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WHYの2つの特性

前回苦しい時は「なぜ」から
質問をスタートするのはやめましょうと
書きました。

今回はなぜ(WHY)が持つ特性について
お伝えしようと思います。
WHYはとてもパワフルな疑問詞。
だから上手に使うと自分に向き合うことも
できるし、相手の心を動かすこともできるんです。

だから使いこなすことで人生が変わると
言ってもいいくらい。
使いこなすコツをおつたえしますね。


WHYがもつ意味①

WHYってどんな時に使う疑問詞か
考えてみます。

大きく分けて2つ
一つ目は原因や理由を追求するとき。

具体例を出してみますね。
例えば子供が学校に遅刻をしたとします。

そんな時
「なんでいつも遅刻するの⁈」
これは相手の行動理由を聞いていますよね。

でもここで注意したいのは相手は
責められているように感じがちなこと。
この文章をちょっと怒りながら
読んでみてください。

どうですか?
責めている感じにみえませんか?

これ昔の私、よくやってました(苦笑)
そうすると子供はたいがいふてくされて
ケンカになる。
こんなパターンを繰り返してました。

このWHYの使い方の場合、
失敗した原因や理由を分析するのに有効です。
でも相手がある場合、相手によっては
受け入れられない場合があります。
子供だけでなく、浮気した夫を責める、
失敗した部下を責めるときにも
つい使いがち。
要注意ですよ。

なのでこのWHYの使い方のコツは
仕事などで原因を分析したい
理由を追及する必要があるときに
使いましょう。

自分に使うときは答えが出やすいときに
使いましょう。

前回の記事も参考にしてください。

WHYがもつ意味②


もう一つは意義を聞く時。
このWHYはパワフルです。
ぜひ使い方をマスターしてください。

具体例を見てください。
①「なぜこの仕事を始めようと思ったのですか?」
  価値や重要性を引き出す効果があります。


②「なぜそんなにうまくできるのですか?」
  感情を起こしたり、モチベーションを高める効果があります。


③「なぜ法を勉強しようとおもったのですか?」
  最終的な目的や効果、成果を求める効果があります。

上記のように、WHYには
その人の価値観や信念に触れることが
できます。
それはこのWHYが脳の感情をつかさどる
大脳辺縁系に影響を与え、感情を
動かすからと言われています。

脳の3層構造

大脳辺縁系は感情を動かす


では脳の構造を見てみましょう。
大脳は大きく分けて3階層に分かれています。
それぞれの役割は
1.生命維持に使われる脳幹(一番中心にある)
2. 本能に近い「感情」に関することを司る大脳辺縁系
3. 言語や論理的な思考や判断に関することを司る大脳新皮質(一番外側にある)

この大脳辺縁系にWHYは届く、
だから感情を動かすんです。

想いを伝えるときにはWHYからはじめよう


まとめます。
WHYに2つの特性があります。
1つ目は理由や原因追求するときに使う。
2つ目は意義を聞く時。


このWHYの特性を理解して
コミュニケーションやプレゼンの時に
いかしてみてください。

それはまず自分がなぜそれをしているのか、
つまり信念や理念、自分の価値観から話を
始めると、人はその信念や価値観によって
気持ちが揺さぶられたり、共感しやすくなります。

プレゼンの名手・アップル社の創業者ジョブスも
このWHYからプレゼンを始めています。

ぜひモデルとなる人を参考にTTP
徹底的にパクりましょう。
これNLPではモデリングと言います。
モデリングについてはまた別の機会に。

参考になったらスキでお知らせしてくださいね。

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