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2021年度を振り返って ver.1

皆さんこんにちは✨一般社団法人ことばです。
ついに2021年度も明日で最後。ことばに所属するインターンたちは、1年かけて様々なプロジェクトを実現させてきました。中には初めての取り組みや、試行錯誤を余儀なくされたものも。
2年目となったコロナ禍で思うように活動が進められない中でも、ひとりひとりが方法を練り、助け合い、切磋琢磨してきた2021年度のインターン生。
今回は1年間の任期を終える彼らに、今の想いを聞いてみました💐

ver.2も投稿しますので、お楽しみに!

●三浦愛果(いとか)

ことばボランティアとしての活動を含めて4年間在籍し、昨年度は旧体制最後の僕らの夏休みProject実行委員長をも務めたいとか。ついにこの春大学を卒業し、小学校教員としての職をスタートさせます。
人前で話す能力に長け、思いやりが深く、子どもたちに何を届けるべきか常に考える姿勢が特徴である彼女の、大きく成長した思いをご覧ください。

事業部インターンとともに何度も作成・運営したボランティア研修の様子(画面左上)

 今年度は総務部として、事業部と連携しながら活動しました。noteや外部の募集サイトのページを作成したり、各説明会やオリエンテーション、研修の運営をするのが私の役割でした。
 活動では『自分らしさを加える』ことを意識していました。それは物事に「自分がやる意味を見出し、自分だからこそ作り出せるものにする」という意味です。そのためには、誰よりも目的を意識し続け、届ける相手に寄り添い、先を見通して行動するようにしていました。そんななかで、ボランティアの心のなかにある「言葉」を引き出せたときは、とても嬉しかったです。

 ことばでの時間を通して、私は人の成長に関わり、変化していく姿を見ることにやりがいを感じるということを確信できました。また、様々なタイプの人が集まったことばインターンたちとの時間は、4年生だからと気負いすることなく、相談したり、頼ったりできるひとつの居場所でした。

 ただ、今年もコロナ禍によりオンラインで活動する中では、表情や言葉遣いの面で工夫が難しいところもありました。そして、時には自分の弱さに向き合えない瞬間があったことも悔しかった点です。これからも自分の弱さと向き合い、弱い自分を受け入れ、時に厳しくしながら頑張りたいと思います!

 ことばでは、『まずはまるっと受け止める』ことを一番に教わった気がしているので、今後出会う子どもたちのことも、まるっと受け止められる大人になろうと思います。近くで見守り、共に成長できるように、ことばで得た伝え方や話し方、聞き方、考え方などすべてを活かして頑張ります!これからも、自分の選択に責任を持ち、楽しく人生をデザインしていきます。

●藤岡しほり(れもん)

いとかと同じく4年生で、この春から報道業界に進みます。新体制となった「僕らの夏休みProject」を担当し、史上初の『僕夏を年間3回行う』という挑戦を無事に成功させました。
物事の処理速度が早く、落ち着いた判断ができるだけでなく、自分と周りのポジティブな感情を持続させる能力があるれもん。4年間の活動を終え何を感じるのでしょうか。

1年ぶりに、都内ではあったがオフラインで開催できた僕夏での様子(画面中央)

 私は僕らの夏休みProject担当のインターンだったので、ボランティア募集から始まり、研修・ボランティアのマネジメント・オンラインイベントの現地サポーター集め・打ち合わせ・小学校とのコミュニケーションなど、役割は多岐に渡りました。

 僕夏は11年続いているプロジェクトなので、積み重ねてきた信頼を失わないように努めていました。例えばボランティアが不安を抱えていないか常に向き合うことや、現地サポーターへの迅速丁寧分かりやすい対応、また実施地域の先生方とは、コロナ禍ということもあり慎重な意見交換を意識しました。

 ことばの活動を通じて『これは何のためにやっているのか、誰のためにやっているのか』を常に意識するようになりました。『活動の先にいる人』を想像することで、作業としての仕事ではなく『誰かのために』動けるようになったように思います!

 また、社会人になる来年度は人の声を聞き、言葉で伝える仕事に就きますが、私のテーマは「生きづらさにフォーカスを当てること」。私は幸せなことに生きづらさを感じた経験は少ないのですが、コロナ禍や度重なる災害により日常が失われ、明日を生きることに前向きになれない人が多くいることを考えると、少しだけもったいないと感じることも。生きたくても生きられなかった人もいる中で「自分はどう人生をデザインする楽しさを感じていくか?」ということばのビジョンが、これから「言葉」を使って仕事をする私の中で生きていくと思っています。

●酒本陸(しゃけ)

インターン生を2年連続で務めたしゃけは、今年度をもってインターンを卒業し、学業に専念します。1年生の頃から僕らの夏休みProjectや僕らの夏祭りで活動し、今年度は『僕らのまなびば』事業を一手に引き受けて運営しました。
物事を多方面から吟味して、常に複数の立場から考えることができるしゃけは、対象となる子どもたちとの関係性づくりも自然で、大人気のメンバーでした。

「まなびば」のメインフィールドとなった豊島区の教育長との1枚(画面左)

 昨年度構想した「僕夏せんせい!」のリニューアルから継続して「僕らのまなびば」の担当をしてきました。企画内容の発案・ボランティア募集・研修・運営体制の構築をするだけでなく、8月からは池袋小学校での放課後学習支援のシフト管理や運営にも関わりました。独自イベントも行い、子どもたち、先生方、親御さんと幅広いやり取りをしてきました。

 この1年間は対象者に価値を提供するための“5W1H”を考え続けました。ことばの活動は、貧困など物質的な課題を解決する活動ではないため、難しく感じることもあれば、『間違いなく独自の価値を提供している!』という自信に繋がることもありました。まなびばや「社会貢献活動見本市」を通じて「自分たちは今何をしようとしているのか」の言語化が大事だと強く意識するようになりました。

 その一方で、初めての活動が多いことで人数も限られており、枠組み作りをしつつも、私も実際の活動に加わることが多い一年でした。それもあってか、活動全体を俯瞰的に見通す余裕がなかったことや、来年度、事情がありことばでの活動を断念することとなったことがくやしいです。

 しかし、人生の目標を考える際に「どんな世の中なら、次世代の子どもたちは自信を持って生きていけるだろうか?」と考える軸が出来たのはこの4年間あってこそ、情熱をもって取り組むメンバーに囲まれたからこそで、やってきて良かったです。ことばの理念が多くの人に浸透した未来で子どもたちが笑顔で生きているなら、その背景にはどんな要因があればよいか?そんなことを逆算しながら自分の人生をデザインする一年にしていく所存です。

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いかがでしたか??一人一人のことばでの1年間が、垣間見えてきたのではないでしょうか。後半戦も投稿しますので、どうぞお読みください!✨

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