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2021年、本屋大賞ノミネート作


三洋堂書店で値引きセール予告の看板を見たけど、この本を見つけセールまで
待てず110円で購入

山本文緒
自転しながら公転する

※あらすじ
重い更年期障害を患っている母の面倒を見るため東京から地元の茨城県牛久市に戻ってきた与野都
アウトレットモールに入っている洋服店で契約社員として働きながら母の面倒を見る日々
地元の友達は次々と結婚したり仕事で
キャリアを築いていく中、都も回転寿司で働く貫一と出会い付き合い始めた
気が合うし一緒にいて楽だけど経済的に不安定な貫一と関係を続けていっていいのかと気持ちが揺れる都
おまけに実家がお金持ちのベトナム人
ニャン君が僕と結婚しようと
口説いてくる
煮え切らない気持ちを抱える中
両親ともに体調が悪化、職場でも
人間関係のトラブルが次々と起き
始め……

※感想
主人公の独身32才の都
母親は重度の更年期障害で生活に支障が出る程
看病の為に実家に戻りアパレルの仕事をバイト生活をし日々の生活と将来の
見通しが不明
付き合い出した彼は中卒、寿司職人
無職の時もあり経済的には不安定
親に会わすが結婚には踏み切れない
そんな中、二人に重大な事件が起き二人の行方は…
プロローグとエピローグには
やられました(๑°ㅁ°๑)‼

※おまけ
解説で知ったのですが

山本文緒さん2021年10月13日
膵臓癌で亡くなってました

初読み作家さんで良かったので
これから読んでみたい作家さんだと
思ったのに非常に残念です

👆🏻山本さんの直筆の言葉が刺さります

私の事ですが
主人公、都の母の更年期障害の描写が
自分とカブりました(私も仕事を休職する程の重い更年期でした)
現在の私は五十肩ですが
世間一般からは更年期も五十肩も
『時期が過ぎれば治る』と軽く見られ
がちですが真っ只中の時は、とても辛いんです
実際、更年期の時も婦人科や耳鼻科(目眩😵‍💫)に通いました
「閉経したらホルモンも落ち着く」
と言われましたが閉経前の生理も最後の打ち上げ花火のように量も多く貧血にもなりました

私の本棚の遺作となった作家さんの本




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