像3

囲まれてイヤなことを言われたら「やめて」と言ってその場から離れる。そして、「人がいるところ」や「階段をおりる」や「運動場へいく」といいよ。と説明し、この図を見せました。
にっこりして「うん、うん」とのことだったので、流れを理解できたようです。
ま、一番右の走っている人の図を見て「廊下を走ったらダメだから、三本線を二本線にして」という依頼はありましたが・・・。

その後、「イヤなこと」がどう言うことだったかを先生に相談しました。

結果的には「言葉の伝わり方」が問題だったそうです。「イヤなこと」は「ちゃんとして」「それダメ」等、具体的ではない注意。でも、それを言われた人は「じゃあ、どうしたらいいの?」「何が悪かったの?」とどうして注意されたのかわかっていない状態。

解決策として先生は「注意するときは、どうするのがいいのか伝える」と言われたそうです。そして、それからは「〜したほうがいいよ」と言われるようになったそうで、子供も「よくわかる〜」と喜んでいました。なので、せっかく考えた図でしたが、ありがたいことに必要なくなりました。

⒋鉛筆が短くなったらどうする?

さて、最後の図を紹介します。

画像4

鉛筆が短くなっても、新しい鉛筆をだしません。理由は二つ。
①短くなった鉛筆をどうしたらいいかわからない。
②新しい鉛筆がどこにあるかわからない。
なぜできないのか具体的なことがわかると対策を立てることができます。

まずは、短くなった鉛筆を入れる箱を用意します。小さいものでOK。机の端などの見えるところで邪魔にならないところに置いておきます。これで、短くなった鉛筆の処理ができます。

次に、新しい鉛筆の場所がわからない時。机の引き出しの一番上に入っているので、そこから出し、鉛筆削りで鉛筆を削る図を書いています。削った鉛筆は筆箱に入れます。

この図を机の前に貼っています。今の所、順調よくいっています。ただ、「短くなったら」というのが曖昧なので、ここをはっきりさせておくともっとスムーズかもしれません。
例)◯cmになったら
例)鉛筆に線を引いておいて、その線が削れてしまったら   etc...

あと、貼っているからといって見るとは限らない・・・。という問題もありますが・・・。

----------------------------------------------------------------------------

上手に図解を使って、少しでもズレが少なく意思疎通がしたいものです。
ただ、図解することで普段の口頭指示がいかに曖昧かということがわかり、普段の会話を丁寧にすることを心がけるようになりました。

「やってみないとわからない」「やってみてわかることがある」
初めてnoteを作成した収穫です。


「役に立ったかも」「参考になったかも」等、思っていただけた方、サポートいただけたら嬉しいです☆よろしくお願いします。