メロディーレーンが走るならこれからも応援すると決めた3月19日

メロディーレーンが阪神大賞典に出走した。
結果は二けた着順、うまくいけば掲示板、5着以内には、と思っていた私にとっては残念な結果に終わった。

出走前から、ネットの掲示板では、どうか前目につけてほしい、という声が上がっていた。前走のステイヤーズステークスが、前目の競馬で好走していたからである。私もそう思いながらテレビで観戦していた。

この日、メロディーレーンは、終始、後方にいた。
その後、なにもできずにそのまま11着、ネットの掲示板には鞍上への批判もあった。
またシロニイがちょうどいい位置、メロディーレーンがこの位置に来たらワンチャンあるぞ、というところを好走していたので、よけいに、悔しさも倍増した。しかも、メロディーレーン、最後の直線でシロニイを抜いているのである。

それにしても、なぜ、前に行けなかった、あるいは行かなかったのだろう。
ネットの掲示板のコメントを見ながら考えていて、ふと思った。
たしか、5着に入った2019年菊花賞が、ちょうどこれぐらいの後方からだった。
そのときは4枠8番、今回が6枠10番、枠に関しても、相手が強いということでも今回と似ている。
掲示板5着に入った菊花賞では、直線に入ったときのメロディーレーンは、後方から4番手、たしか後方の集団は4頭ぐらいだった。このときの鞍上は、直線に入ったと同時に、そこまでしなくても、というぐらいに馬を追っていた。おそらくあそこが勝負だったのだろう。追われたメロディーレーンも、後方から抜け出し、先頭の集団に突っ込んでいっている。このとき、馬群はうまいぐあいにばらけていた。空いたところをついてメロディーレーンは突進していったのである。そして上がり最速の末脚で5着に入線している。

考えてみると、今回も、途中までは、菊花賞のときと似た戦法をとったように思われる。
違ったのは、最後の直線に入ったとき、後ろには1頭しかいなかったことである。ほとんどの馬が、その時点で先頭集団に追走していて、メロディーレーンは出遅れた感があった。鞍上も必死に追って、なんとか順位を上げはしたものの、悔しい結果に終わった。

やっぱり、もう少し早めに追っていればなんとかなったのでは、と思ってしまう。それとも、ネットのコメントで散見された、もう7歳、そろそろ厳しいのでは、が実際のところか。
そんなコメントに対して、いやいやまだまだやれるぞ、というところを見せてほしい気持ちもあったので、よけいに惜しい感は増す。

ただ、今回については、しょうがない、と思われることが一つある。
今回の阪神大賞典では、ボルドグフーシュが、有馬記念のときのような後方からではなく、前目から競馬をしていた。この馬は、後ろから突っ込んでくるイメージがあったので、意外だった。
そういえば福永騎手から川田騎手への乗り替わりがあったか。
これがレースの展開の予想を変えたと言えなくもない。
終始早い展開だったことも、若い騎手には不利に働いたかもしれない。

そう、今回、批判が出ている鞍上はまだ若い。この経験が活きて、もし、またメロディーレーンに騎乗してもらえるならば、今度は、このもやもや晴らしてくれるのではないか、と思っている。


また、走ってくれるだろうか、メロディーレーン。決めるのは貴女ではないけれど、牡馬に混じって長距離を走る貴女の走りに、なにかを感じる人は多い。私もその一人である。そんな貴女の未来に幸多かれ、と祈るばかりである。




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