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鈴木るりかさん、新刊❣️


図書館の予約本

※概要
花実母娘のルーツとなる祖母の壮絶な
人生譚

 花実は中学三年生となった
進路を考える年頃
そして、ほんのり初恋の気配も
そんなある日、花実の母・真千子が
ひったくりの被害に遭う
その事件から花実は「金」に対しての
意識がより強くなり、よりシビアな中3となる
事件の犯人が判明するが、それは予想外のほろ苦い結果に
 そんなある日、見知らぬ女性から祖母タツヨの訃報が届く
以前「太陽はいつもひとりぼっちだ」と言い放ち去って行った祖母
そして、その女性からタツヨの日記を
渡される
そこには暗く辛い昭和を生き抜いてきたタツヨの長い長い凄惨な人生が刻まれていた
それを読んだ花実は・・・・・・
 前半と後半ではまったく違う世界を味わえる作品
本当に二十歳の著者が書いたのだろうか?と驚く展開、描写
著者のまったく新しい一面を見ることが出来る渾身の長編小説です

※感想
「さよなら、田中さん」シリーズ第4弾
前半は花実の母がひったくり被害に
遭った事件から話が展開していくが
犯人が捕まっても、めでたしめでたしというわけにはいかなかった
後半に入り作品の雰囲気が一転する
以前の作品(太陽はひとりぼっち)に
登場した祖母が亡くなっていたことを
知らされた花実母子
後半の大半は祖母の日記というよりは
人生の記録がほとんどとなっている
それは、あまりにも壮絶なもので読んでいて苦しくなるほど涙腺崩壊です!!ඉ_ඉ
前半のお金が絡んだ話が効いてくる
ラスト、ニート賢人による謎解きもありで続編へ続くので楽しみです

※おまけ

まだ20歳なのに凄い作家さんです‼️

試し読みも出来ます‼️
https://booklive.jp/product/index/title_id/1438695/vol_no/001


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