歯科医なのに心理学を始めた理由


今回は
「私が歯科医師なのに心理学を始めた理由」
についてお話します。


私は、歯科医師として20年間で約300人の
顎関節症(がくかんせつしょう)の治療に当たってきました。


そもそも顎関節症とは・・・


「口を開ける時に耳の前あたりが痛い」
「口が大きく開かない」
「口を開け閉めすると、耳の前がカクカクする」
「口を開け閉めすると、耳の前がジャリジャリする」
「噛み合わせがいつものところで噛めない」


などの症状のことを言います。


一般的な顎関節症の治療では
症状の状態に関係なく、歯型とって、
一週間後に「マウスピース」が出来上がったら
「はい、終わり!」なのです。


しかしながら、顎関節症は
マウスピースだけでは
治らないのです。


なぜならば、根本的な原因である
「かむ力」が放置されているからです!


そもそも、顎関節症は・・・
耳の穴の1センチくらい前のところにある
あごの関節部分に「かむ力」が
加わることで起きるのです。

画像1


そして顎関節症の原因となる「かむ力」は
食事の時のかむ力ではなく、


寝ている時に起こる「歯ぎしりや食いしばり」
によって引き起こされるのです。


ですが、この「歯ぎしりや食いしばり」が
起こる原因については、はっきりしていません。


とはいえ・・・
「歯ぎしりや食いしばり」の最も有力な原因は
「精神的ストレス」なのです!!!

人は強いストレスを感じると
無意識に体を揺らすなど仕草、行動にあらわれます。


なので「歯ぎしり」もストレスによる
動作の一つと考えられています。


「歯ぎしりや食いしばり」が、ストレス発散の
一つの方法になっているというわけです。


ですから・・・
顎関節症を根本的に治すには、


マウスピースを使った
<歯科医療的なプローチ>

<心理学による心のケア>
この両方からのアプローチが必要なのです。


これが私が歯科医師でありながら
心理学を勉強し始めた理由です。


では、今回のまとめです。


「私が歯科医師なのに心理学を始めた理由」


それは・・・
顎関節症の治療には『心のケア』が
必要不可欠という結論に至ったから!


読んでくださってありがとうございました。

このNoteにてまた貴方にお会いできますように!



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